沖野眞已東京大学大学院法学政治学研究科教授

2025年5月9日・第217回国会 衆議院 国土交通委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 99 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 107 発言)

ありがとうございます。

おっしゃるとおり、旧区分所有者、旧区分所有権者が持っている権利というのが、元々持っているものを強制的に移転させられるということに対してどういう評価を下すのかということだと思います。

その評価の中には、もちろん、利害関係を考えた上で望ましい最終的な在り方というのがありますけれども、それ自体はかなり場面によっていろいろではないかと考えられるわけです。それを全て網羅できるのかという問題を出しているわけなのですけれども、その一つが、議員がおっしゃった、既に欠陥が明らかになったようなとき、買取りビジネスも起こるんじゃないかというのは、逆の方向でむしろ法制審では指摘されたわけなんですけれども、その場合もありますし、既に補修がされたような場合ということもありますし。

それから、管理者が本当に十全に機能しているのかと。機能していなければ、現在の区分所有者であればもちろんコントロールできるわけですけれども、そうでない人で、自分がもう信頼できないというようなときにさえも、この権利というのは手放さなければならないということの正当化との関係でどう考えるかということであり、かつ、どの方策も万全だとは思いませんけれども、それぞれの中で、どういった別の手当てによって実現が図られるのかという、その考量だと考えております。

以上です。

前後のやりとり

95の発言を見る

103の発言を見る