村上明子独立行政法人情報処理推進機構AIセーフティ・インスティテュート所長

2025年5月22日・第217回国会 参議院 内閣委員会 第16号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 58 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 116 発言)

ありがとうございます。

私は、AIセーフティ・インスティテュートの所長としてこの戦略本部に対して非常に期待もしておりますし、一方で、おっしゃられたような不安というものも感じているところでございます。

AIは、全てを理解しようと思うと、私のような技術者出身でも全ての技術というものを今理解しているかというと、私は残念ながら、それはお答えとしては違うというふうにお答えせざるを得ません。これ、世界広しといえど、全てのAIの技術を網羅して理解している方というのはいらっしゃいません。

一方で、技術を理解しないとAIの施策がつくれないかというと、私はそれは違うとは思っています。ただ、やはり先端的にどういうことが懸念として起こっているのか、あるいはどういう技術ができて、今何ができようとしているのかということは、技術者を通して皆さんに理解をしていただいて戦略を作っていただくというのが大事だと思っています。

ここで私が大事だと思っているのは、やはりこの戦略と付いているからには、何か北極星のような、日本としてはこうあるべきというような大きな目標にあって、それに対する戦術というものを官僚の方が作れるような、そういう大きな指針というのはしっかり決めていただきたい。

一方で、体制としてとおっしゃっていたのは、やはりこれが開催、次の開催まで待ってくださいというような形ではなくて、何か非常に大事な潮目というか、局面が来たときには柔軟な対応というもので開催していただくというのがもう一つだと思います。あとは、やはり官僚の方々、それを実行していく官僚の方々に、非常に専門性のある方を配置していただき、それに長く従事していただくというのがもう一つ重要なことではないかなというふうに思っております。

私からは以上でございます。

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