山野目章夫早稲田大学法学学術院教授

2026年5月20日・第221回国会 衆議院 法務委員会 第11号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 153 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 184 発言)

冒頭の意見陳述で御紹介申し上げましたとおり、今般、任意後見につきましては、とりわけ監督をどういうふうにしつらえるかという部分につきまして、任意後見監督人の人選について、あらかじめ述べた意見を公正証書に記しておくとか、場合によっては、明らかに任意後見監督人が要らない場合についてそれを要しない扱いにするなどの改革を提案申し上げているところでございます。

その上で、仮にその方向で法律が改正されるということになった場合におきましても、現実には、やはり任意後見人になった方が、どう申し上げればよろしいんでしょうか、周りから支援なく、裸で任意後見の仕事に取り組まなければいけないというのは、任意後見本人にとっても心細うございますし、客観的な本人の尊厳、利益保護という観点から見ても課題が大きいんだろうと思います。

今般もしその法律改正が成就する暁には、今度は運用の中で、任意後見人を支援したり、場合によっては監督したり、サポートする、後ろ側から見ていていろいろ支えてあげるような専門的な機関、そういうものが現実に育っていかなければいけないだろうというふうに考えます。

既に現段階から、そういう方向についていろいろ考えていきましょうというような、幾つかの団体の検討であるとか政府における検討も始められているところでございますので、立法府においてなお注視していただければありがたいというふうに感じます。

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