片山さつき (自由民主党)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

2026年3月26日・第221回国会 参議院 財政金融委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 29 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 208 発言)

プライマリーバランスについては、これは二〇〇一年でしたよね、小泉政権のときに国債三十兆円枠というのを掲げまして、非常にきつい、実行するのはきつい状況でした。三十兆円オーバーした年もあったと思いますし、そのときの公債依存度は今よりも一〇ポイント以上高く、大変な予算組みでございました。

二〇〇三、四、五というのを、私自身、予算をやっておりますが、今どころの大変さではなかったのをよく覚えておりますので、何しろ、とにかくそれを何とかしたいということで、入るを量りて出るを制すということで、プライマリーバランスということを掲げて、そのときに、当然、記憶しておりますのは、単年度の赤字の、赤字比率みたいなものもあったんですけど、それに近いことはEUとかがやっていますから、ただ、それでいくと、とてもじゃないけど、公債依存度が三十何%ですから、そこで設ける数字はなということがあって、入るを量りて出るを制すだったらいつかは達成できるんじゃないかという議論をしていたことを記憶しておりまして、たまたま自分が担当大臣のときに当初予算では今達成しておりますので、まあ大分掛かりましたけどね、ということではあったと思います。

それに加えて、小泉政権の最後、安倍政権に移る直前ぐらいに、やはりストックの目標の方も持っておかないと、そのプライマリーバランスは何年までにと何回も目標を設定しておりますが、逃げ水のように行きそうな感じもあったんだと思いますね、当時でも。ということを考えて、フローだけではなくてストックの方の目標もということでこういうものを導入して、それからずうっと、表現は違うけれども、掲げているということなんで、フローのものが全く要らないという思想は高市総理はおっしゃっていないと思います。

放漫財政では我々ありませんということもはっきり言っているんですが、単年度ごとのプライマリーバランスの黒字化に拘泥するよりも、強い経済の下、投資を増やす、筋肉質の経済にする、そういう運営が可能になるような複数年度とかも入れていきながら、複数年度で見る、バランスを確認する方法ではどうかというお考えで、我々も今そういったことに基本を置いた形で都度都度の閣議決定文とかを作っておりますので、今それを更にファイナライズするために、今年の骨太の方針に向けて、決して放漫財政ではなくて、プロアクティブで前向き財政なんだということを理解していただけるような形で、まあ、だから、転換したと言えば転換したんですけれども、全くフローとストック両方を見るということをなくしたわけでは全然ないということは言ってもいいのかなと思いますが、今から、全く投資に消極的でコストカット型だった経済を大きく転換するというそのメッセージ、財政に対するメッセージという意味では転換性があった方が当然いいわけで、これ財政メッセージって政治そのものですからね、という意味で申し上げているということではないかと思っております。

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