ありがとうございます。
手短に三点申し上げたいと思いますが。
よく協力隊を皆さん褒めていただくということがあると思うんですが、二年送っておしまいということではなく、彼らこそ非常に苦労をして、あちらの国で、一部を除けばあちらの方と同じ生活をしている。そういう人こそスタートアップの主人公になれる可能性があるわけですが、多くの人は帰ってきてしまう。彼らを主な対象として、いかにアフリカでスタートアップの事業を成功させられるか、そういった人材育成を戦略的にもっともっとやっていただきたいというふうに思います。それが第一です。
それから、JICAは、日本自体がそうですけれども、やはり欧米とアジア、あるいは欧米と非欧米の間にある国であり、そういった国々をつなぐ役割を是非果たしてほしい。私の切なる願望としては、中国とヨーロッパの国々が例えばアフリカのある国をめぐって話すときにも日本が裏側でそれをつなぐ、裏でも表でもいいんですが、そういうことができないか。あるいは、韓国や東南アジアの国々もドナーになりつつありますから、そういった国々を日本がリーダーとしてまとめていくということがアフリカに対してできるのではないか。そういうことを特にJICAには期待したいと思います。
最後に、質の高いインフラという言葉がありますが、私、本当に質の高いインフラというのは、単に日本の技術レベルを徹底的に上げて安全で機能的なものを造っていくということに話がとどまっているように思うんですけれども、そうではなくて、やはり、例えばアセスメントの原則として住民参加があり、科学的な評価がある、そういったものをきちんと取り入れていって、インフラに関しても民主的な手続をやっていく、これが日本の原則ですから、それを基本的にアフリカだろうとどこだろうと適用していく、そのことによって新興国に反省をしてもらうということが恐らく必要だろうと思います。そういう模範にJICAにはなってほしい、そのように考えます。
お答えになったら幸いです。
81
伊波洋一政府参考人など
沖縄の風の伊波洋一です。
私、外交防衛委員会におりまして、あそこは国内のJICA施設、JICAセンターなどもいつも視察をさせていただいているんですけど、先ほどのお話聞いても、JICAはアフリカにも様々な形で拠点があると。そういう状況の中で、まずお聞きしたいのは、今日のJICAにとってどういう役割を果たすことができるか、それぞれの御三名の参考人の視点でですね。
もちろんJICAは日本の希望者を送ることもしているし、二年ぐらいの単位でずっと送り続けていますし、現地からも人を呼んで、そして個々の技術を身に付けて、そして広めていくと。先ほどの話がちょうどうま…
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82小小笠原由佳インパクト志向金融宣言事務局長代理
ありがとうございます。
出身組織でもありますので非常に難しいところもあるんですけれども、本当に、本当に様々多岐にわたる仕事をJICAはしているというふうに思いますし、本当に中で働いている特に若い人たちはとても優秀でやる気があるというところかなというふうに思っております。
セクターとかやり方という意味で一つ申し上げると、やはり私が御説明しました民間企業さんが海外に出ていくときにかゆいところに手が届くような御支援というのが恐らくできるだろうと。ただ、それは、例えばその無償資金協力を出しますとか、こういうお金を付けますということでは恐らくなくて、ネットワー…
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83池池上甲一近畿大学名誉教授
ありがとうございます。
なかなか言いにくいことがあるんですけれども、これまでの経験で一番重要ではないかなと思っているのは、JICA本部と、それから現地の事務所と、それから実際にプロジェクトに関わっている専門家の方たちとの間の、何というのかな、このスタンスの違いが結構目に付くんですね。
どうしても、事業そのものの評価ということが関わってくると、どうしても本部を見ざるを得ない、現地を見ることよりは本部の方を意識してしまう。逆に、本部にすると、目立つもの、目立つ成果のある事業が成功だというふうに評価してしまって、というか、そのやっぱり旗の付いている建物が欲…
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- (上の発言)
84高高橋基樹京都大学名誉教授/神戸大学名誉教授
ありがとうございます。
手短に三点申し上げたいと思いますが。
よく協力隊を皆さん褒めていただくということがあると思うんですが、二年送っておしまいということではなく、彼らこそ非常に苦労をして、あちらの国で、一部を除けばあちらの方と同じ生活をしている。そういう人こそスタートアップの主人公になれる可能性があるわけですが、多くの人は帰ってきてしまう。彼らを主な対象として、いかにアフリカでスタートアップの事業を成功させられるか、そういった人材育成を戦略的にもっともっとやっていただきたいというふうに思います。それが第一です。
それから、JICAは、日本自体がそうですけれども、やはり欧米とアジア、あるいは欧米と非欧米の間にある国であり、そういった国々をつなぐ役割を是非果たしてほしい。私の切なる願望としては、中国とヨーロッパの国々が例えばアフリカのある国をめぐって話すときにも日本が裏側でそれをつなぐ、裏でも表でもいいんですが、そういうことができないか。あるいは、韓国や東南アジアの国々もドナーになりつつありますから、そういった国々を日本がリーダーとしてまとめていくということがアフリカに対してできるのではないか。そういうことを特にJICAには期待したいと思います。
最後に、質の高いインフラという言葉がありますが、私、本当に質の高いインフラというのは、単に日本の技術レベルを徹底的に上げて安全で機能的なものを造っていくということに話がとどまっているように思うんですけれども、そうではなくて、やはり、例えばアセスメントの原則として住民参加があり、科学的な評価がある、そういったものをきちんと取り入れていって、インフラに関しても民主的な手続をやっていく、これが日本の原則ですから、それを基本的にアフリカだろうとどこだろうと適用していく、そのことによって新興国に反省をしてもらうということが恐らく必要だろうと思います。そういう模範にJICAにはなってほしい、そのように考えます。
お答えになったら幸いです。
85
伊波洋一政府参考人など
ありがとうございました。是非そのことは委員会等でお伝えしたいと思いますので。
それから、テレビで見ていますと、中国などからは、何か親戚からお金を集めて、アフリカで起業、スタートアップするといって何か来て、それなりに頑張っている人たちのニュースを、テレビ番組をNHKなどが作っているのを流されていたりするんですけど、アフリカは今そういう受皿にもなり得るような状況になっているんでしょうか。アフリカの各国々の中で、いろんな働き場というのか、あるいはそのスタートアップをするというようなことが起こり得るような状況に今なっているのかということだけ一言、どなたか、じゃ…
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86小小笠原由佳インパクト志向金融宣言事務局長代理
すごく格差はあると思いますけれども、南アフリカですとかケニアといったようなところはいわゆる官民連携でスタートアップを強く推していくというような政策も打ち出されていて、そういったことが増えているというふうには言えると思います。ただ、本当に局地的というか、アフリカ五十四か国ございますので、全く全てではないというところかなと思います。
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伊波洋一政府参考人など
今日はありがとうございました、どうも。終わりたいと思います。
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