ありがとうございます。
選定保存技術者の方の話をしますけれども、一人につき百十万六千円と聞いております。昭和五十一年から始まった、そのときは八十万円で、平成八年から百十万六千円に増額された、これはいいことですね。令和四年度からは、後継者育成をする人にはプラス百万というふうに聞いております。国はこの選定保存技術を守ると言っているんですが、その割には余りにも少ない額じゃないかというふうに考えています。
平成八年から百十万六千円に増額したと言っていますが、これは九六年から三十年近く増額はないですよね。賃金が上がらず物価が上がっている、こういう状況で、今いろいろと議論されていますが、この技術者についても、そもそも守る気があるのかどうかというのが私はちょっと疑問に思っております。
そこで、大臣に二点伺いたいと思っています。
まず一点目。
例えば、地元福井、若狭には、先ほども紹介されましたが、研ぎ炭製造の技術を持つ国内唯一の技術者がいます。研ぎ炭というのは、資料がございますので、漆器の製作の漆を重ね塗りしていく工程において、表面を磨いて塗りむらをなくすために用いる研磨用の炭です。精密機械の研磨にも用いられるんですね。
この研ぎ炭製造者の方は、原木の確保から焼成、選別に至るまで全ての作業を行っています。ほかの分野では成立している分業がなくなって、全部自分でやっているんですね。簡単に言えば、あれもこれもやらなきゃならない中で、そして、炭の価格が上がらない中で、物価が上がってしまう中で、とてもこの補助額ではやっていけない、つまり、守れないんじゃないかなと思います。
守る意思というのが本当に国にあるのかということと、守るというのであれば、この額が妥当なのかどうか、見解を伺いたいと思います。
159
あべ俊子(自民)文部科学大臣
辻委員におかれましては、今回、大雪で二メートルで、多分、本当に、除雪車が走った後、歩道が全くない状態で、子供たちの通学路も大変な厳しい状況なんだというふうに思っております。
通学時における子供たちの安全の確保、本当にまさに重要なところでございまして、学校だけじゃなくて、地域の関係機関、また団体とも連携を図りながら対応を行うことが必要なところでもございますが、文部科学省におきましては、特に、この登下校時の見守り活動に対する支援を行っているだけではなくて、特に積雪のときにおきましては、豪雪により危険が予測される場合には、必要に応じて、授業を行わないなどの措…
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160
辻英之(立憲)
ありがとうございます。
雪はやがて消えるんですね。なので、雪国に暮らす人にとっても、自分事にならない日がいつかやってくるんですね。多分一か月後には雪は消えてなくなっちゃいます。しかし、課題は消えません。
最後に、大雪で今なお苦しんでいる子供や教職員、そしてそれを支える地域住民の皆さんに是非ともまた思いをはせていただくことを強くお願いをしまして、まずは一つ目の質問を終えます。
次に、文化財の保存等につきましての質問です。
私の地元、福井なんですが、国内屈指の伝統技術が息づいております。越前和紙、越前焼、越前漆器、越前打ち刃物、若狭塗箸、若狭漆器など…
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161合合田哲雄文化庁次長
お答え申し上げます。
今お話がございましたように、私ども、選定保存技術、これを文化財保護法に基づきまして支援をしているところでございます。令和七年二月現在、選定保存技術につきましては、御地元の研ぎ炭製造も含めまして八十九件を選定をいたしてございまして、保持者は六十七名、それから保存団体は四十団体を認定してございます。
文化庁では、これらの選定保存技術の確実な伝承のために、その保持者や保存団体が行う伝承者養成、技術の向上等に必要な経費についての補助を行ってございまして、令和七年度予算案、御審議をいただいている予算案でございますが、選定保存技術の保存団体…
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- (上の発言)
162
辻英之(立憲)
ありがとうございます。
選定保存技術者の方の話をしますけれども、一人につき百十万六千円と聞いております。昭和五十一年から始まった、そのときは八十万円で、平成八年から百十万六千円に増額された、これはいいことですね。令和四年度からは、後継者育成をする人にはプラス百万というふうに聞いております。国はこの選定保存技術を守ると言っているんですが、その割には余りにも少ない額じゃないかというふうに考えています。
平成八年から百十万六千円に増額したと言っていますが、これは九六年から三十年近く増額はないですよね。賃金が上がらず物価が上がっている、こういう状況で、今いろいろと議論されていますが、この技術者についても、そもそも守る気があるのかどうかというのが私はちょっと疑問に思っております。
そこで、大臣に二点伺いたいと思っています。
まず一点目。
例えば、地元福井、若狭には、先ほども紹介されましたが、研ぎ炭製造の技術を持つ国内唯一の技術者がいます。研ぎ炭というのは、資料がございますので、漆器の製作の漆を重ね塗りしていく工程において、表面を磨いて塗りむらをなくすために用いる研磨用の炭です。精密機械の研磨にも用いられるんですね。
この研ぎ炭製造者の方は、原木の確保から焼成、選別に至るまで全ての作業を行っています。ほかの分野では成立している分業がなくなって、全部自分でやっているんですね。簡単に言えば、あれもこれもやらなきゃならない中で、そして、炭の価格が上がらない中で、物価が上がってしまう中で、とてもこの補助額ではやっていけない、つまり、守れないんじゃないかなと思います。
守る意思というのが本当に国にあるのかということと、守るというのであれば、この額が妥当なのかどうか、見解を伺いたいと思います。
163合合田哲雄文化庁次長
今のお尋ねでございますが、私どもとしては、文化財保護法に基づきまして、引き続きしっかりと守っていきたいと思ってございます。
今先生からもお話がございましたように、選定保存技術の保持者への補助額、平成八年に年額百十万六千円への増額を行ったところでございます。また、令和四年度からは、修行期間中の後継者への研修経費に充てる場合には年額二百十万六千円への増額を可能とする改善を行わせていただいたところでございます。
今、なかなか十分ではないというお話もございました。引き続き、例えば御地元の木戸口武夫様を始め、支援対象となる保持者の皆様の個別具体のニーズもしっか…
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辻英之(立憲)
大臣にも一言いただきたいと思いますが、この額が妥当でしょうか。
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あべ俊子(自民)文部科学大臣
本当に選定保存技術の保持者に対する支援は大切なところだと思っておりまして、今担当の方からもお話がありましたように、改善を行ったばかりでございまして、やはり、皆様の個別具体的なところをしっかりと私ども伺わせていただきながら、柔軟で幅広い支援の在り方について、しっかり検討を進めてまいります。
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