ありがとうございます。
ロードマップのことも触れていただきまして、昨年決めていただいて、ただ、このロードマップは今後五年間の動きだけを決定しているということで、二〇三〇年までに何ができるかというお話なんですね。その先どのような取組を進めていくかというのはまだ決まっていないわけです。ここがやはり問題になってきているんじゃないかなというふうに思います。
実は昨日、私、地元紙で報道されているのを見ましたけれども、全国知事会東日本大震災復興協力本部というものがありまして、この本部長である大野埼玉県知事は、十五日に福島を訪問し、除去土壌の再生利用や県外最終処分をめぐり、福島だけが負担を担うものではないというメッセージを出したいという考えを示されたということでありまして、これが大きなメッセージになればいいなというふうにも思っています。
ただし、再生利用などは結果を注視し、復興道半ばの福島の状況をしっかりと伝えるのが役目というふうに強調したということで、もちろん、埼玉県で受け入れる、受け入れないの話というのは明言を避けているということでありますので、現段階では、再生利用の話もまた最終処分場の話も、どの都道府県も、明確に手を挙げているとか、関心を少し示しているところはあるにしても、そういうことは一切ありませんので、ここからどうやって国民の皆様全体の理解醸成を進めていけるかということや、また、こうやって全国知事会が少しでも動いてくださっているというのは、ある意味、半歩前進と言えるのではないかなというふうにも思っているところであります。
そこで、今ほどおっしゃっていただきましたけれども、このロードマップでは、理解醸成、リスクコミュニケーション、これをしっかりやろうということで、計画的に今後五年間も進めていくということでございますし、これまでも国民の皆さんの理解醸成については取組をしていらっしゃったんだと思います。
しかし、環境省のウェブアンケート調査などによれば、県外最終処分の認知度は、ここ数年、福島県内では約四割、県外で二割に満たないまま推移、そして、関心度というものは、大体、県内で約五割、そして県外では約三割で推移しているということで、実は、今回の結果に限れば、今回のというのは令和七年度になりますかね、令和六年度と比較ということになると、実は県内外共にこの関心度はちょっと低下しているというところが見られまして、大きな低下ではないにしても、なかなかこの認知度とか関心度というものが高まっていくという状況ではないんです。
ですから、今後も今までやってきた同じような取組をし続けたからといって国民の皆さんの理解醸成が本当に進められるのかというと、本当に分からない状況ではないかなと思っていまして、そういった中で、環境政策に関する基本原則は幾つかありますけれども、環境と開発に関するリオ宣言の第十原則においては、関心のある全ての市民の情報へのアクセスと意思決定への参画が求められています。
環境省の最終処分に向けた国民への理解醸成に当たっては、国民の皆さんそれぞれが人ごとではなくもう我が事としてお考えいただけるような取組がとても重要でありますし、国民の皆さんの理解醸成の向上に当たっては、環境省の一方通行的な主張だけではなくて、やはり、リオ宣言にありますように、情報へのアクセスと意思決定への参画を確保した上で、理解醸成に向けた更なる工夫が必要だというふうに思いますが、大臣の御見解をお伺いしたいと思います。
3
宮路拓馬(自民)
質疑の申出がありますので、順次これを許します。金子恵美君。
この発言のページ
4金金子恵美(中道)
中道改革連合の金子恵美でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
前回の委員会では、環境省設置法改正案、これは私も質疑に立たせていただきましたが、その際に、大臣の福島の復興再生に向けての取組、そしてまた御決意もお伺いしたところでありますけれども、キーワード、御答弁の中では、寄り添って進めていく、そしてまた特定帰還居住区域の除染や除去土壌等の県外最終処分に向けた取組、ALPS処理水のモニタリングなど、着実に全力を尽くして復興を前進させていくということでございまして、このような趣旨で御答弁をいただきました。
そこで、今日は、除去土壌について質問をさせ…
この発言のページ
5
石原宏高(自民)環境大臣・内閣府特命担当大臣(原子力防災)
皆様、おはようございます。
金子委員の御質問にお答えさせていただきたいと思います。
福島県内で生じた除去土壌等の中間貯蔵開始後三十年以内の県外最終処分の方針は、国としての約束であり、法律にも規定された国の責務であります。
県外最終処分の実現に向けては、済みません、復興再生土と呼ばせていただきますが、復興再生土の利用等による最終処分量の低減が鍵になります。
これまで、昨年八月に定められた当面五年程度のロードマップなどに基づいて、首相官邸や霞が関の中央官庁の花壇等九か所で復興再生利用を進めてきたところであります。
また、復興再生利用や県外最終処分に…
この発言のページ
- (上の発言)
6金金子恵美(中道)
ありがとうございます。
ロードマップのことも触れていただきまして、昨年決めていただいて、ただ、このロードマップは今後五年間の動きだけを決定しているということで、二〇三〇年までに何ができるかというお話なんですね。その先どのような取組を進めていくかというのはまだ決まっていないわけです。ここがやはり問題になってきているんじゃないかなというふうに思います。
