三谷英弘 (自由民主党)法務副大臣

2026年5月26日・第221回国会 衆議院 法務委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 71 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 143 発言)

お答えいたします。

お尋ねのありました不法滞在者対策に関しましては、令和七年五月に発表いたしました国民の安全・安心のための不法滞在者ゼロプランで掲げた取組を進めているところでございます。

これまで、取組の成果について、具体的には、難民認定申請案件の処理を迅速化したことによりまして、未処理数が、令和七年五月から同年末までに約四千件、約二一%減少をしたところでございます。

また、護送官付国費送還は、令和七年は過去最高の三百十八人と、前年に比べ約二八%増加をいたしました。

また、このゼロプラン公表後の令和七年下半期の送還者数は四千百四十人であるが、これは前年に比べ約二百六十五人、約六・八%増加しただけではなく、こういった取組を含めて、精緻な数値があるものではございませんけれども、これまで長期間にわたって仮放免となり送還を拒んでいた者の中で、自発的に帰国の意思を示す者が出てきているというふうに報告も受けているところでございます。

こうした取組を踏まえまして、令和八年一月の不法残留者数は前年同月比で約六千四百人、約八・五%減少しておりまして、各施策を着実に実施することで一定の効果が表れているものというふうに評価をすることができると考えております。

他方で、令和八年一月一日時点における不法残留者数はなお約六万八千人ございまして、依然として対策が必要な状況であるというふうには考えています。この点、本年一月に決定された外国人の受入れ・秩序ある共生のための総合的対応策において、昨年五月に公表した不法滞在者ゼロプランについて強力な推進が掲げられました。

先日、平口法務大臣からも、ゼロプランを強力に推進するために重点的に取り組むべき施策を検討するよう指示を受けたところでもございまして、今般、「不法滞在者ゼロプラン 強力推進パッケージ」として取りまとめさせていただいたところでございます。

その内容は対策を三つに分けまして、不法滞在者、不法残留者が増える要因というものをどう減らしていくのか、それから不法残留者を減らしていくためにどういうふうに対策を進めていくのか、そういった大きく二つに分けております。

まずは増加要因を減らすという観点から、今、国会で審議をいただいております、参議院の方で入管法の改正についての議論を行っているところでございますけれども、JESTAの導入というのを新たに導入させていただくところでもございますし、また、査証が必要な国に関しましても、しっかりと入管庁と外務省で情報連携をさせていただいて、審査を適切に行っていただくということにつなげていくことで、何とか不法残留の人を増やすための要因を減らしていくという取組を進めているところでございます。

また、一方で、減らしていくための取組といたしましては、不法残留者の数を抜本的に減らしていくために、摘発の強化、あるいは不法就労対策パッケージを始めとする不法就労対策の強化というものを新たに盛り込むなどしたところでございます。

不法就労対策については、各業法の下においても厳正に対応していただけるよう関係省庁との連携を深めていくほか、今後、不法就労助長罪を各業法の欠格事由に盛り込むことなどを検討いたしまして、関係省庁に提案していくということも盛り込ませていただいておりまして、何とか不法残留者を減らしていくという取組を進めていく。

それから、もう一つだけ加えさせていただくと、実は、この六万八千人の不法残留者に加えて、難民認定申請中の者が一万九千人いるというところでございます。この難民認定に関しても審査の迅速化というものをしっかりと進めていくということによって、総合的に対策をする。

不法残留の方を減らしていくためのパッケージ、これを推進をしていくために入国在留管理庁に指示を出しまして、秩序ある共生社会の実現に向けて尽力してまいりたいと考えています。

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