稲葉延雄日本放送協会会長

2025年12月2日・第219回国会 参議院 総務委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 50 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 219 発言)

まず、剰余金でございますけれども、繰越剰余金、いわゆる財政安定のための繰越金でございますが、これのほかに、放送センター建て替えのための建設積立金、それから事業料の値下げの原資等になる還元目的積立金で構成されてございます。剰余金につきましては、二〇二四年度末の合計は三千百四十億円でございます。

繰越剰余金は、放送法施行規則第三十二条二第一項で、翌年度の事業支出の額の八%までを上限に積み立てることができると規定されているものでございまして、二〇二四年度末の残高は四百十六億円でございます。大規模な災害の発生、インフレ等急激な変化などの際の事業収支の不足に対応する、あるいは設備投資の財源として減価償却資金などの当年度の事業支出金では賄えない場合などに対応するものでございます。

建設積立金は、現在進めている放送センター建て替えの第二期工事等に対応するために積み立てているものでございまして、残高が千三百四十八億円でございます。今後、建て替え工事の進捗に応じて取り崩してまいります。

最後に、還元目的積立金の残高は千三百七十五億円、このうち二〇二三年十月に実施した受信料の値下げに対応する原資が六百五十億円規模、共同利用型モデル導入及びメディア産業全体の多元性確保への貢献に対応する原資が七百億円規模ございます。これらはいずれも二〇二六年度までに全て取り崩す計画となってございます。

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