実は昨日、私、地元紙で報道されているのを見ましたけれども、全国知事会東日本大震災復興協力本部というものがありまして、この本部長である大野埼玉県知事は、十五日に福島を訪問し、除去土壌の再生利用や県外最終処分をめぐり、福島だけが負担を担うものではないというメッセージを出したいという考えを示されたということでありまして、これが大きなメッセージになればいいなというふうにも思っています。
ただし、再生利用などは結果を注視し、復興道半ばの福島の状況をしっかりと伝えるのが役目というふうに強調したということで、もちろん、埼玉県で受け入れる、受け入れないの話というのは明言を避けているということでありますので、現段階では、再生利用の話もまた最終処分場の話も、どの都道府県も、明確に手を挙げているとか、関心を少し示しているところはあるにしても、そういうことは一切ありませんので、ここからどうやって国民の皆様全体の理解醸成を進めていけるかということや、また、こうやって全国知事会が少しでも動いてくださっているというのは、ある意味、半歩前進と言えるのではないかなというふうにも思っているところであります。
そこで、今ほどおっしゃっていただきましたけれども、このロードマップでは、理解醸成、リスクコミュニケーション、これをしっかりやろうということで、計画的に今後五年間も進めていくということでございますし、これまでも国民の皆さんの理解醸成については取組をしていらっしゃったんだと思います。
しかし、環境省のウェブアンケート調査などによれば、県外最終処分の認知度は、ここ数年、福島県内では約四割、県外で二割に満たないまま推移、そして、関心度というものは、大体、県内で約五割、そして県外では約三割で推移しているということで、実は、今回の結果に限れば、今回のというのは令和七年度になりますかね、令和六年度と比較ということになると、実は県内外共にこの関心度はちょっと低下しているというところが見られまして、大きな低下ではないにしても、なかなかこの認知度とか関心度というものが高まっていくという状況ではないんです。
ですから、今後も今までやってきた同じような取組をし続けたからといって国民の皆さんの理解醸成が本当に進められるのかというと、本当に分からない状況ではないかなと思っていまして、そういった中で、環境政策に関する基本原則は幾つかありますけれども、環境と開発に関するリオ宣言の第十原則においては、関心のある全ての市民の情報へのアクセスと意思決定への参画が求められています。
環境省の最終処分に向けた国民への理解醸成に当たっては、国民の皆さんそれぞれが人ごとではなくもう我が事としてお考えいただけるような取組がとても重要でありますし、国民の皆さんの理解醸成の向上に当たっては、環境省の一方通行的な主張だけではなくて、やはり、リオ宣言にありますように、情報へのアクセスと意思決定への参画を確保した上で、理解醸成に向けた更なる工夫が必要だというふうに思いますが、大臣の御見解をお伺いしたいと思います。
7
石原宏高(自民)環境大臣・内閣府特命担当大臣(原子力防災)
少し繰り返しになってしまうところはあると思いますけれども、県外最終処分の実現に向けては、やはり、復興再生土の利用等による最終処分量の低減が鍵であります。これらの必要性、安全性等について、委員が言われるように、広く国民の皆様に御理解をいただく必要があると思います。
まだまだ今までの取組では不十分だという御指摘はしっかりと受け止めたいと思いますが、これまで、現地視察や他機関との連携イベント等での展示等様々な取組を実施してきているところであります。例えば、中間貯蔵施設においては、延べ約三万人以上の視察者を受け入れてきたところであります。
また、昨年度には、…
この発言のページ
8金金子恵美(中道)
ありがとうございます。
除去土壌の再生利用の話というのは、実は霞が関では、先ほど来お話がありますように、利用が少しずつだけれども進んでいるということでありますけれども、これは福島県外で発生した除去土壌もあるわけなんですよね。汚染状況重点調査地域に指定されている市町村もあるわけなんですけれども、除去土壌を今持っているところは七県、五十三市町村ということで、三十二万六千二百三十四立方メートルの除去土壌があるわけなんですね。
ですから、もちろん、福島県の問題だけではなく、福島県外のそれぞれの自治体の皆さんもこれは注視していかなくてはいけないわけなんですが、…
この発言のページ
9
石原宏高(自民)環境大臣・内閣府特命担当大臣(原子力防災)
少しまた繰り返しになるところはありますけれども、福島県内の除去土壌の復興再生利用及び福島県外除去土壌の埋立処分について、これらの必要性、安全性等について広く国民の皆様に御理解をいただくことは重要であります。
このため、首相官邸及び霞が関の中央官庁での復興再生利用箇所で空間線量率のモニタリングを継続的に実施しております。そして、そのことを環境省のウェブページでも公表するなど、情報発信を行っているところであります。
引き続き、必要性、安全性等について御理解いただけるように、情報発信に取り組んでまいりたいと思います。
この発言のページ