政府の情勢認識は甘過ぎると言わざるを得ません。
ちょうど一週間前の四月十日にもこの安全保障委員会の場で私から岩屋外務大臣に質問しました。国際情勢認識をただして、岩屋大臣は、米国の安全保障の方針は揺らいでいない、日本は引き続き日米同盟を新たな高みに引き上げていく、そのように発言されたわけです。私はこれに対して、甘いのではないかと発言しましたけれども、今振り返ってみれば、やはり甘かったんだなというふうに感じます。
先ほど大臣から日米安全保障条約を引用いただきました。そのとおりだと思います。資料の二ですが、前文に「両国の間の一層緊密な経済的協力を促進」するですとか、あるいは、第二条、「国際経済政策におけるくい違いを除くことに努め、また、両国の間の経済的協力を促進する。」トランプ大統領の日本に対する、あるいは世界に対する発信は、この日米安全保障条約に反するようなものではないでしょうか。この日米の基本的な関係を根底から覆すようなものだと思います。
そして、資料四、トランプ大統領による米軍制服組トップのブラウン参謀本部議長らの解任。これは、米国内の体制としてもパラダイムシフトが進んでいることを裏づけるような事案ではないでしょうか。
日本は、ある意味で米国なくして国の基本的な機能を維持できませんでした。しかし、それは軍事支援を、トランプ大統領の言うミリタリーサポートを一方的に受けてきたというものではないと思います。決して、赤子のようにただ栄養を待っていた、そういうものではなくて、日本国も能動的に選択した結果、アメリカにとってもいい取引を、ディールを続けてきたものではないでしょうか。
例えば、赤嶺先生はいらっしゃらないですけれども、沖縄の皆さんに大変な苦難を強いて、米国にとって世界一の戦略拠点を日本は提供してきたわけです。あるいは、治外法権も認めて、空域や電波の使用も許してきて、さらには、国内の言論環境にも大変な気を配って、ナショナリズムが高ぶらないように、自主防衛ですとか米軍の撤退、あるいは核兵器の自主保有、そういった言説が沸騰しないようなきめ細やかな配慮もしてきたわけです。
トランプ大統領は、にわかに現実的ではないことを言っています。ある意味で荒唐無稽と言ったら失礼かもしれませんが、できないことも含めて主張しています。これは交渉術としてハイボールを投げている、高い要求を突きつけているにすぎないわけですから、あめとむちの交渉なわけですから、であれば、我々日本も交渉術として日米関係の前提を見直すような条件を突きつけないと、この交渉は主体的に進まないのではないでしょうか。
例えば、先ほどまで大和太郎防衛政策局長がいらっしゃいましたが、国際派の大変すばらしい人材だと思います。こういった人材がいらっしゃるわけですから、国会対応から離れていただいて、米国との交渉の前面に立っていただいて、アメリカの核の傘に頼らずとも日本は自主防衛する、そういう姿勢を伝える、むちの役割を担っていただくことも大事だったと私は思います。
中谷大臣、先ほど政府としてどのように交渉していくべきかお答えをいただきましたけれども、改めて、今後、安全保障をどのように交渉を進めていくおつもりでしょうか。
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中谷元(自民)防衛大臣
この日米間の交渉につきましては、赤澤担当大臣に一任されて、国を代表して今交渉に当たっているわけでございますので、現在のところ、防衛省としましては、この成り行き、経過を注視しているところでございます。
この発言のページ
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橋本幹彦(国民)
随行させなかったということだと受け止めましたけれども、中谷大臣、私は日本国政府にしっかりとしたリーダーシップを発揮していただきたいんです。
この混沌としている国際情勢を力強く歩んでいって、国民の生活、農業もそうです、産業もそうです、これを守り抜くんだということを政府一丸となってやっていく、そのような意気込みも聞こえたわけですけれども、なぜ随行させなかったんでしょうか。なぜ幹部が赤澤大臣を支える体制を取らなかったんでしょうか。
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中谷元(自民)防衛大臣
今回は第一回目の訪米による直接交渉になるわけでございますので、どういったことが要求されるのか、どういう認識であるのか、そういうことも踏まえて政府は対応しなければなりません。
事前に日本政府としては、全省庁、全閣僚が一体的にこれに対応するということで認識を深めておりまして、そういう意味で、今回は赤澤大臣が代表して交渉に行ったわけでございますので、この内容、結果を注視して、その後しっかり対応してまいりたいと考えております。
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- (上の発言)
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橋本幹彦(国民)
政府の情勢認識は甘過ぎると言わざるを得ません。
ちょうど一週間前の四月十日にもこの安全保障委員会の場で私から岩屋外務大臣に質問しました。国際情勢認識をただして、岩屋大臣は、米国の安全保障の方針は揺らいでいない、日本は引き続き日米同盟を新たな高みに引き上げていく、そのように発言されたわけです。私はこれに対して、甘いのではないかと発言しましたけれども、今振り返ってみれば、やはり甘かったんだなというふうに感じます。
