五ページの議論でございますけれども、まず、基礎年金というものが全ての国民にとって極めて重要な、これは老齢年金のみならず、障害年金、遺族年金も含めて極めて重要であるということをまず皆様に理解していただくというのが一つと、それから、基礎年金と厚生年金と国民年金の関係について、制度ができてもう四十年たつのにどうもきちんと伝わり切れていなくて、基礎年金、括弧、国民年金というと、国民年金イコール自営業年金みたいな感じの理解をされていますけれども、これは、基礎年金というのは厚生年金の一階部分に該当しますよということをまず理解して、この辺が大事かと思います。
その上で、国庫負担についてどうしてもやっぱり注目を浴びます。ただ、これを、御留意いただきたいのは、適用拡大であろうが四十五年であろうが早期停止であろうが、基礎年金の給付水準を上げればどっちみち国庫負担は増えるということでありまして、早期停止だけで増えるわけでは、早期停止だけが国庫負担を増やすというわけではないということでございます。ただ、インパクト的には大きい。まだ時間的には余裕はありますけれども、将来出てくると思います。
一方で、年金、社会保障の将来推計を見ると気になる点が一個ありまして、対GDPに対する年金の給付水準は一〇%弱、九%台で収まるというふうな見通しになっている、一方で、福祉系の予算も頭打ちになっていると。これはちょっとおかしいんではないかと思っておりまして、対GDP比で年金の水準が収まるということは、これはその分だけ所得保障の守備範囲が小さくなりますので、貧困率が上がって生活保護の給付も増えるはずだと。それを踏まえて総合的に、社会保障全体の公費支出を総合的に見た上で本当に将来出てくる国庫負担はどのくらいなのかということを見分ける、ちゃんと分析していく必要はあるだろうと思います。
まあ国庫負担が必要になってくることは間違いないとは思いますけれども、社会保障全体でどのくらいのインパクトになるのかを見分けていくということが必要ということで、今日、制度横断的な議論も必要ではないかというお話をさせていただきました。
以上です。
27
柘植芳文(自民)
済みません、挙手をお願い、申し訳ないです。
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28伊伊藤仁日本商工会議所専務理事
既に、適用拡大したケースのときに、キャリアアップ助成金とかそういう支援策が講じられているというふうに聞いております。ただ、まだこれスタートしてそれほど時間がたっていないということもあり、その効果については、あるいはその手続などについてが本当に満足するものかということについては、正直きちっとした把握はできておりません。やはり、全体として、事業者としてそういう支援策を受けながら任意で参加するという方向は進めるべきだと思っておりますけれども、我々としても、ちょっとその辺の実態もう少し踏まえた上で制度についての拡充とか改善とかということは求めていきたいなというふ…
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29森森本真治(立憲)
ありがとうございます。
それでは、駒村参考人にお伺いしたいというふうに思います。
今日は、特にマクロ経済スライドの早期終了の意義についてもいろいろお話をいただいたというふうに思います。なかなか今回の法改正についての世論、先般もNHKで、五割以上の方が評価しないというような数字がちょっとショッキングだったんですが、しっかりと我々としても、我々も今回衆議院の方で修正をさせていただいた立場でいえば、しっかりと国民の理解を得るように努力をしていかなければならないというふうに思っているんですけれども。
それで、いろんな意見の中で、例えば国庫負担が、どうするん…
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- (上の発言)
30駒駒村康平慶應義塾大学経済学部教授
五ページの議論でございますけれども、まず、基礎年金というものが全ての国民にとって極めて重要な、これは老齢年金のみならず、障害年金、遺族年金も含めて極めて重要であるということをまず皆様に理解していただくというのが一つと、それから、基礎年金と厚生年金と国民年金の関係について、制度ができてもう四十年たつのにどうもきちんと伝わり切れていなくて、基礎年金、括弧、国民年金というと、国民年金イコール自営業年金みたいな感じの理解をされていますけれども、これは、基礎年金というのは厚生年金の一階部分に該当しますよということをまず理解して、この辺が大事かと思います。
その上で、国庫負担についてどうしてもやっぱり注目を浴びます。ただ、これを、御留意いただきたいのは、適用拡大であろうが四十五年であろうが早期停止であろうが、基礎年金の給付水準を上げればどっちみち国庫負担は増えるということでありまして、早期停止だけで増えるわけでは、早期停止だけが国庫負担を増やすというわけではないということでございます。ただ、インパクト的には大きい。まだ時間的には余裕はありますけれども、将来出てくると思います。
一方で、年金、社会保障の将来推計を見ると気になる点が一個ありまして、対GDPに対する年金の給付水準は一〇%弱、九%台で収まるというふうな見通しになっている、一方で、福祉系の予算も頭打ちになっていると。これはちょっとおかしいんではないかと思っておりまして、対GDP比で年金の水準が収まるということは、これはその分だけ所得保障の守備範囲が小さくなりますので、貧困率が上がって生活保護の給付も増えるはずだと。それを踏まえて総合的に、社会保障全体の公費支出を総合的に見た上で本当に将来出てくる国庫負担はどのくらいなのかということを見分ける、ちゃんと分析していく必要はあるだろうと思います。
まあ国庫負担が必要になってくることは間違いないとは思いますけれども、社会保障全体でどのくらいのインパクトになるのかを見分けていくということが必要ということで、今日、制度横断的な議論も必要ではないかというお話をさせていただきました。
以上です。
31森森本真治(立憲)
ありがとうございます。
今回の法改正についての評価に限らず、我が国の公的年金制度の評価自体が、なかなか国民の皆さん、なかなかちょっと厳しいものがあるなという認識の下で、それで、その一つとして、やっぱり世代間の格差の問題で、今日、底上げに立ちはだかる三つの壁の中でも、世代間連帯の壁ということで御説明いただいたんですけれども、やっぱり若い世代に聞くと、給付と負担のバランスの中でこんだけ負担しているのに、何か、まあ賦課方式ということではありながらも、やっぱり何か先輩世代に比べて損をしているというような意識を持つ中でいうと、今回の改正というかこの底上げ策という…
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柘植芳文(自民)
済みません。
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33駒駒村康平慶應義塾大学経済学部教授
気を付けていたんですけれども、大変失礼いたしました。
もう一つの壁が、世代連帯が必ずしも、認識が弱いのではないかと。今回は、このマクロ経済スライドの厚生年金の適用を長くすることによって、この今もらっている厚生年金、氷河期世代より上の世代が少し割を食うということになっております。この部分は、実は本来は、ちゃんとマクロ経済スライドが利いていればこの割を食うという部分はそんな本来なかった部分で、むしろ高止まりしているという性格のものであります。
今回の調整によって、同時停止によって、この高止まりしている部分を少し遠慮していただいて、氷河期世代以降の沈む、基…
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