自由民主党の小林鷹之です。
会派を代表して発言をいたします。
我が国の根幹を成す皇室制度が今後も円滑に運用されていく上で、皇族数の確保は喫緊の課題です。
この課題に対応するため、令和四年一月の政府による国会報告を受け、自由民主党として議論を重ね、秋篠宮皇嗣殿下、悠仁親王殿下という皇位継承の流れをゆるがせにしてはならないことを前提に、皇族数の確保のために、皇統に属する男系男子を皇族の養子とすること及び配偶者そして子に皇族の身分を付与しないことを前提として内親王、女王が婚姻後も皇族の身分を保持することが必要であるとの見解を、安定的な皇位継承の在り方に関する党の所見として取りまとめたところでございます。
衆参正副議長の下に設置された全体会議では、各党各会派による二年超にわたる熱心な議論が重ねられました。議論の過程では様々な見解が示されたところですが、共通する部分や一致できる部分を見出して一定の結論を出していこうという思いは、全体会議に参加された方々の多くに共有されていたのではないでしょうか。
その思いを含めて、全体会議の議論の成果として結実したのが、立法府の総意としての衆参正副議長による議論の取りまとめであったと考えます。
その後、政府により皇室典範改正法案の骨子や要綱が作成され、取りまとめに沿ったものとして衆参正副議長の了承が得られています。さらに、要綱については全体会議での了承も得られております。
今回、政府は、通常の法案にはない非常に慎重なプロセスを踏んで、皇室典範改正法案の提出に至っています。今回の改正法案は、我が党の基本的考え方に沿ったものであることはもちろんですが、衆参正副議長による議論の取りまとめを忠実に法案化したものになっていると考えております。
その改正法案について、国民も大きな関心を寄せる中で、本日、衆議院議院運営委員会での審議、採決を迎えることができました。
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴です。その国民の主権を預かる国会において、静ひつな環境の下、でき得る限りの意見集約を図るために尽力してくださった衆参の正副議長に改めて感謝を申し上げます。それとともに、各党各会派の皆様、政府関係者、有識者会議の皆様始め多くの関係者の御尽力に心から敬意を表し、そして本改正法案の速やかな成立を期待します。
本改正法案の成立後には、政府においては、皇族数の確保のためのこの度の二つの方策が実際にも有意義なものとなるよう、当事者の方々にも寄り添いながら、万全の対応をお願いします。
なお、この後議題となる予定の附帯決議案につきましては、文言どおりに取り扱われるという前提で、自由民主党としては了としたいと考えております。
結びに、皇統の在り方は、その時々の価値観や事情だけではなく、先人たちが積み重ねてきた我が国の伝統や歴史の重さを十分に考慮に入れた上で決定されるべきものです。皇室はなぜ敬愛の的であるのか。なぜ世界で類を見ない永続した皇室たり得てきたのか。今回の皇室制度の見直しが、主権者である国民の皆様お一人お一人が日本の伝統や皇室の歴史について更に思いをはせる機会になること、そして、世界に誇る我が国の伝統ある皇室のいやさかに大いに寄与することを切に願いつつ、私の発言といたします。
ありがとうございました。(拍手)
145
塩川鉄也(共産)
三十六親等から三十八親等の隔たりがある。男系男子に固執することで、六百年前の室町時代まで遡る遠い血筋の人を探し出して養子にする、これに対して広く国民の理解と支持を得るのは困難ではないのか。
二〇〇五年の政府有識者会議の報告においても、これらの方々を広く国民が皇族として受け入れることができるか懸念される、皇族として親しまれていることが過去のどの時代よりも重要な意味を持つ象徴天皇の制度の下では、このような方策につき国民の理解と支持を得ることは難しいと述べております。
こういう点についても、二〇〇五年の報告書は、養子について、国民の理解と支持、安定性、伝統…
この発言のページ
146山山口俊一(自民)
これにて本案に対する質疑は終局いたしました。
―――――――――――――
この発言のページ
147山山口俊一(自民)
この際、発言を求められておりますので、順次これを許します。小林鷹之君。
