挽文子検査官候補者(検査官)

2025年2月4日・第217回国会 衆議院 議院運営委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 121 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 138 発言)

御質問いただき、ありがとうございます。

誰が見ても無駄というのは、公共工事における設計、コンサルタントの失敗です。

安全性を重視しますから、土木にしても何にしても、きちんとマニュアルがあるんですね。そこで安全性、最低守ってほしい基準というのが明記されているにもかかわらず、それを守らない設計が何と多いことかということです。それで、設計を誤ったままそれを造りますと、手直し費という、これは完璧に無駄なコストがかかります。これは非常に分かりやすい話だと思います。

ですが、難しい話もございます。

ここは会計検査院の、昔、会計検査院ですけれども、工事検査院というふうにやゆされたこともあるぐらい、工事検査については非常にしっかりとした検査を特に行っております。

そこで指摘した案件で、緊急輸送道路の橋脚の工事の問題がありました。要するに、橋脚が上下線で別々に造られているところは、普通の造るときの工事であれば、片方、全面開通させて、あとはちょっとというやり方をしていたにもかかわらず、今度それを、予防の工事のときは、上下線共に工事をするという方法を採用しています。

そうすると、道路というのはネットワークで、どこが緊急輸送道路になる、緊急輸送道路だけれどもここについては迂回路がある、迂回路があるときも後回しできるんです。なぜならば、執行率が六割も行っていないぐらい、たしか、ちょっと細かな数字を覚えていませんけれども、そうすると、緊急にやはり予防保全していかなきゃいけないわけで、補修していかなきゃいけないわけで、そのときに優先順位を考えて、残念ながらいなかったんですね。でも、そのことを指摘しましたら、二年にわたって、優先順位をつけますということを言っていただきました。

これは、短期的に考えると、上下線で一緒に工事した方が経済的には安いんじゃないかと思うんですけれども、そうではないでしょうと。やはり、安全性があってこその経済性です。もしその地域で地震があったらどうなりますかというと、これは長期的に見ると、何かあって橋が通れないというときに、食事も取れない方々が出たりとか、いろいろ被害がありますから、トータルのコストでいくと経済性は物すごくかかるわけです。

ですから、安全性のためには短期的に経済性を考えてはいけないというようなことを、授業だと学生が理解するのにちょっと時間がかかるんですが、本院は皆さん理解していただいております。

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