山下英俊一橋大学大学院経済学研究科・准教授

2026年4月24日・第221回国会 衆議院 環境委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 72 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 99 発言)

山下です。ありがとうございます。

どこからお話ししましょうか。リサイクルがキロワット一万円くらいというお話だったと思います。キロワット一年で一万円くらいの利益という話がありました。千キロワットだったら一年間にというような、発電で得られる収益との兼ね合いで見ていただくと、いずれにしてもそんなに大きな負担にはならない金額だというふうに思います。

ですので、恐らく、ほかの類似の法制度との兼ね合いでこの罰金の水準は決まっているのではないかと、それは私じゃない方に聞いていただいた方がいいとは思うんですけれども、思っておりますので、その水準との見合いで決まった数字だとは思います。その金額だけで経済的なインセンティブになりそうかと言われると、私の印象としては、その効果は薄いのではないかとは思います。ただ、真っ当な事業者さんであれば、法律に違反しました、罰金を科せられましたということ自体がレピュテーションのリスクになりますので、そういうことはしないというところを期待した制度設計ではないかと思っております。

ただ、繰り返しになってしまうんですが、これは、やはり廃棄時に義務化しているからこういう問題が起きる。前払いにしておけば、もう先にお金を払っているので、罰金とかの問題ではなくて、法律に従った正しい行動をするのが自分にとっても一番経済的にメリットがあるんだという仕組みがつくれるはずなので、そうすると、いけないことをしたら罰だというのとは違って、よいことをしたらいいことがありますよという、インセンティブの仕組みとしてはより望ましい形で制度がつくれるのではないかと思います。

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