私は、やはり、今回の再審法の改正というのは、まさに冤罪被害者当事者本位のものでなければいけない、そこが出発点でなければいけないというふうに思うんですけれども、しかし、今の答弁を聞いていますと、結局、どういったものを出せばまさに関連性のある証拠ということで提出命令がなされるのかどうか、だんだんだんだん分からなくなってきまして、皆さんが指摘しているとおり、そういった意味でも、どういった証拠があるのかというリスト、一覧、これをやはり出す必要があるということの必要性を改めて強く感じました。
ちょっと更に進めていきますけれども、次に、東電OL事件であります。
この前、和田委員も質問しておられたと思うんですけれども、こちらの方は、二〇〇五年の三月に再審請求が行われて、証拠開示を請求していたところ、二〇一〇年に至って、やっといろいろな証拠が出てきた。体液であったりその鑑定の結果であったりというようなことでですね。それで、その経過の中で、開示された鑑定関連資料で、被害者の体に残されていた体液と現場で見つかった体毛がゴビンダさん以外の第三者であるということが判明して、有罪判決に合理的な疑いが生まれたというような経過でありました。
この事件について、新しい制度の下で、こういった証拠、これは開示されることになるんでしょうか。
77佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
新規性というのはまさに新規性という話ですけれども、明白性というのは、この証拠があれば、旧証拠と新証拠を総合評価して、再審請求人が犯人であることに合理的な疑いを抱かせるような証拠を指すというふうに理解しておりまして、そのような意味で、新規証拠は出さなければなりませんが、それに明白性があるかどうかという形で再審請求審は行われていく、運営されていく、裁判所がいろいろな諸事情を勘案して運営を進めていくということになりますけれども。
そのような中で、例えば、そのような自らの再審請求理由、その主張に関連すると認められれば証拠の提出命令制度が適…
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78
西村智奈美(中道)
ちょっと分からないんですけれども、何か、今、新規性と明白性を総合評価して関連性が判断されるということになるんですかね。どうなんですか。
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79佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
新規性というのは、確定審とか、それまでの別の再審請求審、終わった再審請求審において出されていなかった証拠という意味でありまして、それは新規性と呼んでおります。
今、総合評価などと答弁したのはまさに明白性のところでありまして、字義どおり読むと、その証拠だけをもって犯人でないと確実に言えるというような読み方が元々できる条文の書きぶりになっているわけですけれども、累次の最高裁の決定によりまして、それは、その証拠だけでは直ちにこの人は犯人じゃないというふうに認められるわけではないけれども、その証拠と旧証拠、既に確定審だとか過去に取り調べら…
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- (上の発言)
80
西村智奈美(中道)
私は、やはり、今回の再審法の改正というのは、まさに冤罪被害者当事者本位のものでなければいけない、そこが出発点でなければいけないというふうに思うんですけれども、しかし、今の答弁を聞いていますと、結局、どういったものを出せばまさに関連性のある証拠ということで提出命令がなされるのかどうか、だんだんだんだん分からなくなってきまして、皆さんが指摘しているとおり、そういった意味でも、どういった証拠があるのかというリスト、一覧、これをやはり出す必要があるということの必要性を改めて強く感じました。
ちょっと更に進めていきますけれども、次に、東電OL事件であります。
この前、和田委員も質問しておられたと思うんですけれども、こちらの方は、二〇〇五年の三月に再審請求が行われて、証拠開示を請求していたところ、二〇一〇年に至って、やっといろいろな証拠が出てきた。体液であったりその鑑定の結果であったりというようなことでですね。それで、その経過の中で、開示された鑑定関連資料で、被害者の体に残されていた体液と現場で見つかった体毛がゴビンダさん以外の第三者であるということが判明して、有罪判決に合理的な疑いが生まれたというような経過でありました。
この事件について、新しい制度の下で、こういった証拠、これは開示されることになるんでしょうか。
81佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
繰り返しになりますけれども、お尋ねは、裁判所が個別の事案ごとに具体的な事実関係、証拠関係等を踏まえて判断すべき事柄ではございますが、例えば、再審請求者が自分は犯人でない旨を主張している事件におきまして、犯行現場に被告人以外の第三者が存在していた可能性を抱かせる証拠を提出して、被告人の犯人性を否定する主張をしているような場合には、当該現場で採取された鑑定資料や当該資料の鑑定結果に関する証拠は、再審請求理由に関連する証拠として証拠の提出命令の対象となり得ると考えられるところでございます。
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西村智奈美(中道)
現場に第三者がいたということを、これは再審請求人において証明しなければいけないということですか。
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83佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
先ほどの答弁と重なるかもしれませんが、新規証拠は提出して、再審請求理由は主張しなければなりませんけれども、そこに第三者がいたことを証明する必要はないのでありまして、そういう中で、再審請求理由の中で、証拠の提出命令などを使いまして、結局は、再審請求人の確定審の有罪判決に合理的な疑い、揺らぎを生じさせるかということが再審請求人側には求められているということでございますので、立証しなければならないとかいうことではございません。
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