柳瀬護金融庁総合政策局審議官

2025年6月6日・第217回国会 衆議院 経済産業委員会 第19号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 32 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 60 発言)

お答え申し上げます。

昨年五月に発生したDMMビットコイン社での暗号資産の不正流出事案については、昨年十二月、警察庁より、本件が北朝鮮を背景とするサイバー攻撃グループによって、委員御指摘のとおり、ソーシャルエンジニアリングの手口を用いて窃取されたものであると特定した旨が公表されているところでございます。

金融庁におきましては、本案件を踏まえて、まず、昨年九月に全部の暗号資産交換業者に対して注意喚起と自主点検要請を行いました。また、十二月には、警察庁の公表を踏まえ、警察庁やNISCと連名で、ソーシャルエンジニアリングによる接近手口の具体的な事例、対処例、緩和策を示した注意喚起を公表し、改めて自主点検を行うよう要請したところでございます。

現在、金融庁は、自主規制機関である日本暗号資産等取引業協会と緊密に連携し、先ほどの自主点検の結果等を踏まえまして、自主規制規則の見直し等について議論を行っているところでございます。

また、金融業界全体に対してでございますが、昨年十月に金融庁において策定した金融分野におけるサイバーセキュリティに関するガイドラインの中で、ソーシャルエンジニアリングによるシステム内部へ侵入する手口も念頭に、例えば、システムへのアクセス権限の適切な管理や、システムの入口の防御のみに頼らない多層的な防御の構築、システムの継続的な監視を求めております。あわせて、サイバー演習も実施しております。

これらを通じまして、引き続き、金融業界全体のサイバーセキュリティーの向上につきまして、ソーシャルエンジニアリングへの対応も含めて図ってまいりたいと考えております。

前後のやりとり

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