櫛渕万里 (れいわ新選組)

2025年2月18日・第217回国会 衆議院 予算委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 172 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 195 発言)

アメリカだけでは抑止できないという発言、大変重要だと思います。おっしゃられたように、日米首脳会談では日米安保条約第五条を確認したとしていますけれども、この国防長官の発言は矛盾していませんか。

日本がアメリカの核の傘に守られているのではなく、実際は、日本がアメリカの傘となり、沖縄の、南西諸島の軍事要塞化が進んでいるわけです。だとするならば、核抑止力の効果よりも、周辺国との間で偶発的な衝突が起こり、破滅的な事態に陥り、核戦争のリスク、このことをいかに回避するのか、これに現実的に向き合うべきではないでしょうか。

石破総理も大臣も、度々、戦後最も厳しい安全保障環境とおっしゃるように、東アジアも変化していますけれども、一方で、同盟とする国も実際大きく変化をしており、そのことを認識する必要があると思うんですね。

そうであれば、日本も独自の自主外交や安全保障のプランBを持つべきであり、私がまず提案したいのは、日本がせめて、来月、三月に行われる核兵器禁止条約の第三回締約国会議にオブザーバー参加をすべきだと考えます。日本の姿勢が変わり得るということを周知でき、それは中国や北朝鮮にもメッセージとなって、新しい対話や協議のテーブルをつくるチャンスになる可能性もゼロとは言えません。

日米首脳会談で確認された北朝鮮の完全なる非核化にしても、これは朝鮮戦争の終結、つまり平和体制への移行とセットでありますから、日米韓が拡大核抑止力の力で北朝鮮を脅すだけでは、非核化も平和プロセスも進まないんじゃありませんか。むしろ、六か国協議に代わる北東アジアの安全保障の協議の場をつくる、これを日本が主導してはいかがでしょうか。ここで拉致問題の解決も含めて、結局、対話しか選択肢はないはずです。

そして、中期的に北東アジアの非核化を目指す、すなわち、核の傘から非核の傘へと進めるアプローチ、このことを目標にすることによって、地域の緊張緩和と信頼醸成を生み、日本の独立と安全を守ることにつなげるという考え方があると思うんですね。

中央アジア五か国も、ASEAN十か国も、非核地帯を実現することで、核保有国からの核の使用や威嚇を防いでいます。アメリカと強固な軍事同盟を結ぶオーストラリアも、南太平洋非核地帯条約に参加をし、中国とロシアから核攻撃をさせない、こうした法的保障を得ています。

核兵器禁止条約の締約国会議の場では、こうした各国の核軍縮、核不拡散に向けた知見が集まり、NPT条約を補完するものとして具体的に機能しているんですよ。国益に反するどころか、外交的メリットの方が大きいと考えます。

そもそも、日本が唯一の戦争被爆国であり、核兵器の非人道性を最も世界に伝えるべき当事者であるというのは大前提です。

外務大臣、日本のオブザーバー参加は決断していただけましたでしょうか。そして、先日の予算委員会で私が求めた、被爆者やICANメンバーへのこの件についてのヒアリング、行いましたか。

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