やっぱりこの問題の中で一番急いで取り組まなければいけないと思っているのは、差別の禁止なんですね。差別の禁止はうたっているんですけれども、その罰則がないがゆえに、それがある意味野放しになっている。とりわけSNS上はほとんど対策がなされていないというのが現状ではないかと思います。
今、その法改正は難しいという話がありましたけれども、では、具体的にどうやってその差別を禁止していくのか、差別禁止を現実のものにしていくのかということですよね。差別のない社会をつくっていくのかということを考えている、どうやって考えているのかということなんですけど、札幌市で、実は去年と今年、札幌市の公共施設を使ってパネル展が行われて、そこで差別的な表現が掲示されたということが問題になったんですね。今月の二十一日、札幌市は、そういったその公共施設内での差別的な展示物について、差別を防止する観点からどうするかという議論をいよいよ始めるということを、この間、二十一日に決めたんです。北海道では、SNSなどによる誹謗中傷を何とかなくしたいということで、これについても具体的に検討作業を始めていて、差別をなくそうという動きになっていると。
ですから、この法改正なされなかったことを受けて、札幌市もどうもそういう動きになっていることもあるので、これ、私は国としてしっかりとそれを先導するような取組を是非していただきたいと思いますけれども、今後、具体的にどのような取組をしようとお考えなのか、お聞かせください。
22渡渡邊輝内閣官房アイヌ総合政策室長
お答えいたします。
政府といたしましては、アイヌ施策推進法の施行から令和六年五月をもって五年が経過したことを受けまして、令和六年の秋以降に、アイヌ施策推進法の施行状況等についてアイヌの方々などに説明した上で、その御意見などを広く伺う意見交換会を北海道内及び東京で合計で二十回開催いたしまして、合わせて二百三十二名の方に参加いただきました。
その意見交換会では、アイヌの歴史や文化の教育、人権啓発の充実、アイヌ語等の文化振興や伝承への支援、差別的言動に関する罰則規定の創設、生活向上支援施策の継続などの意見が寄せられてございます。
その後、昨年十二月に開催…
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勝部賢志(立憲)
今説明のあったような意見が多数出されている中で、先ほども申し上げましたが、今回は法改正を見送るという判断をされたということなんですけれども、その判断の理由を御説明いただきたいと思います。
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津島淳(自民)内閣府副大臣
お答え申し上げます。
アイヌの方々の御意見を広く伺う意見交換会等の経緯については、今ほど渡邊室長からお答えを申し上げたとおりでございます。
政府としては、アイヌの方々から伺った御意見や御要望等を踏まえ、今後は、多岐にわたる諸課題に対して、教育や啓発分野など力点を置いて取り組む方向性を明示し、継続実施していくこと、その際、施策間、地域間、関係主体同士の連携等を一層促進していくこと、引き続きアイヌの方々、地方公共団体のニーズ等を丁寧に伺い、総合的な施策の進捗状況等のフォローアップを行っていくことが重要であると考えてございます。
なお、総合的な施策の継続…
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- (上の発言)
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勝部賢志(立憲)
やっぱりこの問題の中で一番急いで取り組まなければいけないと思っているのは、差別の禁止なんですね。差別の禁止はうたっているんですけれども、その罰則がないがゆえに、それがある意味野放しになっている。とりわけSNS上はほとんど対策がなされていないというのが現状ではないかと思います。
今、その法改正は難しいという話がありましたけれども、では、具体的にどうやってその差別を禁止していくのか、差別禁止を現実のものにしていくのかということですよね。差別のない社会をつくっていくのかということを考えている、どうやって考えているのかということなんですけど、札幌市で、実は去年と今年、札幌市の公共施設を使ってパネル展が行われて、そこで差別的な表現が掲示されたということが問題になったんですね。今月の二十一日、札幌市は、そういったその公共施設内での差別的な展示物について、差別を防止する観点からどうするかという議論をいよいよ始めるということを、この間、二十一日に決めたんです。北海道では、SNSなどによる誹謗中傷を何とかなくしたいということで、これについても具体的に検討作業を始めていて、差別をなくそうという動きになっていると。
ですから、この法改正なされなかったことを受けて、札幌市もどうもそういう動きになっていることもあるので、これ、私は国としてしっかりとそれを先導するような取組を是非していただきたいと思いますけれども、今後、具体的にどのような取組をしようとお考えなのか、お聞かせください。
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津島淳(自民)内閣府副大臣
平成二十年のアイヌ民族を先住民族とすることを求める決議に関する内閣官房長官談話において、我が国が近代化する過程において、法的にはひとしく国民でありながらも差別され、貧窮を余儀なくされたアイヌの人々が多数に上ったという歴史的事実について、政府として厳粛に受け止めているとの認識を示してございます。
また、令和元年に施行されたアイヌ施策推進法においては、何人も、アイヌの人々に対して、アイヌであることを理由として、差別することその他の権利利益を侵害する行為をしてはならないことが定められております。
政府としては、アイヌの方々がたどってきた歴史を踏まえ、アイヌ…
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勝部賢志(立憲)
いろいろ取組を今説明をいただきましたけれども、一つ一つしっかり形になるように、私自身も強い問題意識持っていますので、これからも議論をしながら進めていただけたらというふうに思います。
今もちょっと触れられたんですけれども、アイヌ民族を日本の先住民族と認める国会決議やアイヌ施策推進法について、日本保守党の代表らが大きな過ちだと発言したことについてお聞きをしたいと思います。
黄川田大臣は既にコメントを発出されて、先住民族との認識に変わりはないという御発言があったと聞いています。この委員会で、大臣おられるので、本当は大臣にここではお聞きして御答弁いただきたい…
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津島淳(自民)内閣府副大臣
代役で大変恐縮でございますが、お答え申し上げます。
政府としては、アイヌ施策推進法に規定されているとおり、アイヌの方々が日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族であるという認識、それに変わりはございません。
私自身、地元青森に野辺地、平内、今別などアイヌ語由来と思われる地名があることから、この日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族であるというその認識は私自身も持っておるところでございます。
いずれにしても、政府としては、引き続き、アイヌの人々の民族としての誇りが尊重される社会の実現に向けて、アイヌの方々が先住民族であるとの認識の下、総合的な施…
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