実は二〇一五年のときの基本方針の見直しのときに、今の手挙げ方式に加えて、今、近藤先生からもありましたけれども、国から申し入れることもできるようにしようというふうになったんですけれども、おっしゃるとおり、それはどうやってやるのか、難しいとおっしゃっているわけですが、でも、待っているだけではなかなか前へ進まない。
特性マップを作ったのは、それを絞るための一つの手段として特性マップというのを作られて、それはもちろん、絞るときに科学的根拠を持って、よりリスクの少ない場所へ持っていくというのが本来の立地プロセスの在り方だと思うので。そうでないと、先ほど大島委員からもありましたけれども、結局、グレーのままだと幾つも幾つも、どんどんどんどんこれからも候補地が増えていく可能性があるわけですが、やはり絞るプロセスというのをつくっていかなきゃいけない。これはどこの国も、今、近藤先生からも御指摘ありましたけれども、苦労しているんですね。
でも、それはやはり両方やっていかなきゃいけないので、せっかく科学的根拠を持って特性マップを作ったんですから、それを用いてまず国の方から絞っていって、有望地にお話をしていく。そうすると、地元の方は国から言われたから議論しましょうとなるんですけれども、今、手挙げ方式ですと、自治体が説明責任を負うわけですね。これが負担が重いというふうに私も聞いています、何回も地元の方にお聞きしたんですけれども。
したがって、国が責任を持って、おたくが候補地の一つですよと言っていただくと楽になるという、それでもそれがうまくいくかどうか分からないというのもそのとおりでありますが、そのプロセスの見直しを、二〇一五年のときにもその議論をやって、国から申し入れるようになったはずですので、そこはもう一度考えていただきたい。
もちろん、市民参加のやり方とか、それは大島委員のおっしゃったとおりですので、全部見直ししなきゃいけないかもしれませんが、プロセス自体、どうやって絞っていくかという方向に変えていかないと、なかなか前へ進まないと私は思っています。
58大大島堅一アドバイザリー・ボード会員/龍谷大学政策学部教授
原子力は多岐にわたる技術的な問題が多いと思います。それは技術的な、何といいますか、自然科学的な、あるいは工学的な知見とともに、人文社会学的な、社会科学的な知見も必要です。その観点からいうと、そういった、単に技術者だけではなくて人文社会科学的な専門家も当然、政策ですから、入れた第三者機関なり、専門家の機関が必要かというふうに思います。
また、国民の意思をどんなふうに見るかということですけれども、二〇一二年でしたか、国民的議論というのが行われました。その際に、そのときの大臣の目の前でお話ししているので緊張しますけれども、その当時、討論型世論調査も実施され、…
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59福福重隆浩(公明)
示唆に富んだ御意見、ありがとうございました。
先ほど石橋先生の資料の中に、使用済核燃料処理、処分等に関する事項が対象外になっているというような御説明がございました。こういった中で、ちょっとバックエンドの問題を質問させていただくんですけれども。
経済産業省は、高レベルの放射性廃棄物の最終処分について、二〇二〇年の十一月に北海道の寿都町、それから神恵内村、そしてまた、二〇二四年には佐賀県の玄海町とか、そういったところが今候補に挙がっているわけでございます。
この寿都町と神恵内村に関しましては、文献調査、それから地元の意見調整が進んでいるのではないかとい…
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60近近藤駿介アドバイザリー・ボード会員/東海大学国際原子力研究所所長
お答えいたします。
おっしゃるとおり、北海道からそういう提案が出たことはそのとおりでございますが、何をどう変えたいかということが余りよく分からないんですね。手を挙げていただくことには負担が多過ぎるので国がというのも、それもよく分からないんですが、五十なり十なりの候補地を指名してくれれば事が進みやすくなる、そういう御提案の内容と理解するんですが、じゃ、その十か所はどうやって決めるんだというところが一番の肝でして、ほとんど、私どもは今の科学的特性マップで二百ぐらい決めているような位置づけになるわけですけれども、これを絞っていくと様々な利害関係が生じてまいり…
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- (上の発言)
