末冨芳日本大学文理学部教授

2025年2月25日・第217回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 169 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 243 発言)

御質問ありがとうございます。

子供たちを、例えば性暴力等から守るということにつきまして、教育委員会や、あるいは首長部局、どちらがいいかということなんですけれども、実はまだ取り組んでいる自治体の方が少ないんです。

令和八年度に、私立高校も含む高校無償化の所得制限撤廃が実現されるという見込みになっておりますが、令和八年度と申しますのは、子供性暴力防止法が施行され、全ての学校、園に性暴力対策が義務づけられる年でもあります。その令和八年度に向けて何をすべきかと申しますと、一番急がれるのは、教育委員会であれ首長部局であれ、各都道府県、政令市に合った形での子供を守る部局を設置するということです。これは大変財政的な体力も要ることですので、小規模な市区町村にはかなり難しいと判断しております。

その上で、私自身は、首長部局に対応部局を設けていくということの方が、やはり、保護者や生徒が、何かあったときに、学校や教育委員会が隠蔽しているのではないかという疑惑を持たなくて済むということ、そして学校側も、首長部局の関与により、より公正な立場から、透明性を持った改善指導や、あるいは改善の在り方も含めた提言が受けられるというように、広く国民に開かれた、あるいは住民に開かれた問題解決が行われやすいというふうに現時点では判断しておりますので、将来的には、首長部局で高校生も高校も守る仕組み、これは全学校段階の課題でもありますが、このような仕組みをつくっていくことができれば理想的だと考えております。

御質問ありがとうございました。

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