業務の合理化は、一般の行政事務のみならず、情報活動の分野におきましても同様に問題視される事柄でありまして、様々な視点から検討、吟味がされるべきものと考えております。
内閣官房も含めました各情報機関の間では、情報の収集、分析の対象につきましては、統一的な指針を示しているということにも影響しておりますけれども、対象の重なり合いというのもございますし、それに伴う事務の重複というのも一部では発生しているところでございます。
同じことをやることが悪いことなのかというと、幾つかの見方がございまして、例えば、異なる分析官あるいは異なる省庁が、それぞれのソースを用いて、同じ事柄に対して一つずつ評価を行う、それを持ち寄ることによってより客観的な実態というのが浮かび上がるという効果もございます。これについては、必ずしも無駄と断じることはできないのだろうというふうに考えております。
ただ、実際に、誰がやってもそう変わらないであろうという作業を各省庁がばらばらにやっているという実態も多少は見られますので、そういった効率化というのは、新しくできる内閣官房の組織において、政府全体を見渡した上で役割分担の見直しを図るというのは一案であるというふうに考えられます。
また、先日来、情報共有あるいはデータ共有のためのシステム化といった御指摘がございます。このような、情報共有を進めること、あるいはそれを自動化ないし自動検索可能な状態にすることによりまして、これまでは別々に収集したり分析していたりしたことが、他機関の助けにより省くことができるという状態も創出することができると考えており、情報共有というのも業務効率化の一つの手段であるというふうに考えております。
さらに、これも各委員からるる御指摘がございましたが、世界中の各言語で記されたインターネット空間上の膨大な文書や情報を、人の手によるのではなくて効率的に収集、整理し、有意なものを取り出す、そういう作業が求められておりまして、もはや人の力によっては困難なレベルに達しつつあるところでありますけれども、こうした役割分担の見直しでありますとか、情報共有の促進、さらにはそのためのシステム整備、先ほど申し上げた、膨大な文書や情報を効率的に収集、整理ないし分析するためのデジタル技術やAIなどを用いた公開情報等の処理の手法を確立することなどを進めまして、委員のおっしゃる業務の合理化を意識した組織運営を図った上で、情報力の総合的な強化を図ってまいりたいと考えております。
16安安藤たかお(自民)
御答弁、どうもありがとうございました。
高度な分析能力はやはり短時間じゃできないと思っておりますので、長い期間ですから、ある程度標準化をして、人によって大きな差ができないような、何かそういうふうな仕組みがあるといいのかな、そう思いました。
次に、第四問目ですけれども、次は少し違う視点から質問をさせていただきたいと思います。
今回の法案には、緊急事態という文字が含まれております。
記憶にも新しいですが、コロナウイルスの流行によるパンデミックの際には、様々な情報が錯綜して、各国もそうですけれども、日本国内でも混乱が起きて、自治体や医療機関、国民自身に…
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17岡岡素彦内閣官房内閣審議官
お答えいたします。
議員の御指摘のあった本法案の第二条でございますけれども、この条文の中で、重要国政運営の例示といたしまして、緊急の事態への対処を掲げております。あくまで例示でございますけれども、新組織に特に期待される役割を代表するものとして、重要な例示として掲げさせていただいております。
ここで言う緊急の事態とは何かということでございますけれども、一般的な言い方を申し上げると、国民の生命、身体、財産に重大な被害を生じさせるような事態で、一たび発生した際にはその対処に当たりまして迅速的確な情報収集が重要になる、そういう事柄を念頭に置いております。典型…
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18安安藤たかお(自民)
どうも御答弁ありがとうございました。
国家情報会議及び国家情報局では、国家としての判断に資する情報を扱うことが本懐だと思っております。
先ほどお話がありましたように、いざパンデミックが起きますとなかなか連携が取れていないというのが現状でございますし、また、今大きな気候変動も起きておりますので、新たなるウイルスによる感染症というのも考えられると思います。そういう意味で、緊急事態の際には、国民の皆さん、そしてエッセンシャルワーカーなどの現場で活躍する人たちにも、情報によって救われたり、被害を被ることがありますので、そうした観点も含めて、実効性のある仕組み…
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- (上の発言)
