ありがとうございます。
まずもって、当時、赤羽大臣が英断いただいたGoToトラベル、先ほども申し上げましたように、協会は本当にあれがなかったら沈没しておりましたので、心から御礼を申し上げます。
今の様々な観光施策における財源の問題、出国税のお話をいただきました。これは、実は、立場がどこにあるかというので少し意見が変わってくると思うんです。私ども、インバウンドを含めた国内旅行を主体としている人間にとっては、これまでの出国税で観光政策は大きく変わりました。観光庁にしても環境省にしても、やはりしっかりと予算の裏づけがついた施策が出てきて、我々の取組も本当に力強く受け止めています。
ただ、実は、アウトバウンド、特に旅行業界なんかは、恐らく、この出国税が増えることによって、円安なんかもあって今非常に厳しい状況にありますから、なかなかこれはうんとは言われないのではないかと思っております。
私は、インバウンドとアウトバウンドは両輪だと思っていて、インバウンドだけ増えればいいと思っていても、しっかりとアウトバウンドを出していかなければ、インバウンドも結局は伸びないんです。そういう意味では、やはり旅行業と利害を一致するところもあります。
思いますのは、今申し上げましたように、大前提としては、僕は、財源をしっかりと持って国にお願いをしていかなければ、より強い政策は打たれないと思っておりますので、賛成でございます。ただ、今申し上げましたように、立場が違えばまた変わってきますので、例えば日本人が海外に旅行に出るときに後押しになるような、その財源を使って、例えば海外旅行補助金が出るような、そんなような施策も並行すれば理解を得られるんじゃないかというふうに思っております。
それから、もう一つは、同じ出国税でも、日本国民と海外のお客様が何らかの形で負担度合いが変わる、そういうようなことも考えていただければ、より理解が得やすいんじゃないかというふうに考えます。
以上です。
64
赤羽一嘉(公明)
済みません、時間を遮ってしまいまして。
次に、渡辺公述人にお伺いしたいと思います。
まさに、長年続いてきたデフレスパイラルから、賃金、物価、金利を正常化することによって好循環をつくっていこうということで、その中で、私も実感するんですが、この三十年の間に国民に植えつけられたデフレマインド、これをどう脱却するかというのは非常に難しい。先ほど言いましたけれども、賃上げをしても、中小企業はやはり賃上げ圧力になっていて、また元に戻ってしまう。こうしたことの脱却の中で、今、河村先生が言われたような適切な増税をした場合でも、このデフレマインドに悪い影響が出るのか出…
この発言のページ
65渡渡辺努東京大学大学院経済学研究科教授
簡潔に申し上げます。
まず一点目の、仮に何らかの形で増税をして財政再建をしたときに、デフレ脱却のところにどう影響があるのかという御質問でした。
振り返ってみると、この三年間、ここで一応、デフレ脱却の動きが生まれているわけですけれども、消費が好調で、だから価格を上げることができたかというと、とてもじゃないけれども、そんなことにはなっていないわけです。
つまり、三年間、需要は余り活発じゃなかったんですけれども、しかし、価格と賃金の正常化ということは動き出しているわけです。私たちは需要と供給というふうに分けて議論しますけれども、需要よりも恐らく供給の方が…
この発言のページ
66
赤羽一嘉(公明)
ありがとうございます。
渡辺先生、ちょっと御質問できないんですけれども、先ほどの公述の中で、私は、人手不足というのは大変な状況ですけれども、これを逆に契機にして、最低賃金を上げていくとか、また、下請法をしっかりと機能していくということがすごく大事だと思いますので、私たちも政府・与党としてしっかりやっていきたいということをお約束したいと思います。
次に、大西公述人に質問します。
私は、観光立国をなぜ国策にしたかというと、全国の地方というのは、少子高齢化、人口減少が進み、過疎化が進む、しかし、眠っている地方の観光資源を磨き上げることによって、実は、地方…
この発言のページ
- (上の発言)
67大大西雅之一般社団法人日本旅館協会理事
ありがとうございます。
まずもって、当時、赤羽大臣が英断いただいたGoToトラベル、先ほども申し上げましたように、協会は本当にあれがなかったら沈没しておりましたので、心から御礼を申し上げます。
今の様々な観光施策における財源の問題、出国税のお話をいただきました。これは、実は、立場がどこにあるかというので少し意見が変わってくると思うんです。私ども、インバウンドを含めた国内旅行を主体としている人間にとっては、これまでの出国税で観光政策は大きく変わりました。観光庁にしても環境省にしても、やはりしっかりと予算の裏づけがついた施策が出てきて、我々の取組も本当に力強く受け止めています。
ただ、実は、アウトバウンド、特に旅行業界なんかは、恐らく、この出国税が増えることによって、円安なんかもあって今非常に厳しい状況にありますから、なかなかこれはうんとは言われないのではないかと思っております。
私は、インバウンドとアウトバウンドは両輪だと思っていて、インバウンドだけ増えればいいと思っていても、しっかりとアウトバウンドを出していかなければ、インバウンドも結局は伸びないんです。そういう意味では、やはり旅行業と利害を一致するところもあります。
思いますのは、今申し上げましたように、大前提としては、僕は、財源をしっかりと持って国にお願いをしていかなければ、より強い政策は打たれないと思っておりますので、賛成でございます。ただ、今申し上げましたように、立場が違えばまた変わってきますので、例えば日本人が海外に旅行に出るときに後押しになるような、その財源を使って、例えば海外旅行補助金が出るような、そんなような施策も並行すれば理解を得られるんじゃないかというふうに思っております。
それから、もう一つは、同じ出国税でも、日本国民と海外のお客様が何らかの形で負担度合いが変わる、そういうようなことも考えていただければ、より理解が得やすいんじゃないかというふうに考えます。
以上です。
68
赤羽一嘉(公明)
加えて、観光業は人手不足が深刻だ、まさにそのとおりだと思います。そうした意味で、働く場の誇りということが大事だと思いますので、私も、ユネスコの文化遺産登録等々をしっかり頑張っていきたいと思いますが。
最後に、先ほど、外国人雇用の制度を少し改善してほしいというお話がございました。ちょっと残り少ないんですけれども、簡潔に、どんな点かということだけお聞かせいただきたいと思います。
この発言のページ
69
安住淳(立憲)
大西公述人、簡潔にお願いします。
この発言のページ
70大大西雅之一般社団法人日本旅館協会理事
まず、手続が非常に複雑でございます。それから、入国の様々な審査とかも含めて時間がすごくかかります。そういう中で、元々我が国は移民を認めていませんので、移民につながるようなことを避けるということなんだろうというふうに思いますけれども、やはりこれは中小企業にとって大きな負担になっております。
もう一つ、やはり我々が考えていかなきゃならないのは、来ていただいた外国の方がいかに満足して働いていただけるか。キャリアパスなんかをしっかりしていかなければいけないというふうに考えております。
以上です。
この発言のページ