久米孝資源エネルギー庁電力・ガス事業部長

2025年2月27日・第217回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 208 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 324 発言)

お答え申し上げます。

まず、六ケ所がなぜ動いていないのかという点について御質問いただいたかと思います。

技術的な課題につきまして、まず、再処理技術そのものについては、委員御存じのとおり、フランスで操業中のラ・アーグ再処理工場で累計約三・八万トンの再処理実績がありまして、これは既に確立されているというふうに承知しております。

六ケ所再処理工場につきましては、二〇〇六年から実施したアクティブ試験の中で、廃液をガラス固化するプロセスでトラブルが生じたところでございますけれども、その原因となった白金族元素の堆積を抑制するべく設備や運転方法の改良を講じた結果、二〇一三年までに、六ケ所再処理工場において、実際の廃液を使用した試験により、ガラス固化のプロセスを適切に行えるということを確認済みでございます。こうしたように、ガラス固化を含めて、再処理に関する技術的課題は解決されているというふうに認識いたしております。

一方で、東京電力福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえ、地震、津波、竜巻などの自然災害、加えて重大事故への対策を抜本的に強化する新規制基準が二〇一三年に施行されてございます。現在は、再処理技術そのものではなく、この新規制基準に対応するため、膨大な設備を一つ一つ確認するための審査に時間を要しているということでございます。

日本原燃としては、この竣工目標の見直しの原因について、再処理工場はいわゆる一品物でございますので審査の前例がなく、設備物量が原発の六、七倍と非常に膨大だという特有の難しさがあって、審査対応において課題の把握や進捗管理に問題があったというふうに分析をいたしております。

こうした反省の下で、日本原燃は、他社から審査対応経験者を多数受け入れ、審査上の課題を徹底的に分析を行ってございます。これに基づきまして、原子力規制委員会に対しても、審査対応の全体計画を示して、審査の論点や進め方について共通認識を持って、計画的に対応を進めるという取組を行ってございます。

本年一月の公開会合でも、規制委員会の規制委員から計画どおりに進んでいるという発言がなされているというふうに承知しております。こうした前提に立ちまして、これまで一年に一回程度でありましたチェックを四半期に一度ということで、しっかり確認を取ってまいりたいというふうに考えてございます。

前後のやりとり

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