19岡岡素彦内閣官房内閣審議官
業務の合理化は、一般の行政事務のみならず、情報活動の分野におきましても同様に問題視される事柄でありまして、様々な視点から検討、吟味がされるべきものと考えております。
内閣官房も含めました各情報機関の間では、情報の収集、分析の対象につきましては、統一的な指針を示しているということにも影響しておりますけれども、対象の重なり合いというのもございますし、それに伴う事務の重複というのも一部では発生しているところでございます。
同じことをやることが悪いことなのかというと、幾つかの見方がございまして、例えば、異なる分析官あるいは異なる省庁が、それぞれのソースを用いて、同じ事柄に対して一つずつ評価を行う、それを持ち寄ることによってより客観的な実態というのが浮かび上がるという効果もございます。これについては、必ずしも無駄と断じることはできないのだろうというふうに考えております。
ただ、実際に、誰がやってもそう変わらないであろうという作業を各省庁がばらばらにやっているという実態も多少は見られますので、そういった効率化というのは、新しくできる内閣官房の組織において、政府全体を見渡した上で役割分担の見直しを図るというのは一案であるというふうに考えられます。
また、先日来、情報共有あるいはデータ共有のためのシステム化といった御指摘がございます。このような、情報共有を進めること、あるいはそれを自動化ないし自動検索可能な状態にすることによりまして、これまでは別々に収集したり分析していたりしたことが、他機関の助けにより省くことができるという状態も創出することができると考えており、情報共有というのも業務効率化の一つの手段であるというふうに考えております。
さらに、これも各委員からるる御指摘がございましたが、世界中の各言語で記されたインターネット空間上の膨大な文書や情報を、人の手によるのではなくて効率的に収集、整理し、有意なものを取り出す、そういう作業が求められておりまして、もはや人の力によっては困難なレベルに達しつつあるところでありますけれども、こうした役割分担の見直しでありますとか、情報共有の促進、さらにはそのためのシステム整備、先ほど申し上げた、膨大な文書や情報を効率的に収集、整理ないし分析するためのデジタル技術やAIなどを用いた公開情報等の処理の手法を確立することなどを進めまして、委員のおっしゃる業務の合理化を意識した組織運営を図った上で、情報力の総合的な強化を図ってまいりたいと考えております。
20安安藤たかお(自民)
どうも御答弁ありがとうございました。
様々なものを使って、総力戦でもってやっていくというお話でございました。是非また、いろいろなものが関わってくるでしょうから、KPIなどを作りながら進めていただければ、そう思っております。ありがとうございました。
では、最後の質問になります。
私は医師でもありますが、最近はちょっとペーパードクターぎみでございますけれども、国家情報局で働くこととなると、職員の健康についても危惧しております。これは、健康を害することで分析力や判断力の低下など重大なリスクにつながる可能性もあるのではないか、そういうふうな意識を持っており…
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21岡岡素彦内閣官房内閣審議官
御心配いただき、本当にありがとうございます。恐縮でございます。
国家情報局に限らずですけれども、一般的に、各情報機関の職員というのは、先ほどもおっしゃっていただいた秘密保全上の要請から、職場の上司、同僚や、あるいは家族、友人らに職務の内容を明かせない、そういう状態に置かれるのが通例でございまして、そのことに起因する孤立感でありますとか孤独感というのを感じることはよく見聞きするところでございます。
また、更に申し上げると、任務の成否が国や国民の安全を左右しかねないという重圧感や緊張感など、様々な心理的負担がかかりやすい環境下に置かれておりまして、特に、…
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22安安藤たかお(自民)
どうも御答弁ありがとうございました。
国家の安全を守る組織であるからこそ、その基盤は人だと思っております。是非、定期的にストレスチェックをしながら、専門家にフォローしていただいて、今お話があったように、生きがいを持って元気よく仕事ができるように、是非、みんながこの職場に行きたいというような方向になっていただければと思っております。
以上で私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
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