階猛 (立憲民主党)

2025年3月26日・第217回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 63 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 163 発言)

その趣旨だとは思い至らずでした。

今総裁がおっしゃったのは、将来二%が達成された段階で見直すことはあり得べしという趣旨だったということなんですが、じゃ、そもそも二%が達成されるかどうかというところが、これまでの経緯を見ると、永遠に二%を達成しないかのような言いぶりもされているわけですよ。要は、二%を永遠に道半ばにして金融緩和を続けるように市場関係者には見られるわけですよ。

私は、この二%という数値的なリジッドな目標、これを、達成することにこだわるんじゃなくて、そろそろ見直すべきではないかということを申し上げています。一番いいのは先ほど私どもが申し上げたような案なんですけれども、それになかなかすぐにはいけないということであれば、少なくとも、二%というのはめどという言い方にしたらどうかということなんですよ。

めどという言い方、先ほど海江田委員からも、現時点ではというのはなかなかいい表現だというお話も出ていたと思うんですが、めどという表現も、これは日銀が金融政策を変えるときの常套文句なんですよ。それまでの量的緩和から、イールドカーブコントロールを導入して金利を金融政策の中心的な手段にするときも、八十兆円の国債購入をめどというふうにしました。それから、イールドカーブコントロールをどんどんどんどん続けていって、例の指し値オペで国債を爆買いして金利の上限をくぎづけにするということも、変えていくときには、〇・五%をめどにするとか一%をめどにするとかそういう言い方をして、事実上、金融政策をマイルドに変えてきたわけです。マイルドな言い方なんだけれども、実際にはドラスチックに変えてきたんだと私は考えております。

そこで、振り返ってみますと、過去、二〇一二年、このときの日銀の物価に関する言いぶりはどうだったか。二〇一二年二月に、「「中長期的な物価安定の目途」について」ということで、日本銀行は、消費者物価の前年比上昇率で二%以下のプラスの領域にあると判断しており、当面は一%をめどとする、こういう言い方をしていたわけです。これが黒田総裁になって二%という数値的なリジッドな目標に変えたということがあるわけですけれども。

元々めどという言い方をしていたわけですし、一%がいいかどうかは別ですけれども、めどという言い方にして、金融緩和が永遠に続くような錯覚を市場に与えないようにすべきではないかと思うんですが、このめどという表現を入れることについて、総裁の見解をお願いします。

前後のやりとり

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