藤巻健史 (日本維新の会)

2025年6月3日・第217回国会 参議院 財政金融委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 64 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 119 発言)

かなり無理な答弁だと思うんですけれども。

幾つかありましたね。その幾つか申しますと、前回、前々回だったかな、四月の財政金融委員会で、私が今年中に満期になる国債は幾らあるかと、五十八兆円という答弁を日銀からいただいたんですけれども、今保有している国債というのはほとんどが長期国債ですよ。長期国債、固定金利ですから、十年なら十年、満期が来ないと新しい利率に変わらないわけで、五十八兆しか変わらないという、満期しか来ないということは、五十八兆円分だけ新しい金利に変わるわけですよ。〇・五%上がったとして、五十八兆円分の〇・五%、二千九百億円ぽっちですよ。二千九百億円しか受取利息は増えないわけですよ。支払の、日銀当座預金への付利の方は二・五兆円増えていっちゃうわけですよね。全然間に合わないわけでね。

要するに、一時的だといっても、かなり長い間、シニョリッジ、マイナスのシニョリッジ、通貨発行損がアキュムレートしていっちゃうわけですよ。それをいずれ回復するなんといって、どんだけ、いずれがどのくらい、総裁いつも一時的とおっしゃいますけれども、十年たってやっとマイナスの蓄積されたシニョリッジがなくなるなんということは、到底日銀がもつとは私は思わないんですけどね。

アメリカの中央銀行のように二十五兆円ぐらいの毎年の金利収入があれば、それはちょっとFRB当座預金の金利を下げれば、それは十分にプラスのシニョリッジが生まれて、その蓄積したものというのは解消できますけど、日本銀行みたいに、純粋なシニョリッジですね、受取利息から支払利息を引いた本当の意味のシニョリッジって大体二・五兆円ぐらいですよ。それで、大きいアキュムレートしたマイナスができたときに、果たして世界のマーケットが日銀を信用してくれるかという問題が残るかと思うんですが、いかがか。

それと、もう一つだけ申し上げちゃうと、先ほど日銀当座預金がとか、あと発行銀行券があるといいますけど、私の記憶だと発行銀行券って百兆円ぐらいですし、日銀当座預金って五百三十兆ですから、ここへの付利金利というのが一番日銀のPLに影響するわけですよね。

発行銀行券があるなんというのは詭弁でしかないんじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

前後のやりとり

60の発言を見る

68の発言を見る