中道改革連合・無所属の平林晃です。
本日も差し替えで質問に立たせていただくことになりました。よろしくお願いを申し上げます。
昨日の三名の参考人の皆様の御意見、私も拝見をさせていただきました。大変示唆に富むものであり、勉強となったところでございます。
とりわけ村山参考人のお言葉は、三十九年間の実務経験に基づくこととともに、現役の裁判官の皆様の声も集めておられるということで、極めて重要だと思って受け止めさせていただいております。最後の言葉にもございましたけれども、今このときに国会に身を置き、しかも、この法案質疑に加わらせていただいている重大な使命を厳粛に受け止めながら質問させていただけたらと思っております。
私がこれまで一貫して申し上げてきたこと、それは、再審法改正に限ったことではなくて、刑事司法に対する国民の信頼が今大きく揺らいでいるということであります。
袴田事件などの冤罪、大川原化工機事件のようなでっち上げと長期勾留、プレサンス事件のような不適正な取調べ、大阪地検幹部による部下への性加害事件、そして佐賀県警のDNA型鑑定不正問題など、枚挙にいとまがない。そして、これらの事案では、事後対応がまた警察や検察の組織への不信を深めることになっている。
問題が起きた後に組織が自らを十分に検証できているのか、国民の信頼を回復するものになっているのか。私は、残念ながらそうなっていないように感じております。組織の体質を温存したままで、内部で対応を済ませようとしている、こう感じているところでございます。そうであるからこそ、深く関与した職員が辞職せざるを得なくなっているのではないか。
実際、大川原化工機事件では、警察内部の捜査に疑念を抱いた警察官が、この春、退職に追い込まれている。大阪地検の北川被告による部下の女性への性加害事件では、被害者が職場を去らざるを得なくなりました。これは最悪の状況ですよね。こういう事件において、こういうことがあってはならない。これを恐れて被害者の方が泣き寝入りをする、こういうことがあるわけであって、そんなことがこの検察の組織に絶対にあってはならないと思うわけですけれども、それが起きてしまっている。余りにおかしいと感じているところでございます。
そこで、まず伺います。
法務省及び警察庁は、こうした不祥事の原因がどこにあると考えているのか。事後対応の在り方はこれでいいのでしょうか。それぞれの認識を伺います。大臣、お願いします。
1井井上英孝(維新)
これより会議を開きます。
内閣提出、刑事訴訟法の一部を改正する法律案及び西村智奈美君外三名提出、刑事訴訟法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
この際、お諮りいたします。
両案審査のため、本日、政府参考人として警察庁長官官房審議官遠藤剛君、法務省民事局長松井信憲君、法務省刑事局長佐藤淳君及び法務省訟務局長坂本三郎君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言のページ
2井井上英孝(維新)
御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
―――――――――――――
この発言のページ
3井井上英孝(維新)
質疑の申出がありますので、順次これを許します。平林晃君。
この発言のページ
- (上の発言)
4平平林晃(中道)
中道改革連合・無所属の平林晃です。
本日も差し替えで質問に立たせていただくことになりました。よろしくお願いを申し上げます。
昨日の三名の参考人の皆様の御意見、私も拝見をさせていただきました。大変示唆に富むものであり、勉強となったところでございます。
とりわけ村山参考人のお言葉は、三十九年間の実務経験に基づくこととともに、現役の裁判官の皆様の声も集めておられるということで、極めて重要だと思って受け止めさせていただいております。最後の言葉にもございましたけれども、今このときに国会に身を置き、しかも、この法案質疑に加わらせていただいている重大な使命を厳粛に受け止めながら質問させていただけたらと思っております。
私がこれまで一貫して申し上げてきたこと、それは、再審法改正に限ったことではなくて、刑事司法に対する国民の信頼が今大きく揺らいでいるということであります。
袴田事件などの冤罪、大川原化工機事件のようなでっち上げと長期勾留、プレサンス事件のような不適正な取調べ、大阪地検幹部による部下への性加害事件、そして佐賀県警のDNA型鑑定不正問題など、枚挙にいとまがない。そして、これらの事案では、事後対応がまた警察や検察の組織への不信を深めることになっている。
問題が起きた後に組織が自らを十分に検証できているのか、国民の信頼を回復するものになっているのか。私は、残念ながらそうなっていないように感じております。組織の体質を温存したままで、内部で対応を済ませようとしている、こう感じているところでございます。そうであるからこそ、深く関与した職員が辞職せざるを得なくなっているのではないか。
実際、大川原化工機事件では、警察内部の捜査に疑念を抱いた警察官が、この春、退職に追い込まれている。大阪地検の北川被告による部下の女性への性加害事件では、被害者が職場を去らざるを得なくなりました。これは最悪の状況ですよね。こういう事件において、こういうことがあってはならない。これを恐れて被害者の方が泣き寝入りをする、こういうことがあるわけであって、そんなことがこの検察の組織に絶対にあってはならないと思うわけですけれども、それが起きてしまっている。余りにおかしいと感じているところでございます。
そこで、まず伺います。
法務省及び警察庁は、こうした不祥事の原因がどこにあると考えているのか。事後対応の在り方はこれでいいのでしょうか。それぞれの認識を伺います。大臣、お願いします。
5
平口洋(自民)法務大臣
お答えいたします。
検察の活動は国民の信頼の上に成り立っておりまして、検察権の行使の適正さに疑いが生ずるようなことがあれば検察の活動を揺るがしかねないというところ、近時、刑事司法、とりわけ検察の活動に対して様々な厳しい御指摘、御批判があることは私も痛感しておりまして、重く受け止めております。
御指摘のような事態の原因等については、個別事件の評価にわたり得るものであり、また一概に申し上げることも困難でありますが、検察当局においては、例えば、不適正な取調べが行われる原因を分析し、最高検刑事部長名で対策を指示する、また、近時の再審無罪事件における捜査、公判…
この発言のページ
6遠遠藤剛警察庁長官官房審議官
お答えいたします。
委員御指摘のとおり、近時、警察の捜査活動について様々な厳しい御指摘があることは、警察庁としても重く受け止めているところでございます。
その上で、不適正事案等の要因につきましては、その態様が様々であるため、一概にお答えすることは困難でありますけれども、警察捜査は国民の信頼の上に成り立つものであり、これまでも、個別の不適正事案に応じて反省すべきは反省し、得られた教訓を踏まえて必要な再発防止策に取り組んできたところでございます。
警察庁といたしましては、今後とも、緻密かつ適正な捜査が徹底されるよう、都道府県警察に対して必要な指導を行っ…
この発言のページ
7平平林晃(中道)
今の御答弁を伺っていても、どうしても内部からの視点を出られていない、こう感じるわけですけれども、個別のことを聞かないと具体的には答えられないということですので、佐賀県警のDNA型鑑定の問題に関してお聞きしたいと思います。
この問題に関しましては、警察庁による特別監察が行われていて、その内容が報道されていますけれども、そこは省略しますが、これは本当に、この特別監察の結果は正しいんでしょうか。二百三十九件と、百十件追加されたりとかですね。あるいは、誤認逮捕や誤った有罪判決は本当にないのか。そんなことがあればまさに冤罪ですので、あったなんて言えるわけがないで…
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