先ほど大臣から日米安全保障条約を引用いただきました。そのとおりだと思います。資料の二ですが、前文に「両国の間の一層緊密な経済的協力を促進」するですとか、あるいは、第二条、「国際経済政策におけるくい違いを除くことに努め、また、両国の間の経済的協力を促進する。」トランプ大統領の日本に対する、あるいは世界に対する発信は、この日米安全保障条約に反するようなものではないでしょうか。この日米の基本的な関係を根底から覆すようなものだと思います。
そして、資料四、トランプ大統領による米軍制服組トップのブラウン参謀本部議長らの解任。これは、米国内の体制としてもパラダイムシフトが進んでいることを裏づけるような事案ではないでしょうか。
日本は、ある意味で米国なくして国の基本的な機能を維持できませんでした。しかし、それは軍事支援を、トランプ大統領の言うミリタリーサポートを一方的に受けてきたというものではないと思います。決して、赤子のようにただ栄養を待っていた、そういうものではなくて、日本国も能動的に選択した結果、アメリカにとってもいい取引を、ディールを続けてきたものではないでしょうか。
例えば、赤嶺先生はいらっしゃらないですけれども、沖縄の皆さんに大変な苦難を強いて、米国にとって世界一の戦略拠点を日本は提供してきたわけです。あるいは、治外法権も認めて、空域や電波の使用も許してきて、さらには、国内の言論環境にも大変な気を配って、ナショナリズムが高ぶらないように、自主防衛ですとか米軍の撤退、あるいは核兵器の自主保有、そういった言説が沸騰しないようなきめ細やかな配慮もしてきたわけです。
トランプ大統領は、にわかに現実的ではないことを言っています。ある意味で荒唐無稽と言ったら失礼かもしれませんが、できないことも含めて主張しています。これは交渉術としてハイボールを投げている、高い要求を突きつけているにすぎないわけですから、あめとむちの交渉なわけですから、であれば、我々日本も交渉術として日米関係の前提を見直すような条件を突きつけないと、この交渉は主体的に進まないのではないでしょうか。
例えば、先ほどまで大和太郎防衛政策局長がいらっしゃいましたが、国際派の大変すばらしい人材だと思います。こういった人材がいらっしゃるわけですから、国会対応から離れていただいて、米国との交渉の前面に立っていただいて、アメリカの核の傘に頼らずとも日本は自主防衛する、そういう姿勢を伝える、むちの役割を担っていただくことも大事だったと私は思います。
中谷大臣、先ほど政府としてどのように交渉していくべきかお答えをいただきましたけれども、改めて、今後、安全保障をどのように交渉を進めていくおつもりでしょうか。
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中谷元(自民)防衛大臣
現在は赤澤大臣が代表して交渉に当たっておりますけれども、それまでの事前の情報等につきましても、今のところ、安全保障や日本の防衛政策について何ら具体的な要求があったわけではございません。
せんだって三月三十日に日米の防衛大臣会談でヘグセス国防長官との間で話をいたしましたが、その間は具体的な要求は何もありませんでした。そして、日米それぞれの防衛力の強化、日米同盟の抑止力、対処力を強化していく取組については切迫感を持って進めていく決意を確認したところでありますし、また、今後、非常に厳しい国際環境の中で、日米同盟の重要性は一層高まってまいりますので、防衛省とし…
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橋本幹彦(国民)
資料五、ドイツにおいて首相就任目前のメルツ氏の発言です。私にとって絶対的な優先事項は、米国からの独立を実際に段階的に達成できるよう、できるだけ早く欧州を強化することだ。そして、資料六、防衛とインフラ分野に対する債務ブレーキを外すというドイツにとっては大変重要な歴史的な決定をしました。日本国もドイツのことをそのままやれという話ではないと思いますけれども、是非、主体性を持って力強く交渉していただければというふうに願っております。
その主体性や交渉力の裏づけとなるのが自衛隊の精強性であります。しかし、今回の処遇改善で果たして精強性が向上するのでしょうか。
…
この発言のページ
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中谷元(自民)防衛大臣
せんだって硫黄島の慰霊に参りましたけれども、自衛隊の方は、しっかりとした隊舎もありますし、倉庫や施設もあって、暑さ対策につきましても冷房がしっかり利いておりまして、決してこういった点において隊員に対して苦痛を与えるというような認識は感じませんでした。
そして、処遇につきましては、今、定年の引上げとか、若年定年退職金の給付の引上げとか、俸給表の改定とか、各種総合的に実施いたしておりますので、このようなことについて効果の検証を行いながら、しっかりとしたやりがいができる自衛隊づくりに全力を挙げている最中でございます。
そして、先ほどドイツのお話がありました…
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