加藤明良 (自由民主党)

2025年12月12日・第219回国会 参議院 予算委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 354 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 446 発言)

ありがとうございます。

日本の稼ぐ力をしっかりとまた育てていただきたいと思っております。

最後の質問になりますけれども、この分野も日本の稼ぐ力の本当に源流になるのではないかと思うHTTR、高温ガス炉について質問させていただきたいと思っております。

戦略分野十七の一つでありますGX、エネルギー分野でございますけれども、私の地元茨城県大洗の日本原子力研究開発機構に設置しております高温ガス炉でございます。この高温ガス炉というのは、本当に安全性の高さがまず一つのメリットでございます。セラミック加工されました燃料で、ヘリウムガスという不燃性のガスで冷やすということで、水を使わないので場所を選ばないという利便性もございます。

そして、本当に安全性の高さというのは、総電源喪失をしたときにもその炉心の熱が勝手に冷めるということでございまして、メルトダウンの心配もないという新型革新炉でございます。これは日本発の技術でありますけれども、東日本大震災以降、十年間止まってしまっておりましたが、それでも今、世界に冠たる技術力を有しております。この安全性の高さゆえに、四年前にも再稼働が、新規制基準をクリアしまして、原子力規制委員会の方からいただいておりまして、四年前から再稼働をしております。

その中で、再稼働に際しまして、その安全性の高さから、民家も大変近いところにあるんですけれども、ほとんど追加設備もなく再稼働が可能という施設でございます。安全性がまず高い。

そして、次なる最大のメリットが、九百五十度という高温で運転をするものですから、この九百五十度の高温領域で熱化学分解して、水から水素を作り出すことができるという革新炉でございます。熱も作れ、熱も、製鉄であったり、これからの化学工業の利用もできるということでございまして、いろんな利便性があるという革新炉でございます。

この実用性というのを、今、二〇三〇年代後半を実用化を目指しておりますけれども、この水素の製造というのは、二〇三〇年までには審査が通ればすぐ行えるという状況にまで来ております。

こういった事業の本当に認識を多くの国民の皆様方に持っていただいて、安心、安全なこれからのその革新炉についての在り方、是非とも国民議論にしていただきたいなと思っておりますけれども、実はこの利便性、世界の方から先に着目をされておりまして、アメリカでも今造っておりますし、さらにはイギリスでも今、日本との共同研究が進んでおります。

これが、日本で生み出された新技術、安心、安全、水素社会の実現に大いに貢献するこの革新炉が、是非とも社会実装が早期にできますように、二〇三〇年と言わず早期実用できますように、是非とも政府を挙げて御支援いただきたいとお願いを申し上げます。経済産業大臣、是非お願いします。

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