小林広幸独立行政法人国際協力機構理事

2025年4月10日・第217回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 136 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 208 発言)

お答えいたします。

私どもJICAは、SDGs達成に貢献するため、各分野、課題ごとに適切な協力のシナリオを分析、整理いたしまして、多様なパートナーの皆様と共創の基盤とするための事業の戦略としまして、二十のJICAグローバル・アジェンダ、すなわち課題別の事業戦略でございますが、を設定しております。その中の一つとしてスポーツと開発を掲げ、事業を推進しております。

開発途上国では、予算、人材、そして先方政府関係者の組織力等の課題があり、政策があってもスポーツに係る取組が十分にできていないという状況が多々見られています。また、一部のスポーツエリートに特化されるような競技スポーツのみを強調している、そのような場合も多く、特に障害者や女性などの社会的に弱い立場に置かれた人々のスポーツへの機会は非常に限られているという状況でございます。

そこで、JICAは、スポーツの普及、振興を目指すスポーツの開発、そしてスポーツを手段として開発課題の解決を目指すスポーツを通じた開発、この二つの観点で事業を進めております。具体的には、一つ目としてスポーツを楽しむ機会の拡充、二つ目として心身共に健全な人材の育成、三つ目としまして社会包摂と平和の促進という三つの柱により事業を推進しております。例えば、体操を通じた高齢者の健康の増進とか、あるいは教育における非認知能力の育成、そして障害者の社会包摂等にこのスポーツと開発はとても有効であるというふうに考えております。

今後も、JICAグローバル・アジェンダに掲げている全ての人々がスポーツを楽しめる平和な世界にという目的の下、スポーツと開発の協力を推進してまいりたいと考えております。

前後のやりとり

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