黒田秀郎厚生労働省老健局長

2026年6月18日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 7 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 145 発言)

お答え申し上げます。

複合的な課題を抱える高齢者の増加に伴いまして、ケアマネジャーの役割の重要性は増大をしております。そうした中で、その専門性を生かして個々の利用者のケアマネジメント業務に注力をしていただくということが肝要でございまして、ケアマネジャーの方々への負担軽減等の環境整備が重要でございます。

こうした観点から、今回の法改正では、頼れる身寄りのない高齢者等への支援として、ケアマネジャーがこれまで対応せざるを得なかったいわゆるシャドーワークにつきまして、市町村が主体となって地域課題として対応できるように、まず、地域ケア会議の実施につきまして市町村から地域包括支援センターへの委託ができることとすると、あわせて、障害や生活困窮といった他分野も含めた関係会議、関係主体との連携といったことを法律に明記をいたしまして、地域ケア会議での実効的な議論を推進するための枠組みの整備を行うことを予定をしております。

あわせまして、委員御指摘くださった更新制の廃止、それに伴う研修の見直しについてでございますが、ケアマネジャーの法定研修につきましても、研修受講を要件とした資格の更新制を廃止いたします。これと併せて、資質の維持等の観点から定期的な研修を求めるということを盛り込んでおります。

加えまして、受講者の経済的、時間的負担を軽減をするために、研修の内容につきましても、まず、五年間など一定の期間内での分割受講を可能とすること、特に時間数が多くて負担が大きい研修課程を中心に全体の時間数を可能な限り縮減すること、全国一律的、統一的な実施が望ましい研修内容につきましては国レベルで一元的に教材を作成をし、オンライン、オンデマンドによる受講を可能とすること等の見直しを予定をしております。

こうした取組を通じまして、ケアマネジャーの業務負担を軽減しつつ、専門性を十分に発揮し、安心して働き続けることができる環境の整備に努めてまいりたいと存じます。

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