この発言のページ
- (上の発言)
148
小林鷹之(自民)
自由民主党の小林鷹之です。
会派を代表して発言をいたします。
我が国の根幹を成す皇室制度が今後も円滑に運用されていく上で、皇族数の確保は喫緊の課題です。
この課題に対応するため、令和四年一月の政府による国会報告を受け、自由民主党として議論を重ね、秋篠宮皇嗣殿下、悠仁親王殿下という皇位継承の流れをゆるがせにしてはならないことを前提に、皇族数の確保のために、皇統に属する男系男子を皇族の養子とすること及び配偶者そして子に皇族の身分を付与しないことを前提として内親王、女王が婚姻後も皇族の身分を保持することが必要であるとの見解を、安定的な皇位継承の在り方に関する党の所見として取りまとめたところでございます。
衆参正副議長の下に設置された全体会議では、各党各会派による二年超にわたる熱心な議論が重ねられました。議論の過程では様々な見解が示されたところですが、共通する部分や一致できる部分を見出して一定の結論を出していこうという思いは、全体会議に参加された方々の多くに共有されていたのではないでしょうか。
その思いを含めて、全体会議の議論の成果として結実したのが、立法府の総意としての衆参正副議長による議論の取りまとめであったと考えます。
その後、政府により皇室典範改正法案の骨子や要綱が作成され、取りまとめに沿ったものとして衆参正副議長の了承が得られています。さらに、要綱については全体会議での了承も得られております。
今回、政府は、通常の法案にはない非常に慎重なプロセスを踏んで、皇室典範改正法案の提出に至っています。今回の改正法案は、我が党の基本的考え方に沿ったものであることはもちろんですが、衆参正副議長による議論の取りまとめを忠実に法案化したものになっていると考えております。
その改正法案について、国民も大きな関心を寄せる中で、本日、衆議院議院運営委員会での審議、採決を迎えることができました。
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴です。その国民の主権を預かる国会において、静ひつな環境の下、でき得る限りの意見集約を図るために尽力してくださった衆参の正副議長に改めて感謝を申し上げます。それとともに、各党各会派の皆様、政府関係者、有識者会議の皆様始め多くの関係者の御尽力に心から敬意を表し、そして本改正法案の速やかな成立を期待します。
本改正法案の成立後には、政府においては、皇族数の確保のためのこの度の二つの方策が実際にも有意義なものとなるよう、当事者の方々にも寄り添いながら、万全の対応をお願いします。
なお、この後議題となる予定の附帯決議案につきましては、文言どおりに取り扱われるという前提で、自由民主党としては了としたいと考えております。
結びに、皇統の在り方は、その時々の価値観や事情だけではなく、先人たちが積み重ねてきた我が国の伝統や歴史の重さを十分に考慮に入れた上で決定されるべきものです。皇室はなぜ敬愛の的であるのか。なぜ世界で類を見ない永続した皇室たり得てきたのか。今回の皇室制度の見直しが、主権者である国民の皆様お一人お一人が日本の伝統や皇室の歴史について更に思いをはせる機会になること、そして、世界に誇る我が国の伝統ある皇室のいやさかに大いに寄与することを切に願いつつ、私の発言といたします。
ありがとうございました。(拍手)
149山山口俊一(自民)
次に、笠浩史君。
この発言のページ
150
笠浩史(中道)
中道改革連合の笠浩史です。
私は、中道改革連合・無所属を代表し、政府提出の皇室典範等の一部を改正する法律案に対し、賛成の立場から発言をさせていただきます。
中道改革連合は、党内で真摯な議論を重ね、五月十二日に党としての意見を取りまとめました。そして、六月十日の衆参正副議長による立法府の総意の取りまとめは、皇族数確保のためにはあらゆる方策を選択肢として追求すべきという私どもの考え方に沿ったものになったと受け止めております。この間の森衆議院議長、石井副議長を始め衆参両院正副議長の御尽力に、改めて敬意と感謝を申し上げます。
衆参正副議長による取りまとめに…
この発言のページ
151山山口俊一(自民)
次に、藤田文武君。
この発言のページ