御質問ありがとうございます。
ただいま御質問のありました、仮に立法府による監督ということが行われる場合に、両者の信頼関係が重要であるということに関しては大いに賛同する次第でございます。
その上で、条文の修正云々ということに関して申し上げますと、私は、法律の専門家でもございませんし、行政府の現役でもございませんので、それに対してお答えすることはちょっと私の知識、専門範囲の域外であると思いますので、御勘弁いただきたいと思います。
その上で、学術的な観点からお答えできることを二点ほど御参考までに申し上げます。
一つは、政治的中立という言葉の意義でございます。
政治的中立が重要であるということは言うまでもないのですが、一般的に、政治学的に政治的中立ということは物すごく広い意味合いだと思います。例えば、インテリジェンスのことに関しまして、インテリジェンスの客観性を保つ、これも政治的中立でございますが、もしそれを幅広く理解するならば、カスタマーであるところの政策部門がこれが欲しいというリクワイアメントに対しても、インテリジェンス部門が、いや、それは違います、我々は今こちらに興味がありますと言えることになってしまう。そういう意味では、恐らくここで問題にされるのは、広い意味での政治的中立というよりは、インテリジェンスの客観性の維持という言葉の方が恐らく業務の実態としてもより適切なのではないかなと学術的には思う次第でございます。
それからもう一点、立法府なりによるところの監督というのは非常に重要なのでございますが、監督というのはある意味で目的でございまして、目的としては、そのことによって国民からの信頼、納得を得るということでございます。
その意味においては、諸外国における立法府による監督の一つの大きな重要な要素として、監督をした立法府の機関そのものが国民に対して説明をする。例えば、インテリジェンス組織にどうもこういうスキャンダルに関する報道がある。インテリジェンス組織そのものは、秘匿性の問題があり、直接説明ができない。ならば、議会のそういう監督機関が話を聞いて、話を聞いた上で、詳細は言えないが、我々がちゃんと監督をして指示をしているということを国民に対して説明をする。その監督機関自身の説明責任というところも、諸外国の学術研究では言われているところでございます。
もちろん、現在の情報監視審査会でも大変詳細な年次報告書が作成されて、私自身、それから学ぶところが多いわけでございますが、そういった諸外国の学術研究の観点も一つ御参考にしていただければと思う次第でございます。
以上でございます。
26
山下貴司(自民)
次に、後藤祐一君。
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27
後藤祐一(中道)
中道改革連合の後藤祐一でございます。
私は、インテリジェンス機能の強化は必要であり、一方で、国民や国会からの信頼あるいは民主的な説明責任、こういったものも必要だ、これをどう両立させるかということが重要だという問題意識から、NSCを設置するときに、先ほど大澤参考人からありましたけれども、情報提供について、提供するものとするとしかされていなかったのに対して、私、野党でしたけれども、これじゃ来ないかもしれないじゃないか、行わなければならないと強化しろという修正案を提案して、そのとおりになっておりまして、今回の法案にも七条二項にそういう規定がそのまま規定されて…
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28三三谷秀史元内閣情報官/元拉致問題対策本部事務局長
お答えいたします。
何分、私、リタイアいたしまして十五年たとうとしておりますので、現状に合ったお答えになるかどうかちょっと自信はないという前提で、かつ、突然のお尋ねでございまして、いわゆる修正案につきまして今拝見しておるわけでありますが、要は、きちっと使いなさいよ、かつ、本来取るべきでないものは取っちゃ駄目ですよという、これに尽きると思うのであります。
実は、これはもう十五年以上前の昔から、内閣情報官は政治任用ではあるが政治的に中立でなければならない、この部分は公務員倫理として守ってきたつもりでございます。また、人権侵害に対しましても同様でございます…
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- (上の発言)
29小小林良樹情報セキュリティ大学院大学情報セキュリティ研究科教授
御質問ありがとうございます。
ただいま御質問のありました、仮に立法府による監督ということが行われる場合に、両者の信頼関係が重要であるということに関しては大いに賛同する次第でございます。
