三橋一彦デジタル庁審議官

2026年4月28日・第221回国会 衆議院 総務委員会 第9号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 117 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 144 発言)

お答えいたします。

自治体情報システム標準化、ガバメントクラウド移行に伴う運用経費の増加につきましては、令和七年度末までという期限内に移行するため、事業者の人員が逼迫し、自治体も現行事業者に依存せざるを得ず、十分な競争環境が働かなかったことに加えまして、機能やセキュリティーの高度化、物価高や賃金上昇等に伴うもの、さらに、短期間でのシステム開発により、ソフトウェアがガバメントクラウドに最適化されていないことなど、様々な要因があるというふうに考えております。

デジタル庁では、昨年六月に自治体情報システムの標準化・ガバメントクラウド移行後の運用経費に係る総合的な対策を策定し、運用経費の抑制、適正化に取り組んでおりますが、その中でも、ガバメントクラウドに最適化したシステム運用管理の省力化、自動化や公共SaaS導入に向けた環境整備を推進すること、さらに、ソフトウェア経費を含めた運用経費を見える化し、自治体間で比較できるようにすることなどに取り組むこととしております。

加えまして、委員御指摘の標準仕様の在り方につきましても、デジタル庁におきまして、システム運用、保守等の非機能要件を改定をし、自治体の規模等に応じて幅を持たせ得る項目につきましては、自治体が一定の裁量の幅で対策のレベルを選択可能とする取扱いに見直しをしてきております。

また、各制度所管省庁が策定する標準仕様書で経過措置を設けている一部の機能につきましては、各制度所管省庁を中心に今後取扱いの検討を進めているところでございます。

その上で、総合的な対策に基づき、各種施策を講じてもなお一時的に増加すると認められ得る運用経費につきましては、国と地方が協力して、計画的に抑制、適正化するための国庫補助事業として令和七年度補正予算におきまして補助事業を創設しておりまして、あわせまして、人件費、物価等の増加等の外的な要因などによる恒常的な経費の増加分に対する普通交付税措置も含めまして、国において必要な財政措置を講じるところでございます。

今後は、この補助事業の申請を希望する自治体が策定する運用最適化計画におきまして取組を進めることが重要でございまして、デジタル庁としては、都道府県とも連携し、各自治体の計画策定を支援することとしており、まずは、今回の補助事業の執行を通じまして運用経費の抑制、適正化を進め、その後につきましては、その取組状況を踏まえながら検討してまいります。

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