小幡績慶應義塾大学大学院教授

2026年3月10日・第221回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 39 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 188 発言)

どう答えていいかちょっと迷いますけれども、まず、最後のお話でいえば、それは私の考えと正反対で、つまり、強いものをより強くするので、それは民間に任せておけばいい。公立学校あるいは公教育の重要性というのは、弱い者を自分の力で生きていけるように助けるということですから。

選択に任せると、強いものはより強くなるわけなので、教育は全く正反対で、全ての公立学校、とりわけ義務教育、とりわけ小学校、そこにとことん支援するということをするべきだと思います。

それで、それは失敗しますね、間違いなく。よく言われるのは、文部科学省体制の悪口を言うとまた怒られますけれども、今の体制で、例えば大学ならいいですね、今の大学に金を入れても機能しないんですよ。アメリカの大学みたいにすごくいい雰囲気があるわけじゃないので、金を入れても、形式的な業績争いになりますから。大学改革せずに大学に金を突っ込んでも無駄です。小学校も恐らくそういう面はあると思います、私は小学校の教員じゃないから分かりませんけれども。ただ、やるべきところはそこである。

私の私案でいえば、やはりもっと小さく丁寧にやるべきだと思うんですね。つまり、例えば、会社というのは広報がいるじゃないですか。小学校も広報をやって、いわゆるモンスターペアレンツの対応は、先生は、担任が全部責任を持つわけじゃなくて、担任の先生は子供を見て授業に専念する、広報は広報担当がやる。教員は不足していますけれども、一般的な人はいますから。部活はもっと部活の先生にお金を払ってやるという、分業体制をつくる。例えばそういう丁寧な投資をすべきだと思います。

これも必ず失敗すると思います。だから、試行錯誤が重要だと思います。それは地方自治体の独自、国でやるべきことではないような気もします。

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