三点ほど聞かれたというふうに思っております。なので、少し回答が長くなりますが。
四月の総会で採択された決議の趣旨は、法案の修正を求めるということであります。また、決議と同じく採択された声明におきましては、まず、法案のプロセスについて当事者である日本学術会議との間で完全に合意には至らなかったにもかかわらず、科学者の代表により起草された現行法を廃止し、日本学術会議の理念や組織の骨格を定める内容の法案が政府が提出したことは遺憾であると言わざるを得ないとした上で、内容につきまして、日本学術会議の基本理念、政府任命の監事による監査、中期的な活動計画や年度計画の策定と、内閣府に置かれる評価委員会の関与、選定助言委員会の設置を含む会員の選任の仕組み、法人発足時等の会員選考等について、ナショナルアカデミーとして組織が満たすべきものとして日本学術会議が示す五要件のうち、特に活動面での政府からの独立、会員選考における自主性、独立性が充足されていないとの懸念が多くの会員から想起されたことを指摘し、これらの懸念点について、国会においても修正の可能性を含め十分な審議を望むとしております。これらの声明及び決議が日本学術会議の会員の意思であります。
声明及び決議のいずれも法人化自身に反対するというものではありませんが、本法案に関して様々な観点で懸念を持たざるを得ないということはるる申し上げてきているところであり、この法案が日本学術会議の独立性を高めることが本旨であるということであれば、条文の修正を求めることが総会における会員の意思であり、日本学術会議の独立性が尊重され、その活動に対し政府が不当に介入することを許容するものではないということを国会において明確にしてほしいと考えています。
なお、三番目の質問に対してですが、四月の総会で採択された決議の趣旨は法案の修正を求めるということであり、同じく採択された声明においては、国会においても修正の可能性も含め十分に慎重な審議を望むとしているところでございます。日本学術会議がこれまで示してきた懸念を踏まえた審議が行われ、法案の修正の可能性を含む議論がなされていることに対して歓迎をいたします。修正案につきましては、基本的に学術会議が示していた懸念を踏まえた内容であると受け止めております。
以上です。
156
坂井学(自民)国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(防災・海洋政策)
学術会議とは様々なコミュニケーションを取っていくことは大事であると考えておりますし、適時適切に必要な相談や情報共有等行っていくことになると考えております。
ましてや、今後力を合わせて世界最高のナショナルアカデミーという学術会議を実現をしようということでございますから、ここはしっかり力を入れて、コミュニケーションは取っていきたいと思います。
この発言のページ
157
奥村政佳(立憲)
今回の議論でもやっぱりコミュニケーションを取るという話をされているんですけど、やっぱり、どうも今見ていると、政府側からのコミュニケーション取ったよねというような感じであって、学術会議からそうですよねというお答えは余り返ってきていないような感じがするんですね。コミュニケーションというなら、お互いがお互いのことをよく分かってということだと思いますので、しっかりとそこはコミュニケーションを本当に取ってつくっていってもらわなければ、学問、学術研究というのが死んでしまうと思います。
その中で、今日の議論の中でもあったんですけれども、今回のこの法案審議に当たって、…
この発言のページ
158
木戸口英司(立憲)
立憲民主・社民・無所属の木戸口英司です。
光石会長にもありがとうございます。御苦労さまです。よろしくお願いを申し上げます。
大臣にもよろしくお願いを申し上げます。
大臣は、世界最高のナショナルアカデミーとおっしゃいます。私たちもそれを望んでおります。当然、日本学術会議の皆さんもそういう思いで日夜御努力をいただいていると思います。しかし、今回の法案、是非そうあってほしいと思ってその提出を待っていたところでありますし、しかしその経過、我々も議論の中でそういう方向性を少しでも導き出したいと、そう思っているんですが、なかなか近づいていかない、そんな印象も持…
この発言のページ
- (上の発言)
159光光石衛日本学術会議会長
三点ほど聞かれたというふうに思っております。なので、少し回答が長くなりますが。
