詳細な説明をありがとうございました。
次に、上下水道施設の更新に対する財政支援について伺いたいと思います。
令和六年能登半島地震や八潮市の道路陥没事故を受けて、国土交通省は、令和八年度予算で、重要管路更新の推進に係る個別補助を創設いたしました。この個別補助は、緊急輸送道路下や重要物流道路下の管路のほか、口径八百ミリ以上の水道管路、口径二千ミリ以上の下水道管路が対象とされております。
こうしたいわゆる重要管路等の延長は、圏域の面積が大きいほど長く延びることになります。例えば私の地元長野県では、全国四位の面積を有するということもあって、給水区域、処理区域は広範囲に分散して広がっております。そのために、対策が必要な基幹管路、重要管路延長、浄水処理場数等は全国平均に比べて大変多くなっております。具体的には、浄水場、配水池の数は全国一位、水道の基幹管路延長は全国十一位であるほか、下水処理場数は全国三位、下水道の重要管路延長は全国十位となっております。しかし、こうした施設を更新していくには、個別補助の採択要件となっている管路口径の大きさが壁になっております。
水道では、防災・安全交付金、耐震化事業の国費率が下水道に比べて低率で、特に老朽管更新に係る水道管路緊急改善事業の国費率は四分の一と、低くなっております。また、要望額に対してなかなか満額が措置されないことから水道事業者における負担が大きく、要件に該当しないため財政支援を受けられない事業者もおります。下水道でも同様で、防災・安全交付金が満額措置されていない上、個別補助の要件である口径の大きさも満たさない事業者に対する交付金要望額の措置率が低いと聞いております。
予防保全の観点から、上下水道システムの耐災害性強化と戦略的維持管理、更新のため、重要管路更新や耐震化に係る防災・安全交付金と個別補助事業の採択要件を緩和して国費率の引上げを行うとともに、十分な予算を確保すべきだと考えますが、金子大臣の御見解を伺います。
98
金子恭之(自民)国土交通大臣
羽田委員には、先日の本会議にも御質問いただきまして、ありがとうございます。
委員御指摘のとおり、路面下空洞調査を適切に実施をし、調査結果を踏まえた着実な空洞補修には、自治体に対する技術的、財政的な支援が必要であります。
技術的支援につきましては、国土交通省において、過去に発生した道路陥没事故などのデータを踏まえ、陥没が発生しやすい地質条件や道路条件など、重点的に調査を実施する箇所の考え方を整理しているところでございまして、今後、道路管理者や道路占用者で構成される地下占用物等連絡会議の場を通じて、自治体に周知してまいります。
財政的支援につきましては…
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99羽羽田次郎(立憲)
ありがとうございます。しっかりとした支援をしていただけるということだと思います。
道路地下空間マネジメントについて、次にお伺いしたいと思います。
今回の視察でも御説明いただきましたが、道路地下空間には、下水道のほかにも様々な占用物が埋設されております。本法律案では、道路占用許可に係る手続規定が改正されて、電柱、電線、水管、下水道管、ガス管等の維持管理に関する事項について申請書に記入することとされております。社会資本整備審議会道路分科会の議論の中では、下水道以外にも破損した際の影響が大きい占用物があるのではないかとの指摘がありました。
国土交通省とし…
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100沓沓掛敏夫国土交通省道路局長
お答え申し上げます。
道路における占用物件は、委員御指摘のとおり、地下に埋設されている管路のほかに、電柱であったりですとか、あるいは看板ですとか、そういったものが地上に設置されている物件もございます。
破損によって住民生活に重大な影響が及ぶものとしましては、いろいろな影響があると思うんですが、やはり今回の八潮であったような下水道管、特に大きな径の下水道管であったり、あるいは水道管ですね、よくニュースでも噴き出ているような映像が出ておりますが、水道管あるいはガス管、さらに、よく災害のときに電柱などが倒れて道路が塞がれるようなことがあります。こういった占…
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- (上の発言)
101羽羽田次郎(立憲)
詳細な説明をありがとうございました。
