石川泰三警察庁警備局警備運用部長

2026年5月22日・第221回国会 衆議院 内閣委員会 第14号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 124 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 188 発言)

お答えいたします。

近年、ドローンの飛行速度は向上しており、高速で飛行するドローンに対し、現行の三百メートルのイエローゾーンの範囲では、ジャミング装置などのドローン対処資機材を用いた対処に必要な時間的猶予を確保することが困難となっております。

他方、警察における違法なドローン飛行への対処に必要な時間的猶予を確保する必要性と、国民の権利、自由の制約やドローンの利活用の促進との調和を図る観点から、その拡大範囲については必要最小限のものとすべきであるというふうに考えているところでございます。

この点、令和七年中に警察庁において開催した有識者検討会において、有識者委員から、対処に必要な時間的猶予を十分に確保する観点やドローンの性能向上等に伴う攻撃形態の変化に的確に対応する観点からは、一千メートルよりも広くすべきと考えられるが、国民の権利、自由の制約やドローンの利活用の促進との調和を図る観点を踏まえつつ、現在のドローンの性能を前提とすれば、現行の三百メートルからの引上げ幅としてもおおむね千メートルとするのが妥当である旨の御意見をいただいたことを踏まえまして、イエローゾーンの範囲をおおむね千メートルに拡大することとしたものでございます。

有識者委員からは、今後の更なるドローンの性能向上によっては将来的に見直しが必要となる可能性がある旨の御意見もいただいたところ、警察庁といたしましては、引き続き、最新のドローン対処資機材の整備を推進するなど、対処能力の向上に努めるとともに、諸外国におけるドローン及びドローン対処資機材に関する最新の技術動向について情報収集に努めまして、先端的な技術を用いて飛行するドローンへの効果的な対処の在り方についても、関係省庁と緊密に連携しつつ、引き続き研究してまいりたいと考えております。

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