片山さつき (自由民主党)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

2025年11月20日・第219回国会 参議院 財政金融委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 130 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 182 発言)

債務残高の対GDP比は、政府が負う債務について、その返済の原資となる税収を生み出す元となる国の経済規模、すなわちGDPに対してどの程度の割合になっているかという指標でございますから、総理がよく用いられる財政の持続可能性を見る上では有意義なものというふうに、これは財務省も前からそう言っておるわけなんですが。

よく争いがあるのは、政府総債務残高対GDP比なのか政府純債務残高対GDP比なのかということがありますが、今は、まあ十月四日以前はいざ知らず、今はですね、財務省のホームページでも、IMFバージョン、GDPバージョン、また洗い替えをするというのもありますから、残高について、簿価か時価かということですね、そういったことも含めて、多く用いられている統計についてはちゃんと説明を全部すると、目配りも全部するということで言っておりますが、これは実はいろいろと政権が立ち上がってから議論がありまして、総債務残高より純債務残高の方が向いているという論者もいらっしゃるんですよ。だけれども、その純債務残高は日本においては特に顕著に多い将来の年金給付のための年金積立金が入っているから、それを差し引いているという論もあるので。

ただ、いずれにしても、先ほど私が繰り返しましたように、今の程度の物価上昇率の見込みというか、GDP上昇率の名目のプラスを考えると、恐らく、一定の対策を行った前と後で、恐らくそのGDP比がどちらにしても増えることはなくて、むしろそのままか、やや減るぐらいの数字が出てくるんですが、私は、その債務残高についてはどちらかというよりは多様に見ていった方がよろしいという意味で三百六十度という言葉を最近多用しておりますが、これは積極財政派の中でも、それからまさに我々が財政審で御意見を賜っているような財政規律重視派の中でも両論がありますので、今のところ、総なのか純なのか、総は総額の総、純は純粋の純ですが、ということは書かずに債務残高と申し上げているということを是非御理解賜ればと思います。

前後のやりとり

126の発言を見る

134の発言を見る