ありがとうございます。
ちなみに、国債組入れは英国だけの特殊事情ではありません。米国のIRAにおいても国債直接保有は認められておりますし、カナダのTFSAでも国債は直接保有できます。英国、米国、カナダ、韓国等、多くの主要国も非課税の資産形成口座において自国国債を当然の保有対象としています。この事実を是非考慮をいただきたいと思います。
続きまして、次の質問に移ります。
制度創設時の歴史的経緯を振り返ると、不可解な事実に行き当たります。平成二十五年度の税制改正要望において、監督官庁である金融庁自身がNISAの対象商品として公社債を含めることを明確に要望しておりました。当時の金融庁は、国民の幅広い資産形成には、よりリスクの低い債券を組み入れることが不可欠であるという健全な金融理論に基づいて制度設計をしようとしていたのです。ところが、最終的な制度において、公社債は除外されました。金融庁が要望したにもかかわらず、採用されなかった理由は何だったのか、当時どのような議論が行われていたのか、政府の客観的な認識を伺いたいと思います。
私は、その背景には、金融理論上の必然性はなく、二〇一四年当時のアベノミクス下における政策的詮索があったんではないかと推測しています。すなわち、家計に眠る個人資産を株式市場へ集中誘導して株価を押し上げ、日本企業の成長期待を演出するという当時の政治的判断です。国債除外は、制度上不可欠な要件ではなく、当時のマクロ経済状況が生んだ政策目的によるゆがみではないでしょうか。大臣の率直な御認識を求めます。
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後藤斎(国民)
以上で終わります。ありがとうございました。
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90原原田秀一(国民)
国民民主党・新緑風会の原田秀一です。
本日は、我が国の個人資産形成を支える中核制度であるNISAへの国債組入れ解禁について質疑をいたします。
まず前提として、我が国は、長らく続いたデフレとゼロ金利時代を完全に終え、金利のある世界へ明確に移行しています。日銀の金融政策修正に伴い、十年物国債の利回りは二・七%まで急上昇し、三十年ぶりの高水準、二十年物国債も五年前の〇・四四%から三・五%と八倍に上昇しています。大幅な価格変動リスクを伴う本格的な投資商品となっています。
そこで、国際比較の観点から伺います。
日本のNISAのモデルとなった英国のISAでは…
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
英国のISAでは、国民の貯蓄率の向上を目的とした制度でありますので、御指摘のとおり国債を含めた幅広い商品が対象となっております。そのように承知しております。
一方で、我が国のNISAは、国民の投資への関心を高め、貯蓄から投資への流れを促進することを目的とする制度でありますので、上場株式等のみがNISAの対象とされ、上場株式等の譲渡益等に係る一〇%の軽減税率の廃止と同時に導入された経緯があるものと理解をしております。
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- (上の発言)
92原原田秀一(国民)
ありがとうございます。
ちなみに、国債組入れは英国だけの特殊事情ではありません。米国のIRAにおいても国債直接保有は認められておりますし、カナダのTFSAでも国債は直接保有できます。英国、米国、カナダ、韓国等、多くの主要国も非課税の資産形成口座において自国国債を当然の保有対象としています。この事実を是非考慮をいただきたいと思います。
続きまして、次の質問に移ります。
制度創設時の歴史的経緯を振り返ると、不可解な事実に行き当たります。平成二十五年度の税制改正要望において、監督官庁である金融庁自身がNISAの対象商品として公社債を含めることを明確に要望しておりました。当時の金融庁は、国民の幅広い資産形成には、よりリスクの低い債券を組み入れることが不可欠であるという健全な金融理論に基づいて制度設計をしようとしていたのです。ところが、最終的な制度において、公社債は除外されました。金融庁が要望したにもかかわらず、採用されなかった理由は何だったのか、当時どのような議論が行われていたのか、政府の客観的な認識を伺いたいと思います。
私は、その背景には、金融理論上の必然性はなく、二〇一四年当時のアベノミクス下における政策的詮索があったんではないかと推測しています。すなわち、家計に眠る個人資産を株式市場へ集中誘導して株価を押し上げ、日本企業の成長期待を演出するという当時の政治的判断です。国債除外は、制度上不可欠な要件ではなく、当時のマクロ経済状況が生んだ政策目的によるゆがみではないでしょうか。大臣の率直な御認識を求めます。
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
金融庁は、平成二十五年の税制改正において、NISAの対象に上場株式等に加えて公社債等を含めることを当初要望していたと、これは事実でございます。
その上で、その年の税制改正プロセスで議論された結果として、平成二十五年度の税制改正大綱においては、家計の安定的な資産形成を支援するとともに、経済成長に必要な成長資金の供給を拡大することを目的に、上場株式等を対象商品としたNISAの実施が決められたと、こういう経緯と承知をしております。
この経緯を踏まえまして、金融庁としては、NISAの対象商品については、貯蓄から投資への流れの促進、経済成長に必要な成長資金の供…
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94原原田秀一(国民)
ありがとうございます。
これまで政府は、NISAはあくまで投資促進の制度であり、元本保証である国債は制度の趣旨になじまないと説明を行ってきました。しかし、この説明は、今日の国債金利環境下では整合しないのではないかと考えています。
先ほど申し上げたとおり、十年物国債の利回りは五年前の〇・〇五%から急上昇し、足下二・七%に達しています。金利変動によって国債価格は日々変動し、特に二十年債、三十年債といった超長期の国債は、金利変動に対する価格の反応度が高く、金利が僅かに上昇するだけでも債券価格は大きく上下します。
例えば、三十年債を新発から三十年間ずっと持…
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
国債を満期前に売却した場合に購入時と異なる価格で売却されることがあり得ると、これは委員のおっしゃったように事実でございます。
通常、ただし国債を満期まで保有した場合には元本割れは生じませんで、国債はそれは元本保証の商品に類するということは、これは皆さんお認めになるところではないかとも考えております。
特に、個人に発行している個人向け国債につきましては、例えば購入から一年経過後に途中解約した場合であっても元本割れが生じないという設計になっているものと承知しております。
これらの点を踏まえますと、元本保証のある預金に類する貯蓄性の商品であると、国債につ…
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