四月の総会で採択された決議の趣旨は、法案の修正を求めるということであります。また、決議と同じく採択された声明におきましては、まず、法案のプロセスについて当事者である日本学術会議との間で完全に合意には至らなかったにもかかわらず、科学者の代表により起草された現行法を廃止し、日本学術会議の理念や組織の骨格を定める内容の法案が政府が提出したことは遺憾であると言わざるを得ないとした上で、内容につきまして、日本学術会議の基本理念、政府任命の監事による監査、中期的な活動計画や年度計画の策定と、内閣府に置かれる評価委員会の関与、選定助言委員会の設置を含む会員の選任の仕組み、法人発足時等の会員選考等について、ナショナルアカデミーとして組織が満たすべきものとして日本学術会議が示す五要件のうち、特に活動面での政府からの独立、会員選考における自主性、独立性が充足されていないとの懸念が多くの会員から想起されたことを指摘し、これらの懸念点について、国会においても修正の可能性を含め十分な審議を望むとしております。これらの声明及び決議が日本学術会議の会員の意思であります。
声明及び決議のいずれも法人化自身に反対するというものではありませんが、本法案に関して様々な観点で懸念を持たざるを得ないということはるる申し上げてきているところであり、この法案が日本学術会議の独立性を高めることが本旨であるということであれば、条文の修正を求めることが総会における会員の意思であり、日本学術会議の独立性が尊重され、その活動に対し政府が不当に介入することを許容するものではないということを国会において明確にしてほしいと考えています。
なお、三番目の質問に対してですが、四月の総会で採択された決議の趣旨は法案の修正を求めるということであり、同じく採択された声明においては、国会においても修正の可能性も含め十分に慎重な審議を望むとしているところでございます。日本学術会議がこれまで示してきた懸念を踏まえた審議が行われ、法案の修正の可能性を含む議論がなされていることに対して歓迎をいたします。修正案につきましては、基本的に学術会議が示していた懸念を踏まえた内容であると受け止めております。
以上です。
160
木戸口英司(立憲)
大臣、今の光石会長の答弁を聞いて、まだ法人化及び本法案自身に反対ではないというところまで御理解をいただいたという答弁を通されますか。
我々も法人化については、まあそもそもこのこともどうかと、そう思います。今の学術会議の体制、もちろんもっとこうあってほしいということはそれぞれあるかもしれませんけれども、その体制ということについては今のままでもというところはあるのではないかと思いますが、法人化に踏み出すということについて、そのことは学術会議もやむなしかもしれませんが、容認はしたのかもしれません。
しかし、その中身については、今、光石会長がるるおっしゃられ…
この発言のページ
161
坂井学(自民)国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(防災・海洋政策)
修正を求めておられる、つまり今の法案で御納得いただいていないという認識はございますし、それは以前から申し上げているところでございますが、先日の参考人質疑におきましても、監事の職務範囲が広過ぎて科学的助言の内容にまで及ぶ可能性があるとか、評価委員会の評価は補助金の額に反映されるだろうとか、言わば我々がこの法案で想定をしていない、若しくは考えていないといったような中身が、十二分にまだ御説明、伝わっていないということが先日の参考人質疑でも明らかになったので、ここをしっかり御説明をさせていただくということが大事だろうということを改めて今感じているところでございま…
この発言のページ
162
木戸口英司(立憲)
やはり修正を求めていると、だからこの法案には決して賛成ではないということをお認めになるわけですよね。
その上で、我々も、その監事あるいは評価委員会、このことを置くことは認めつつも、そういう学術会議からの懸念、まあ大臣はそういうことはないとおっしゃるんですけれども、様々解釈というものは時の政権によって変わってくるということが、この学術会議の任命の問題についても我々は明らかに突き付けられたわけです。
ですから、やはり法文で書くのであれば、そういった懸念点についてしっかり書き込んで、そして様々な委員会等があります。こういった運営については、新しい学術会議が…
この発言のページ