立憲民主・無所属の三上えりです。
今日は、PFAS汚染について質問いたします。
今私は、水俣病について、被害者の皆様とともに活動をさせていただいております。最初は原因が分かりませんでした。結果、多くの被害者を生む公害病となりました。公式確認から今年で七十年、いまだに病気で苦しまれている方、救済されていない方々が多くいらっしゃいます。先日、水俣病被害者救済新法案を超党派で提出させていただきました。本日取り上げるPFASが更に広がることのないように、その思いも込めて、丁寧に質問をさせていただきます。
そもそも、PFASとは、一万種類以上あるとも言われている有機フッ素化合物の総称です。自然界ではほとんど分解せず、人体や水、土壌といった環境の中に長く残ることから、永遠の化学物質とも呼ばれています。このPFAS、熱に強いだけでなく、水をはじき油もはじくことから、フライパン、炊飯器、レインコートといった生活用品、また自動車、そして半導体の製造といった、これは台所から宇宙までと言われるほど様々な用途で使われてきました。
PFASのうちPFOSとPFOAなどは発がん性が指摘され、健康への影響が懸念されています。我が国においても製造、輸入等が禁止されています。例えば、泡消火剤などはその在庫量の調査が進んでおらず、いまだ広く存在しているのではないかと疑われております。
全国で基準を超える検出が相次いでいます。私の地元東広島市でも、飲み水として利用していた井戸水から尋常ではない値のPFAS成分が検出されました。汚染が検出されたすぐ上流に米軍の川上弾薬庫がありまして、汚染源である可能性が指摘されてはいるものの、敷地内の調査は実現しておらず、住民の不安は解消されておりません。このように、高濃度のPFASが確認されているにもかかわらず、汚染源が確定できないために問題が解決されていない事例が全国各地で相次いでいます。
各地域で動いているのは住民団体です。原因究明と汚染除去に向け、行政や企業に対し様々な働きかけを行っています。今年五月、各地で活動する住民団体が全国組織、PFAS全国連絡会を立ち上げました。連絡会については、二十の都道府県から五十二もの団体が参加しています。
環境省はこれまで、水道水の基準の強化をするとともに、検出された際には自治体に対し支援を行っております。にもかかわらず、このように各地で健康影響に関する不安が高まっている状況について、大臣、どのようにお考えでしょうか。
4
猪口邦子(自民)
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
環境及び公害問題に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、内閣府政策統括官松下整君外十二名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言のページ
5
猪口邦子(自民)
御異議ないと認め、さよう決定いたします。
─────────────
この発言のページ
6
猪口邦子(自民)
環境及び公害問題に関する調査を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
この発言のページ
- (上の発言)
7
三上えり(立憲)
立憲民主・無所属の三上えりです。
今日は、PFAS汚染について質問いたします。
今私は、水俣病について、被害者の皆様とともに活動をさせていただいております。最初は原因が分かりませんでした。結果、多くの被害者を生む公害病となりました。公式確認から今年で七十年、いまだに病気で苦しまれている方、救済されていない方々が多くいらっしゃいます。先日、水俣病被害者救済新法案を超党派で提出させていただきました。本日取り上げるPFASが更に広がることのないように、その思いも込めて、丁寧に質問をさせていただきます。
そもそも、PFASとは、一万種類以上あるとも言われている有機フッ素化合物の総称です。自然界ではほとんど分解せず、人体や水、土壌といった環境の中に長く残ることから、永遠の化学物質とも呼ばれています。このPFAS、熱に強いだけでなく、水をはじき油もはじくことから、フライパン、炊飯器、レインコートといった生活用品、また自動車、そして半導体の製造といった、これは台所から宇宙までと言われるほど様々な用途で使われてきました。
PFASのうちPFOSとPFOAなどは発がん性が指摘され、健康への影響が懸念されています。我が国においても製造、輸入等が禁止されています。例えば、泡消火剤などはその在庫量の調査が進んでおらず、いまだ広く存在しているのではないかと疑われております。
全国で基準を超える検出が相次いでいます。私の地元東広島市でも、飲み水として利用していた井戸水から尋常ではない値のPFAS成分が検出されました。汚染が検出されたすぐ上流に米軍の川上弾薬庫がありまして、汚染源である可能性が指摘されてはいるものの、敷地内の調査は実現しておらず、住民の不安は解消されておりません。このように、高濃度のPFASが確認されているにもかかわらず、汚染源が確定できないために問題が解決されていない事例が全国各地で相次いでいます。
各地域で動いているのは住民団体です。原因究明と汚染除去に向け、行政や企業に対し様々な働きかけを行っています。今年五月、各地で活動する住民団体が全国組織、PFAS全国連絡会を立ち上げました。連絡会については、二十の都道府県から五十二もの団体が参加しています。
環境省はこれまで、水道水の基準の強化をするとともに、検出された際には自治体に対し支援を行っております。にもかかわらず、このように各地で健康影響に関する不安が高まっている状況について、大臣、どのようにお考えでしょうか。
8
石原宏高(自民)環境大臣・内閣府特命担当大臣(原子力防災)
お答え申し上げます。
PFASについては、地域の方々から不安や対策を求める声が上がっていることは真摯に受け止めたいというふうに思います。科学的知見を踏まえた対応をしっかりと引き続き着実に進めてまいりたいと思います。
第一には、飲み水からの健康リスクを減らすことが重要です。水道水のPFOS、PFOAについては、遵守及び水質検査の義務がある水道水質基準を設定し、本年四月から施行しているところであります。引き続き、本制度を着実に執行してまいります。
また、国民の皆様に正しく知っていただくことも重要であります。そのため、PFASの健康影響についての研究等に…
この発言のページ
9
三上えり(立憲)
飲み水に含まれるPFOSとPFOA、二つの物質については、この四月一日から水質基準へと格上げされました。これによって、水道事業者等に対し、法令に基づく水質基準の遵守、検査が義務付けられました。
水道水におけるPFOS、PFOAの水質基準ですけれども、これ、合算値で五十ナノグラムとされていますが、その根拠となった耐容一日摂取量を教えてください。
この発言のページ
10中中裕伸内閣府食品安全委員会事務局長
お答え申し上げます。
この耐容一日摂取量につきましては、食品安全委員会の中に設置されましたPFASワーキンググループ、こちらで評価をいただきまして定めたものでございます。
委員御質問の耐容一日摂取量の算定に当たって、その根拠となるエンドポイント、すなわち有害影響を評価するための指標となる生物学的事象を特定するために、海外評価機関による評価の前提となった科学的根拠を一つ一つ精査し、その中から特定するという方法が取られました。
その結果として、PFOAについては、米国EPAが採用しているマウスの生殖・発生毒性試験で見られた、胎児の手足の指において骨にな…
この発言のページ