大橋弘東京大学副学長・大学院経済学研究科教授

2026年7月14日・第221回国会 参議院 経済産業委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 92 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 120 発言)

ありがとうございます。

まず、市場自体はメリットが存在すると思います。ある意味、垂直統合で電気を流すと、結局その電気に関われる事業者の数というのは相当制限がされてしまいます。市場という形であると、ある意味、新しい事業者も市場にアクセスすることによって電気のビジネスに入ることできますし、あとはあれですよね、電力事業としてもある種そこで競争が起きますので、競争の風にさらすことによって、ある種緊張感、業界としての緊張感が生まれるということがあると思います。

恐らく、今の問題は、電力の多分工学的な観点でこうなっちゃったと思うんですけど、その機能別に市場をつくった結果、相当数の市場が今存在をしているということになります。多分、片手で収まらないぐらいの数になってしまって、これを一旦横串刺して何が起こっているのかということを見ることが相当難しくなってしまっている。本来、市場ができたら、その市場のパフォーマンスで金融機関が格付するとかそういうことをやればいいんですけど、余りにも数が多いんで金融機関もそれ放棄しちゃっているんだというふうに認識しています。

そういう意味でいうと、ある種、今の市場のある意味流れをもう一回、もう少し分かりやすい簡素化した形で統合していくというふうなことをやっていかないと、なかなか市場が多いとその分だけそのさや抜きの行為も増えていきますので、いろんな、何というかな、本来市場で狙っている以外の行為が出てきちゃうことを私、懸念しています。そういう意味で、相対も関わりながら、その市場をもう少しこなれた形に持っていくというのが次のステージなのかなというふうに思います。

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