61鈴鈴木達治郎アドバイザリー・ボード会員/長崎大学客員教授/NPO法人ピースデポ代表
実は二〇一五年のときの基本方針の見直しのときに、今の手挙げ方式に加えて、今、近藤先生からもありましたけれども、国から申し入れることもできるようにしようというふうになったんですけれども、おっしゃるとおり、それはどうやってやるのか、難しいとおっしゃっているわけですが、でも、待っているだけではなかなか前へ進まない。
特性マップを作ったのは、それを絞るための一つの手段として特性マップというのを作られて、それはもちろん、絞るときに科学的根拠を持って、よりリスクの少ない場所へ持っていくというのが本来の立地プロセスの在り方だと思うので。そうでないと、先ほど大島委員からもありましたけれども、結局、グレーのままだと幾つも幾つも、どんどんどんどんこれからも候補地が増えていく可能性があるわけですが、やはり絞るプロセスというのをつくっていかなきゃいけない。これはどこの国も、今、近藤先生からも御指摘ありましたけれども、苦労しているんですね。
でも、それはやはり両方やっていかなきゃいけないので、せっかく科学的根拠を持って特性マップを作ったんですから、それを用いてまず国の方から絞っていって、有望地にお話をしていく。そうすると、地元の方は国から言われたから議論しましょうとなるんですけれども、今、手挙げ方式ですと、自治体が説明責任を負うわけですね。これが負担が重いというふうに私も聞いています、何回も地元の方にお聞きしたんですけれども。
したがって、国が責任を持って、おたくが候補地の一つですよと言っていただくと楽になるという、それでもそれがうまくいくかどうか分からないというのもそのとおりでありますが、そのプロセスの見直しを、二〇一五年のときにもその議論をやって、国から申し入れるようになったはずですので、そこはもう一度考えていただきたい。
もちろん、市民参加のやり方とか、それは大島委員のおっしゃったとおりですので、全部見直ししなきゃいけないかもしれませんが、プロセス自体、どうやって絞っていくかという方向に変えていかないと、なかなか前へ進まないと私は思っています。
62石石橋哲アドバイザリー・ボード会員/わかりやすいプロジェクト(国会事故調編)代表/株式会社クロト・パートナーズ代表取締役
先ほど先生から、地層処分のところについては対象外というお言葉があったんですけれども、まずダイジェスト版の十ページに、当委員会で扱わなかった事項というところで、使用済核燃料の処理、処分に関する事項ということで整理しています。こちらは、事故調は半年と言われて、オフィスに行ったら固定電話が三つしかないというオフィスからスタートして、印刷、納品して半年という極めて限られた時間のリソースの中で行われましたので、できることが限られていたということで、できないところということを明示しています。
御質問につきましては、もう先生方がおっしゃったとおりだと思います。なぜこ…
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63大大島堅一アドバイザリー・ボード会員/龍谷大学政策学部教授
お答え申し上げます。
今の手挙げ方式は私も十分ではない、むしろ手挙げ方式だと、一番高レベル放射性廃棄物処分において重要なのは、科学的に最も安全なところを見つけて、そこに処分することだというふうに思います。
今の手挙げ方式は、手を挙げた人が、手を幾つか上がってきたところから選ぶというものなので、本当に科学的に日本において最も最適なところかというと、そうではない制度になっているわけですね。
それはとても大事なことで、ドイツの場合は、二〇一七年に最終処分選定法ができましたけれども、これまでのやり方を踏まえて、二つやはり決めたわけですね。もちろん国が選定プ…
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64福福重隆浩(公明)
申し訳ありません、あと二分になってしまいましたので、ちょっと一点だけ端的に。
この地層処分なんですけれども、日本は地震大国ということもあって、やはりそういった心配をされている国民の皆さんは多いです。そういった意味で、フィンランド等は地層処分でやっておられますけれども、そういった形の中で、日本におけるこの地層処分、これが可能なのかどうなのか、近藤先生と鈴木先生に端的にお答えいただければというふうに思います。
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