村上明子独立行政法人情報処理推進機構AIセーフティ・インスティテュート所長

2025年5月22日・第217回国会 参議院 内閣委員会 第16号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 56 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 116 発言)

ありがとうございます。お答えいたします。

まず、その人材、一般的に男女関係なくAI人材をどう増やしていくのかというところでございます。一見矛盾しているように思われるんですけれども、理系、文系という考え方があるのは世界的に見ても日本だけなんですね。理系的、サイエンスといったときに、いろいろな学問を勉強した上で自分の強みというものに、その工学であるとか理学というものを専攻するといったものが大学の勉強のところでは一般的になっています。

AIというのは、技術的なことももちろんそうなんですけれども、本当に深い、深層学習の数学のレイヤーよりも少し上の部分というのは学際的な知識というのが必要になってまいります。そういったところを理解しながらできるような人材というのが日本に欠如しているのではないかというところを思っておりまして、もちろんAIの研究者を増やすのと同時に、そういったその学際的なところも増やしていくのがよろしいのではないかと思います。そのうちの一つが国際的なところで活躍できるところの一つではないかと思います。

また、二つ目の御質問にございました、どうやって理系の女性を増やしていくかというところでございます。私の個人的な経験でございますけれども、大学で五%未満しかいない大学の理系の学生、私の時代は大体お父様が理系の職業、しかも大学の先生である方がほとんどだったんですね。今もう一〇%程度になってきましたけれども、やはり親御さんを見て親近感を持つ、あるいは子供の頃から理系に対して障壁を持たないというところが非常に理系に進むきっかけになるというふうに思っております。

女性は男性よりも比較的現実的な学問を好みがちというふうに言われておりますので、理系って少し、サイン、コサインって生活で使わないですよねとよく言われるんですけれども、理系からするとめっちゃ使われているのにと思うんですが、そういったことが起きないように、小学校、中学校の頃から理系というものが現実的な社会に役に立っているんだということを広く知らしめるということ、これAIが今近くにあるので、非常にチャンスじゃないかなというふうに私は思っています。

以上でございます。

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