お答えいたします。
薩た峠周辺は、冒頭委員の方から資料で御説明いただいたとおり、海岸と薩た山に挟まれた非常に狭い狭隘な地形となっている中、東西交通や物流を担う大動脈であります国道一号あるいは東名高速、またJR東海道本線あるいは東海道新幹線が集中して通っており、委員御指摘のとおり、交通の急所であると認識しております。
特に、薩た峠周辺の国道一号では、今回のコンクリート片の落下や落石はもとより、越波や高潮の影響などによる通行止めのほか、昨年七月三十日のカムチャツカ半島付近を震源とする地震で津波警報が出された際には、浸水区域内にある国道一号も通行止めとなり、周辺道路の混雑が発生するなど、東西交通や物流に与える影響は大きい箇所となっていると認識しております。
86
田中健(国民)
国民民主党の田中健です。午後一番、よろしくお願いをいたします。
本日は、防災庁設置法の議論に関連しまして、私の地元でもありますが、牧野大臣の地元でもございます静岡で起きました、国道一号の富士由比バイパスの通行止めを取り上げたいと思っています。
今回、通行止めがありましたが、これは単なる道路のトラブルではなく、日本の東西交通の大動脈がどれほど脆弱な構造に置かれているのかが改めて可視化された事案だと思い、取り上げさせていただきました。
国道一号富士由比バイパス、静岡でない方は分からないかと思いますが、資料をお配りをさせていただいております。写真の図であ…
この発言のページ
87沓沓掛敏夫国土交通省道路局長
お答え申し上げます。
御指摘の国道一号富士由比バイパスにつきましては、四月二十八日の深夜、薩た峠周辺にあるのり面の吹きつけコンクリートの一部が道路上に散乱していることを確認したため、通行止めを行ったところです。その後、のり面の調査を行った上で、浮いている吹きつけコンクリートのたたき落としや防護ネットの設置など、応急対策を実施し、通行止め開始から約一日経過した四月二十九日深夜に通行止めを解除いたしました。
当該区間は通常一日当たり約五万四千台の車が通行しておりますが、通行止めに伴い、並行する東名高速、新東名高速、また国道五十二号でも、直近の休日である四…
この発言のページ
88
田中健(国民)
事実をありがとうございます。
この国道一号ですけれども、認識としましては、単なる交通道路、また一般の一号線というよりも、地域の道路というよりも、国家的な交通の急所といった認識があるのかどうか、国交省の認識を伺います。
この発言のページ
- (上の発言)
89沓沓掛敏夫国土交通省道路局長
お答えいたします。
薩た峠周辺は、冒頭委員の方から資料で御説明いただいたとおり、海岸と薩た山に挟まれた非常に狭い狭隘な地形となっている中、東西交通や物流を担う大動脈であります国道一号あるいは東名高速、またJR東海道本線あるいは東海道新幹線が集中して通っており、委員御指摘のとおり、交通の急所であると認識しております。
特に、薩た峠周辺の国道一号では、今回のコンクリート片の落下や落石はもとより、越波や高潮の影響などによる通行止めのほか、昨年七月三十日のカムチャツカ半島付近を震源とする地震で津波警報が出された際には、浸水区域内にある国道一号も通行止めとなり、周辺道路の混雑が発生するなど、東西交通や物流に与える影響は大きい箇所となっていると認識しております。
90
田中健(国民)
交通要所であるという認識は確認できましたが、まさに今おっしゃっていただいたように、昨年七月もカムチャツカの津波の警報で止まりました。被害はあのときありませんでしたけれども、あのときは、二十四時間、もっと長い時間で通行止めとなりまして、大きな影響がありました。つまり、今回の事件は、偶発的な渋滞ではなく、繰り返し起きているということで、構造的な脆弱性があると思っていますので、是非、この薩た峠周辺というのは東西交通の要でありますので、重点監視を今でもしていただいておりますけれども、さらに、その重点監視や、対策区間として位置づけて特別なリスク管理も行うべきだと考…
この発言のページ
91沓沓掛敏夫国土交通省道路局長
お答え申し上げます。
直轄国道においては、降雨や地震などの自然災害の影響を大きく受ける大規模なのり面につきましては、安全性の向上及び効率的な維持修繕を図るため、五年に一度の頻度で点検を実施した上で、一から四の四段階で健全性の判定を行っております。
今回、コンクリート片が路面に落下したのり面につきましては、令和六年度に点検を実施しておりました。そして、健全性の診断は、判定区分の四段階の中で三番目の早期措置段階で、次回、五年後の点検までに補修などの措置を講じることが望ましい状態と判定したところです。このため、落石などが道路上まで届かないようにするための落…
この発言のページ
92
田中健(国民)
今の答弁ですと、リスクを把握していたということでありますので、今回、大きな被害もなく、けががあった方やまた事故をしたこともなかったので、それは大変によかったわけではございますが、しかし、のり面の劣化としても、生活道路の劣化と違い、本当に東西交通の大動脈でありますから、今、点検、補修については五年に一度と言っていただきましたけれども、やはり劣化度だけでなく、通行止めが起きたときの社会的影響や、この後話します代替路の有無や、そういった物流、避難への影響というものを加味したリスク管理というのをこれから是非してほしいと思っています。
その上で、この応急的なのり…
この発言のページ