古金谷敏之原子力規制委員会原子力規制庁長官官房核物質・放射線総括審議官

2026年6月17日・第221回国会 参議院 資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 61 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 149 発言)

お答え申し上げます。

保障措置は、国内の核燃料物質等が平和目的にのみ利用されているということを国際的にも担保するために必要な基本的な枠組みでございまして、原子力利用の大前提となる大変な重要なものであるというふうに認識しております。しかしながら、一般に若者の原子力離れということが指摘されている原子力分野の中でも、特に保障措置という分野は非常にニッチな分野でございますので、その専門人材を確保して育成していくということは容易なことではありませんので、これは官民共通の課題というふうに認識してございます。

こうした中、委員御指摘のように、六ケ所の再処理施設等が本格稼働、本格操業すると、IAEAから求められる国内の保障措置業務も、質も高まりますし量も増大するというようなことにつながっていきますので、原子力規制委員会では、昨年度から設置しました国内保障措置制度のあり方検討会において、専門家あるいは原子力事業者の参加も得て検討を進めてまいりました。

その中で、例えば保障措置を実施する専門機関の法人形態の在り方としては、独立行政法人として業務を実施し得るよう検討すべきといった意見がありましたし、また、IAEAを含む関係機関の人材交流を推進するとともに、専門機関がこの官民人材育成のハブとして機能することが必要であるという御指摘、さらには、保障措置対応の実効性あるいは確実性をより向上させるために必要な原子力事業者としての講ずべき措置を法令上明確化すべきといった御指摘なされまして、今月の十日でございますけれども、そういった内容の報告書が取りまとめられたというところでございます。

原子力規制庁といたしましても、この報告書の内容を踏まえまして、国内の保障措置体制の充実強化に向けた具体策を今後早急に検討してまいりたいというふうに考えております。

以上でございます。

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