百田尚樹 (日本保守党)

2026年7月16日・第221回国会 参議院 経済産業委員会 第14号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 239 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 250 発言)

まあ恐らく政府はそう答えるんでしょう。そう答えるしかないと思いますが。

これらは全て二〇一五年のパリ協定に基づいているわけですが、アメリカは既に今年、二〇二六年の一月やったと思いますが、パリ協定から正式に離脱しております。そして、ヨーロッパ諸国はどうかといいますと、ヨーロッパ諸国は既に脱炭素からどんどん後退しています。自動車産業やその他の製造業ではCO2排出に関して様々な緩和がなされています。EV諸国、ごめんなさい、EUの諸国のこうした態度は国際的にはこう見られています。EUは脱炭素だけを最優先する時代から産業競争力とのバランスを取る時代に入っていると、こういう評価です。

こんな中で、日本だけがもう本当にこのパリ協定を忠実に、二〇五〇年までにカーボンニュートラルを一生懸命やると、こうなったら、はっきり言いまして、欧米に比べて日本だけが産業的にがたがたになるわけですよ。ほかの国はもうみんな建前上はやっているふりをしながら、どんどん現実には後退していると。日本だけがその目標に向かって進み続けているということで、本当に大変なことになります。

先ほど私、先ほどというか、前回にも私ここで言いましたけれども、日本がCO2をゼロに排出したとして、じゃ、地球温暖化に、脱炭素にどれだけ貢献したかといいますと、この間言うたんですが、また繰り返します。日本は今、全地球の二・七%を排出して、CO2を排出しているんですが、これをゼロにしても、地球温暖化に対する貢献度は〇・〇〇〇四五度下げることしかできない。

これも、もう一回繰り返しますが、〇・〇〇〇四五度、私は全く、どんな温度か全く認識できません。ちょっと調べてみましたら、六畳間で、六畳間の温度があったとして、これを、手を一回こするだけでその六畳間が〇・〇〇〇四五度以上上がるというんですね。つまり、日本がCO2を全部ゼロにして、そして日本社会がほとんど死に絶える、こんな状況になっても、地球温暖化にはそれだけの貢献しかできない。

果たして、これを本当に日本政府は、この欧米、アメリカは撤退した、そしてヨーロッパもどんどん後退しているこの中で、本当にこの第七次エネルギー計画、これをパリ協定に向けて一生懸命忠実に守っていく、これ日本だけがばかを見ますよ。これ、経産省の中で、これはちょっとおかしいんじゃないかという声が出ているんでしょうか。質問いたします。

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