法制審議会における調査審議が進んでいる過程で、既に社会保障審議会の方で検討がされた社会福祉法の改正と密接な連携、調整をして検討を進めてきたところでございます。
両方の審議会の成果物を政府が閣議決定した日は同じ日でございます。それで、同じ日、同じタイミングで衆議院に提出され、先ほど申し上げましたように、今日までのところ、法務委員会と厚生労働委員会におかれて、ありがたいことに、ほぼ同じ歩調で、遅れなく、ハーモニーを保ってここまで進んできております。まさに民事法制の改革と地域社会福祉の改革は車の両輪であって、一体でなければならない、どちらかがつまずけば全体が壊れるということを政府として強く意識して進めてきたあかしではないかというふうに考えます。
しかしながら、事柄の性質上、法律の条文を丁寧に美しく整えたということだけで地域社会福祉がうまくいくはずはございません。これから法律案の採択をいただくとして、いただいた後が、そこからが本番でありまして、そこはゴールではなくてスタートでございます。地域社会福祉と丁寧な対話を重ねていって、人々が各地で悩んでおられることをまた伺って、改革を続けなければいけないと思います。
政府としては、各部署が連携を図って予算等をきちっとつけていくということが重要です。私ども民間においても、やはりそこのところを政府任せにするのではなくて、福祉は大丈夫ですかということを伺っていくべきだろうと思います。
三月に西日本のある社会福祉協議会へ伺った折は、本当に今般の改革についてたくさんの不安と期待の声をいただきました。ちょっと時間が間に合わなかったので、私の方から質問と回答という文書をお出しして、全部で二十五問ございました。二十五問しかそのときはなかったんですけれども、これからますます膨らんでくるだろうと思います。そういうお問合せに対して一つ一つ丁寧に向き合っていくということを、一人一人がしていかなければならないのではないかというふうに感じているところでございます。
178鈴鈴木美香(参政)
ありがとうございました。
本当に、今後、お一人様が二〇五〇年には一千万人を超えるというような、本当にこれからたくさんの方がいっぱいいらっしゃる中で御尽力いただくと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
では、次に、根本参考人にお尋ねいたします。
身寄りのない方について、入所している施設への遺贈のお話を聞かせていただきたいんですけれども、根本参考人が執筆された論文の中で、本人の意思の尊重と、公平、適正な事業運営との調和という観念から、本人が入所している施設への遺贈自体を禁止すべきだというふうにおっしゃっていらっしゃいます。
今回、改定法九百…
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179根根本雄司日本弁護士連合会日弁連高齢者・障害者権利支援センター成年後見制度利用促進法対応プロジェクトチーム座長/弁護士
先生、ありがとうございます。
個人としてのお答えになりますけれども、まず一つは、やはり遺言といいますのは、今先生御指摘のとおり、まさに遺言者の自由な意思で御自分の財産をどう処分されていくかを決めるというものになりますので、その行き先を何らか民事基本法制である民法等で規律を設けていくというのは、これはできないことではないかというふうには思っております。
他方で、今まさに先生がおっしゃられたように、人が亡くなる前に、最後お世話になった方に自分の財産をお渡しされたいという、そのお気持ちというのもある種自然なお気持ちであるというふうにも言えるわけですが、それ…
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180鈴鈴木美香(参政)
ありがとうございます。
個人の思いも含めてお答えいただき、ありがとうございました。そういった、直じゃなくて、いろいろな基金という形でということで理解させていただきました。ありがとうございます。
山野目参考人にお尋ねいたします。
民法学者でいらっしゃる、本当に美しい言葉、例えがとてもよく理解できました。ありがとうございます。
そんな中でですけれども、今回、山野目参考人は、成年後見制度の見直しに当たって、民事法制と社会福祉を一体に改革することが強く求められると御指摘されていらっしゃいます。私も、後見と保佐が廃止されて補助に一本化されるということが、今…
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- (上の発言)
181山山野目章夫早稲田大学法学学術院教授
法制審議会における調査審議が進んでいる過程で、既に社会保障審議会の方で検討がされた社会福祉法の改正と密接な連携、調整をして検討を進めてきたところでございます。
両方の審議会の成果物を政府が閣議決定した日は同じ日でございます。それで、同じ日、同じタイミングで衆議院に提出され、先ほど申し上げましたように、今日までのところ、法務委員会と厚生労働委員会におかれて、ありがたいことに、ほぼ同じ歩調で、遅れなく、ハーモニーを保ってここまで進んできております。まさに民事法制の改革と地域社会福祉の改革は車の両輪であって、一体でなければならない、どちらかがつまずけば全体が壊れるということを政府として強く意識して進めてきたあかしではないかというふうに考えます。
しかしながら、事柄の性質上、法律の条文を丁寧に美しく整えたということだけで地域社会福祉がうまくいくはずはございません。これから法律案の採択をいただくとして、いただいた後が、そこからが本番でありまして、そこはゴールではなくてスタートでございます。地域社会福祉と丁寧な対話を重ねていって、人々が各地で悩んでおられることをまた伺って、改革を続けなければいけないと思います。
政府としては、各部署が連携を図って予算等をきちっとつけていくということが重要です。私ども民間においても、やはりそこのところを政府任せにするのではなくて、福祉は大丈夫ですかということを伺っていくべきだろうと思います。
三月に西日本のある社会福祉協議会へ伺った折は、本当に今般の改革についてたくさんの不安と期待の声をいただきました。ちょっと時間が間に合わなかったので、私の方から質問と回答という文書をお出しして、全部で二十五問ございました。二十五問しかそのときはなかったんですけれども、これからますます膨らんでくるだろうと思います。そういうお問合せに対して一つ一つ丁寧に向き合っていくということを、一人一人がしていかなければならないのではないかというふうに感じているところでございます。
182鈴鈴木美香(参政)
ありがとうございました。
本当に、政治だけではなくて、それぞれの福祉、思いというのをつなげていくというのがすごく大切だと思います。
質問されたので私もしたかったのが、今すごく成年後見人がどんどん増えているというところで、たった二十年前は、家族が見ていたのが九〇%だったんですよね。それがどうしてかというのを私もお聞きしたかったんですけれども、とはいえ、今は核家族であったりお一人様が多くなったという現状も分かりますけれども、あっ、終わってしまいました。済みません。
でも、とはいえ、やはり本来の家族というものは大切なので、家族が大切である、結びを大切にし…
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183井井上英孝(維新)
これにて参考人に対する質疑は終了いたしました。
この際、参考人各位に一言御礼を申し上げます。
参考人の方々には、貴重な御意見をお述べいただき、誠にありがとうございました。委員会を代表して厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
次回は、来る二十二日金曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後三時五分散会
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