我が国は、開発協力大綱においては、防災、これを重点政策の一つとして位置付けておりまして、災害大国で様々な、地震であったりとか豪雨であったり、こういった災害を経験してきた防災・減災の知見というものを生かした協力、推進しているところであります。
例えば、フィリピンで申し上げますと、私も今年の一月に現場を視察してまいりましたけれど、洪水、治水対策に資する水門建設であったりとか、迂回水路の建設、日本の企業が実際にはやっているんですけれど、マニラに注ぎます、何というか、川というのが非常に水かさが増しますと、下流において、もう市内に洪水をもたらす、それを避けるために迂回の違う水路を造る、こういった工事も進めておりますし、また、洪水予報システムの整備と人材育成を組み合わせて実施をすることによって、被害額であったりとか被害者数の大幅減少に貢献をし、我が国に対する高い信頼につながっております。
実際、現場に行きましてフィリピンの現地の関係者の人からお話を聞いたんですけれど、この今二期目の工事をやっているんですけど、本当に日本のこういった支援によって災害が少なくなったということで、感謝されたのは半年前でありますけど、よく覚えております。
また、インドネシアにおいては、天然素材を用いました泡消火剤、これを、森林火災の初期消火に取り組む企業、こういったものもありますし、それを支援をしております。
JICAによります中小企業・SDGsビジネス支援事業でも、防災関連の技術を有する日本企業、これたくさんあるわけでありまして、こういった企業が国内にとどまらずに海外進出することを支援をしてきているところであります。
引き続き、地震、台風など過去の自然災害の経験で培われました日本の優れた知見や技術を生かして、防災分野において積極的な支援、これを行っていきたいと思っております。
いざというときにその備えができているということが極めて重要だと思っておりまして、原油の供給でもそうでありますけれど、ホルムズ海峡だけに依存をするという状態というのはこれから脱却をしていかなければならないと考えておりまして、エネルギーであったりとか資源の多角化を図ると。
油断という言葉があります。これは油を断つと書くんですね。まさに今起こっていることはそういうことなんです。もっと早くからそういったことを進めておく必要がある、こんなふうに感じているところであります。
60庭庭田幸恵(国民)
御丁寧に御答弁、本当にありがとうございました。
通告を一つちょっと飛ばしたいと思います。
世界では今、エネルギー、食料、重要鉱物、半導体などをめぐる競争が激しくなっております。私は、十年にわたってインバウンド観光や人材に関わる労働集約型のサービス業を経営してまいりました。その現場で痛感してきたのは、海外情勢の変化は決して海外だけの問題ではないということです。国際情勢が今のように不安定になれば、人の移動は止まり、観光の需要は落ち込みます。航空路線や物流が乱れれば、地域経済にも影響が及びます。今、ホルムズ・ショックというふうに言われておりますけれども、エ…
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61今今福孝男外務省国際協力局長
お答え申し上げます。
我が国は、エネルギーや資源の多くを海外に依存しております。ODAを通じまして、資源調達の多角化や安定供給の確保に取り組むことが重要というふうに考えております。
その中で、外務省と申しますかODAでは、オファー型協力といったようなものを提案させていただいておりまして、これは民間投資を促す新しいODAの仕組み、これは昨年、JICA法を改正していただきまして導入したものでございますが、こういったものを使って各国のニーズに沿った重点投資を着実に実施していこうというふうに考えております。これらの取組を通じまして、相手国の経済成長を促すこと…
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62庭庭田幸恵(国民)
ありがとうございました。
さて、私、二年ほど前になりますけれども、イラン滞在中に地震を経験いたしました。突然の揺れで、何が起きたのか、どこへ避難をすればいいのか、現地の人ですらその必要な情報を十分得ることができていないようでございました。そのとき改めて感じたのは、日本では当たり前になっているこの地震、津波、避難、気象情報、そして自治体からの情報発信は、命を守る大切な社会基盤だということです。
日本は、皆さん御承知のとおり、災害大国です。だからこそ、多くの経験の中から、防災制度、危機管理、情報提供の仕組みを積み重ねてまいりました。災害情報は、人命を守る…
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- (上の発言)
63
茂木敏充(自民)外務大臣
我が国は、開発協力大綱においては、防災、これを重点政策の一つとして位置付けておりまして、災害大国で様々な、地震であったりとか豪雨であったり、こういった災害を経験してきた防災・減災の知見というものを生かした協力、推進しているところであります。
例えば、フィリピンで申し上げますと、私も今年の一月に現場を視察してまいりましたけれど、洪水、治水対策に資する水門建設であったりとか、迂回水路の建設、日本の企業が実際にはやっているんですけれど、マニラに注ぎます、何というか、川というのが非常に水かさが増しますと、下流において、もう市内に洪水をもたらす、それを避けるために迂回の違う水路を造る、こういった工事も進めておりますし、また、洪水予報システムの整備と人材育成を組み合わせて実施をすることによって、被害額であったりとか被害者数の大幅減少に貢献をし、我が国に対する高い信頼につながっております。
実際、現場に行きましてフィリピンの現地の関係者の人からお話を聞いたんですけれど、この今二期目の工事をやっているんですけど、本当に日本のこういった支援によって災害が少なくなったということで、感謝されたのは半年前でありますけど、よく覚えております。
また、インドネシアにおいては、天然素材を用いました泡消火剤、これを、森林火災の初期消火に取り組む企業、こういったものもありますし、それを支援をしております。
JICAによります中小企業・SDGsビジネス支援事業でも、防災関連の技術を有する日本企業、これたくさんあるわけでありまして、こういった企業が国内にとどまらずに海外進出することを支援をしてきているところであります。
引き続き、地震、台風など過去の自然災害の経験で培われました日本の優れた知見や技術を生かして、防災分野において積極的な支援、これを行っていきたいと思っております。
いざというときにその備えができているということが極めて重要だと思っておりまして、原油の供給でもそうでありますけれど、ホルムズ海峡だけに依存をするという状態というのはこれから脱却をしていかなければならないと考えておりまして、エネルギーであったりとか資源の多角化を図ると。
油断という言葉があります。これは油を断つと書くんですね。まさに今起こっていることはそういうことなんです。もっと早くからそういったことを進めておく必要がある、こんなふうに感じているところであります。
64庭庭田幸恵(国民)
ありがとうございます。
時間が参りましたので、最後に一言、大臣にお伺いしたいと思います。
NATOの関連行事を通じて、大臣は世界のリーダーと率直な意見交換を重ねられてきたと思います。その御経験も踏まえて、二〇三〇年代、日本は何によって世界から信頼される国でありたいとお考えなのかお伺いして、私の質問を終わりたいと存じます。
ありがとうございました。
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65
茂木敏充(自民)外務大臣
たくさんあるんですけれど、今、自由で開かれたインド太平洋、FOIPも五月に進化をして、各国の自律性、強靱性を高めるこういった取組、様々な国際会議の場でも私の方からも話もしておりますけど、非常に注目をされているところでありまして、我々がこれまで築いてきた自由、民主主義、そして法の支配といった基本的価値に裏付けられた国際秩序、これをしっかりと維持強化をしてまいりたいと考えております。
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66
古川俊治(自民)
午後四時十分に再開することとし、休憩いたします。
午後二時三十三分休憩
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午後四時十分開会
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