原田秀一 (国民民主党)

2026年6月8日・第221回国会 参議院 決算委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 100 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 206 発言)

ありがとうございます。

最後に申し上げます。

資産形成において最も重要なのは、特定資産への一極集中の回避です。現在のNISAは、米国株式インデックスファンドへの過度な資金偏重が見られ、また、本日も日経平均が一時三千円下がりましたが、将来の世界的な株安や為替リスクに対して、家計資産が一蓮託生で打撃を被るリスクを内包しています。真の分散投資とは、株式というリスク資産と債券という安定資産を適切に組み合わせることにほかなりません。

特に現役を退いたシニア世代にとって、確実な利子収入を得られる個別国債の直接保有はポートフォリオの核となる最重要資産です。投資の世界では、百引く年齢が株式の保有比率で、残りが債券とも言われています。この法則に従うと、七十歳の方は金融資産の三割が株式で、残りは七割は債券であるべきとなります。高齢化社会の我が国において、シニア層にリスクの高い株式、投信か、ほぼ金利のない預金かの二者択一を迫るNISA制度は余りに不親切です。

家計資産の健全なポートフォリオ構築を促す制度こそが国の資産形成支援のあるべき姿です。NISAへの組入れは、貯蓄から投資への流れに逆行するものでは断じてありません。金利のある世界に変わった今、国民の安定的な資産形成と国の財政金融政策の安定という、国家と国民の双方に資する制度本来の目的を完遂するための不可欠なアップデートです。国債のNISA対象について、是非前向きな検討を開始したいと、開始していただきたいということを強くです、お願いしまして、私の質問を終わります。

ありがとうございました。

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