次に、上下水道施設の更新に対する財政支援について伺いたいと思います。
令和六年能登半島地震や八潮市の道路陥没事故を受けて、国土交通省は、令和八年度予算で、重要管路更新の推進に係る個別補助を創設いたしました。この個別補助は、緊急輸送道路下や重要物流道路下の管路のほか、口径八百ミリ以上の水道管路、口径二千ミリ以上の下水道管路が対象とされております。
こうしたいわゆる重要管路等の延長は、圏域の面積が大きいほど長く延びることになります。例えば私の地元長野県では、全国四位の面積を有するということもあって、給水区域、処理区域は広範囲に分散して広がっております。そのために、対策が必要な基幹管路、重要管路延長、浄水処理場数等は全国平均に比べて大変多くなっております。具体的には、浄水場、配水池の数は全国一位、水道の基幹管路延長は全国十一位であるほか、下水処理場数は全国三位、下水道の重要管路延長は全国十位となっております。しかし、こうした施設を更新していくには、個別補助の採択要件となっている管路口径の大きさが壁になっております。
水道では、防災・安全交付金、耐震化事業の国費率が下水道に比べて低率で、特に老朽管更新に係る水道管路緊急改善事業の国費率は四分の一と、低くなっております。また、要望額に対してなかなか満額が措置されないことから水道事業者における負担が大きく、要件に該当しないため財政支援を受けられない事業者もおります。下水道でも同様で、防災・安全交付金が満額措置されていない上、個別補助の要件である口径の大きさも満たさない事業者に対する交付金要望額の措置率が低いと聞いております。
予防保全の観点から、上下水道システムの耐災害性強化と戦略的維持管理、更新のため、重要管路更新や耐震化に係る防災・安全交付金と個別補助事業の採択要件を緩和して国費率の引上げを行うとともに、十分な予算を確保すべきだと考えますが、金子大臣の御見解を伺います。
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金子恭之(自民)国土交通大臣
上下水道は国民生活や経済活動に不可欠な重要インフラの一つであり、強靱で持続可能な上下水道の構築に向け、しっかりと取り組んでいくことが重要だと認識をしております。
このため、国土強靱化実施中期計画に上下水道施設の耐震性強化等災害対応力の向上と戦略的維持管理、更新を位置付けるとともに、令和八年度予算において、事故発生時に多数の地域住民に重大な影響を及ぼす上下水道管路の更新を重点的に支援する補助制度を創設するなど、上下水道の強靱化に計画的、集中的に取り組んでおります。
このように、補助制度の充実等を行っているところであり、また、先ほどお話がありましたが、補…
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103羽羽田次郎(立憲)
先日視察をさせていただいた八潮市の場合も、これ完全な復旧復興までに大体三百億ぐらい掛かるんじゃないかなんという話も現場でされておりましたが、一たび事故が起こると本当に莫大なお金が掛かってしまうというのがあるので、当然、めり張りを付けた予算の配分というのが必要なのは承知しておりますが、やっぱり事故が起きてからでは遅いということで、しっかりとした補助をお願いしたいというふうに思います。
次に、広域化について伺います。
本法律案では、広域化が論点の一つで、繰り返し皆様からも御質問があったと思います。私も代表質問でも申し上げましたが、二〇一八年に改正した水道…
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佐々木紀(自民)国土交通副大臣
ありがとうございます。
今ほど、上田市が広域連携を見送る判断を行ったということについて御質問がありました。
ただ、多くの自治体においては、単独で事業運営していくことが困難になっていく中で執行体制を強化して事業をより効率的に進めていくために、複数自治体が一体となって広域連携に取り組んでいくということがやはり重要なんではないかと考えております。そのためには、地域の核となる自治体を中心に複数の自治体間で連携の枠組みなどについてしっかりと議論することが重要でありまして、本法案に広域連携推進のための協議会の規定を盛り込み、関係自治体の間で十分な協議をしていただ…
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