青山豊久林野庁長官

2025年5月20日・第217回国会 参議院 農林水産委員会 第9号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 37 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 159 発言)

まず、地域林政アドバイザーの方でございますけれども、市町村の体制強化を目的に平成二十九年からスタートしまして、二十九年度は全国で三十八人でありましたけれども、年々増加して、令和五年度は三百三十四人でございます。

アドバイザーの雇用は、委員御指摘のとおり、実際には市町村で年度ごとに雇用期間が設定されているものが多いんでございますが、青森県の三戸町や長野県の立科町など雇用期間を複数年度とする自治体もございますし、都道府県が雇用して市町村に派遣するなど、地域の実情に応じて様々な雇用形態がございます。

その経費につきましては特別交付税が措置されておりまして、対象経費には住居や活動用車両に要する経費なども含まれております。また、これとは別に、森林環境譲与税も活用しましてアドバイザーの活動を支援することも可能となっております。

農林省としましては、市町村に対して多様な雇用事例を周知するとともに、アドバイザーとなり得る林業技術者の研修の実施、林業技術者団体への雇用を希望する市町村への情報提供などを通じまして、林政アドバイザーの活用促進に努めていきたいと思っております。

また、緑の雇用でございますけれども、就業三年後の定着率、先ほど委員から七六%の数字いただきましたけれども、就業五年後の定着率は六三%となっております。これ、緑の雇用事業を活用しないで就業した人の定着率よりは若干高くなっておりまして、研修生を対象に実施したアンケートでは所得や作業の安全性への不安という声が多い結果となっておりまして、定着率を上げていくためにはこれらの課題の解決が重要でございます。

林業従事者の所得など処遇の改善に向けましては、新規就業者に対して、緑の雇用におきまして、安全で効率的な林業の知識と技能の習得の研修や、定住の促進のための住宅手当の支給等を支援するとともに、林業経営体の収益力向上のためには、高性能林業機械の導入、路網やストックヤードの整備などによる出荷体制の確立等様々な支援を進めているところでございます。

もう一つの課題でございます安全性につきましては、林業労働安全対策事業の実施によりまして、労働災害の多くを占めます伐倒作業を安全に行うための研修、保護衣等の導入を支援するとともに、令和七年度の予算からは車両系の木材伐出機械等に係る特別教育の講師を育成する取組を新たに措置したところでございます。

引き続き、これらの取組によりまして、林業担い手の育成、確保等に努めてまいりたいと考えております。

前後のやりとり

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