長妻昭 (中道改革連合)

2026年5月27日・第221回国会 衆議院 内閣委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 64 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 155 発言)

当然、アウトプットするときは、名前入りの病歴をばらまくわけはないじゃないですか。それは法律にも書いてあるんですね。アウトプットをするときは、外に出すときは、統計等ということで、統計作成等に使うわけですから、統計情報として個人情報、個人の名前は出ないということなんですが、流出リスクというのはあるじゃないですか。重要な情報を多くの人が共有すればするほど流出リスクは高まるということがありますし、欧米では類を見ない法律なんですよ、こんな法律は。余りにも穴を空け過ぎるんじゃないか。

それと、AIに、チームみらいの方もおられますけれども、詳しい方もおられますが、私も専門家と議論したんですよ、AIに一旦名前と住所と病歴を読ませる、何十万人か分かりませんけれども、大量に読ませて、AIには指示して、アウトプットのときは名前と住所は出さないでねと言ったとしても、いろいろな情報と照合しながら質問していくとそれが再現できる、復元できる、つまり、出てしまう可能性がある、こういうようなこともおっしゃる方々もおられるので、これは破格のことだと思います。

実は、これは異例のことですけれども、配付資料の一ページ目でありますが、厚労省が心配して、当たり前ですよね、私はこんな文書は見たことがないんですが、マル秘で極秘に、これは非公開文書らしいんですが、個情委、個人情報保護委員会に文書を出しているんですよ、令和七年三月五日に厚労省の医政局が。非常に懸念があると言っているんですね。

病歴、健康状態に関する情報やゲノムデータ等については、本人の意思による事後的な内容の変更、修正が困難という性質を持つ、それはそうですよね。住所が漏れたら引っ越すとか、そういうことはありますけれども、これは一生変わらないわけです。そのために、漏えいや不正利用が発生した場合に差別や偏見など個人の権利利益の侵害につながるおそれが大きいだけでなく、顕名のまま、顕名というのは住所、名前、病歴という意味ですけれども、顕名のまま、本人の関与なく不特定多数に提供、取得されること自体について、国民が不安感、不信感を抱くおそれがある、非常に懸念がある、こういうふうに厚労省が言っているわけですね。

厚労省、今日来ていただいていますけれども、懸念は完全に払拭できましたか。

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