その上で、条文の修正云々ということに関して申し上げますと、私は、法律の専門家でもございませんし、行政府の現役でもございませんので、それに対してお答えすることはちょっと私の知識、専門範囲の域外であると思いますので、御勘弁いただきたいと思います。
その上で、学術的な観点からお答えできることを二点ほど御参考までに申し上げます。
一つは、政治的中立という言葉の意義でございます。
政治的中立が重要であるということは言うまでもないのですが、一般的に、政治学的に政治的中立ということは物すごく広い意味合いだと思います。例えば、インテリジェンスのことに関しまして、インテリジェンスの客観性を保つ、これも政治的中立でございますが、もしそれを幅広く理解するならば、カスタマーであるところの政策部門がこれが欲しいというリクワイアメントに対しても、インテリジェンス部門が、いや、それは違います、我々は今こちらに興味がありますと言えることになってしまう。そういう意味では、恐らくここで問題にされるのは、広い意味での政治的中立というよりは、インテリジェンスの客観性の維持という言葉の方が恐らく業務の実態としてもより適切なのではないかなと学術的には思う次第でございます。
それからもう一点、立法府なりによるところの監督というのは非常に重要なのでございますが、監督というのはある意味で目的でございまして、目的としては、そのことによって国民からの信頼、納得を得るということでございます。
その意味においては、諸外国における立法府による監督の一つの大きな重要な要素として、監督をした立法府の機関そのものが国民に対して説明をする。例えば、インテリジェンス組織にどうもこういうスキャンダルに関する報道がある。インテリジェンス組織そのものは、秘匿性の問題があり、直接説明ができない。ならば、議会のそういう監督機関が話を聞いて、話を聞いた上で、詳細は言えないが、我々がちゃんと監督をして指示をしているということを国民に対して説明をする。その監督機関自身の説明責任というところも、諸外国の学術研究では言われているところでございます。
もちろん、現在の情報監視審査会でも大変詳細な年次報告書が作成されて、私自身、それから学ぶところが多いわけでございますが、そういった諸外国の学術研究の観点も一つ御参考にしていただければと思う次第でございます。
以上でございます。
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後藤祐一(中道)
ありがとうございます。
情監審の二十八年の報告書は私がかなり作りました、情監審の委員として。言えること、言えないことがある中で、かなり微妙な、でも、結構最初のうちのやつは読み応えがあるものにしたつもりなんですけれども。
ただ、やはり情監審の限界は、特定秘密が適正に管理されているかどうかという任務に限定されていますので、今参考人がおっしゃったようなことはできないわけですよね、今。これは、対外情報庁とか更なるインテリジェンスの方の機能強化があった場合の話かもしれませんが、やはり、今おっしゃったような、これはそういう意味では大澤参考人にも関わるので、小林参…
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31小小林良樹情報セキュリティ大学院大学情報セキュリティ研究科教授
御質問ありがとうございます。
今の御質問は、仮に将来的に国会においてインテリジェンスを監督する機関を設けるならば現行の情報監視審査会の発展という形が望ましいか、そういう御質問であると理解いたしました。
それについて私自身がイエス、ノーと言える立場ではございませんが、学術研究的に申し上げますと、現在の情報監視審査会は、議員御指摘のとおり、その目的そのものが特定秘密保護法の運用の管理監督でございまして、直接的にインテリジェンス活動の監督をするものではございません。その意味では限界がございますが、しかしながら、委員よく御案内のように、かなりのノウハウの蓄積…
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32大大澤淳公益財団法人中曽根康弘世界平和研究所上席研究員
ありがとうございます。お答え申し上げます。
立法府におけるインテリジェンス活動の監視機能、アメリカとかイギリスを例に取りますと、アメリカは、上下両院に情報委員会がございまして、そこでインテリジェンス活動の報告を受けて監視をするということになっておりますし、イギリスでも、首相が任命して、国会議員の中から選んで、この監査の委員会が設けられているということになります。
ただ、インテリジェンス活動自体の内容の共有ということになりますので、そうなりますと、どうしても、秘密会で行わなければいけないことに加えて、秘密を漏らさないかどうかの適格性の審査とかクリアラン…
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