茂木敏充 (自由民主党)外務大臣

2026年7月15日・第221回国会 参議院 政府開発援助及び国際協力・人道支援等に関する特別委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 63 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 101 発言)

我が国は、開発協力大綱においては、防災、これを重点政策の一つとして位置付けておりまして、災害大国で様々な、地震であったりとか豪雨であったり、こういった災害を経験してきた防災・減災の知見というものを生かした協力、推進しているところであります。

例えば、フィリピンで申し上げますと、私も今年の一月に現場を視察してまいりましたけれど、洪水、治水対策に資する水門建設であったりとか、迂回水路の建設、日本の企業が実際にはやっているんですけれど、マニラに注ぎます、何というか、川というのが非常に水かさが増しますと、下流において、もう市内に洪水をもたらす、それを避けるために迂回の違う水路を造る、こういった工事も進めておりますし、また、洪水予報システムの整備と人材育成を組み合わせて実施をすることによって、被害額であったりとか被害者数の大幅減少に貢献をし、我が国に対する高い信頼につながっております。

実際、現場に行きましてフィリピンの現地の関係者の人からお話を聞いたんですけれど、この今二期目の工事をやっているんですけど、本当に日本のこういった支援によって災害が少なくなったということで、感謝されたのは半年前でありますけど、よく覚えております。

また、インドネシアにおいては、天然素材を用いました泡消火剤、これを、森林火災の初期消火に取り組む企業、こういったものもありますし、それを支援をしております。

JICAによります中小企業・SDGsビジネス支援事業でも、防災関連の技術を有する日本企業、これたくさんあるわけでありまして、こういった企業が国内にとどまらずに海外進出することを支援をしてきているところであります。

引き続き、地震、台風など過去の自然災害の経験で培われました日本の優れた知見や技術を生かして、防災分野において積極的な支援、これを行っていきたいと思っております。

いざというときにその備えができているということが極めて重要だと思っておりまして、原油の供給でもそうでありますけれど、ホルムズ海峡だけに依存をするという状態というのはこれから脱却をしていかなければならないと考えておりまして、エネルギーであったりとか資源の多角化を図ると。

油断という言葉があります。これは油を断つと書くんですね。まさに今起こっていることはそういうことなんです。もっと早くからそういったことを進めておく必要がある、こんなふうに感じているところであります。

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