立憲民主・無所属の鬼木誠でございます。今日もよろしくお願い申し上げます。
今日は、福島第一原発の廃炉進捗の状況、そして現状課題を中心に御質問をさせていただきたいというふうに思いますけれども、その前に一つ、今、宮本委員の方からも原子力人材の関係についての御指摘ございました。四月の当調査会の対政府質疑においても、人材の確保、育成という観点から幾人の方からか御指摘が、あるいはいわゆるノーリターンルールについての見直しの必要性等の指摘がされたところでございます。十四日付けの朝日新聞に、政府がこのノーリターンルールについて見直しをしていく、あるいはそういう動きがあるということが報道をされているところです。
申し上げましたように、私自身も廃炉をするにしても原子力人材の不足というのが大変重要な課題になっているという認識は持っておりますし、大変厳しい人材育成という現状の中で、その確保をどう図っていくのかということ、その課題と向き合うときにこのノーリターンルールというのは避けては通れない課題であろうというふうには捉えています。
ただ、原則的な物言いになるかもしれませんけれども、なぜこのルールが設けられたのかという原点に立ち返るときに、規制と推進をやっぱり明確に分離する必要があるんだという問題意識、この問題意識の大きさもまた認識をしておかなければならないのではないかというふうにも思っています。
四月の調査会においては、山中委員長の方からも、やっぱり規制庁としても積極的な議論が必要ではないかというような御答弁がなされたものというふうに理解をしているところでございますけれども、私自身は、人材育成、そして人材の確保という観点から様々な議論を行っていく、あらゆる手段を全て議論、実践をした上で、それでもなお有効な手だてが見付からないときの最後の最後の手段として議論の俎上に上げる、それがこのノーリターンルールではないかというふうにも捉えています。
決して安易な議論をなさるつもりはないというふうに思いますけれども、政府、規制委員会においても安易な議論につながることのないようなこと、そのことを是非お願いをしておきたいというふうに思います。
それでは、質問に入らさせていただきます。
三月の十一日、山中委員長が規制庁職員に行った訓示を拝見をいたしました。三月十一日を原子力規制組織に身を置く者として原点を確認する日とした上で、十五年前のあの日、私たちは、かつてこの国を覆っていた安全神話が音を立てて崩壊し、科学技術への過信がどのような惨禍を招くか、冷厳な事実を突き付けられました、私たちはあのとき何を誓ったのか、それを問い直すのがこの日ですというふうに語っておられます。続けて、中部電力の事案に触れて、不具合な真実を覆い隠そうとする沈黙は、組織を内部から腐らせ、やがては取り返しの付かない事故の火種になると、どっかのトップに聞かせてやりたいような言葉でございますけれども、そのようなこともおっしゃった。あの日の誓いを単なる儀式に終わらせてはなりません、私たちは、自らの内側にある病理を自らのメスで切り裂く覚悟を持たなければなりませんというふうに続けていらっしゃる。
本当は全部読み上げたいぐらい僕感動したんですけど、長くなるのでこれ以上は引用しませんけれども、僕は全文を通じて、規制委員会委員長としての覚悟なり決意、あるいは構えというものが十分に語られているというふうに感じましたし、職員の皆さんがどれだけ苦労をしているかというその苦労をねぎらいつつ、更に鼓舞をするというような中身の訓示ではなかったかというふうに思っています。
是非、訓示ですから、恐らく全ての職員の皆さんお聞きになっているというふうに思います。この十一日という特別な日に語られたことを、それぞれの規制庁の職員の皆さんがずっと肝に銘じながら職務に当たられることを祈念をいたしますし、是非、山中委員長にはそのトップを走っていただきたいというふうに思っています。
聞きたいのは、この訓示じゃなくて、この訓示の後に記者会見されているんですね。この記者会見の中で、事故から十五年たって、中部電力の大きな不正を含めて、事業者の安全あるいはセキュリティーに対する取組方というのが少し劣化をしているんではないかというような御認識を示されている。この委員長の問題意識について少し詳しくお聞かせをいただければと思います。
21宮宮本和宏(自民)
ありがとうございます。
是非前向きな御検討をお願いしたいと思いますし、先ほども触れました、残念なことに、中国、ロシアは、日本がこの核物質を武器等に利用していると、そういう懸念があるという指摘をされていると、本当に事実に反することを発信しているという状況にありまして、やはり信頼性高める、その意味からも、今おっしゃった独法化、前向きに是非進めていただきたいと思います。
次に移らせていただきます。
今後、新たな型の原子炉を含めて、開発、活用を進めていくためには、原子力に係ります政策、規制、教育、研究開発、設計、建設、運営、点検、廃炉の技術開発等、様々な分…
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22
山田賢司(自民)経済産業副大臣・内閣府副大臣
お答え申し上げます。
原子力を長期的に利用していくためには、原子力人材を持続的に育成していくことが重要であります。他方、東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、新規建設の空白期間が長期化しております。こういったことにより、例えば溶接工や電気工事士など建設に必要な現場人材が減少するなど、我が国の原子力人材の基盤は弱体化しつつあります。
そのため、経済産業省として、昨年九月に、関係者から成る原子力人材育成・強化に係る協議会を立ち上げ、本年三月に方向性を取りまとめたところであります。具体的には、研修施設拡充等による技能の承継、進化、研究設備高度化等の教育研…
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23宮宮本和宏(自民)
ありがとうございます。
先ほどおっしゃっていただきました空白化の時期があったということで、本当にそれぞれの分野において人材不足がある、またその技術的な継承ができていないという課題がありまして、ありとあらゆる、その政策、規制、あと技術的な面も含めて、ありとあらゆる分野に全体として確保しなきゃいけない。その意味で政府の司令塔機能というのは本当に大事だと思っていますので、改めてでありますが、是非、経済産業省、また政府全体でしっかりとしたビジョンを持ってお取り組みいただきますようにお願い申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。
どうもありがとうございま…
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- (上の発言)
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鬼木誠(立憲)
立憲民主・無所属の鬼木誠でございます。今日もよろしくお願い申し上げます。
今日は、福島第一原発の廃炉進捗の状況、そして現状課題を中心に御質問をさせていただきたいというふうに思いますけれども、その前に一つ、今、宮本委員の方からも原子力人材の関係についての御指摘ございました。四月の当調査会の対政府質疑においても、人材の確保、育成という観点から幾人の方からか御指摘が、あるいはいわゆるノーリターンルールについての見直しの必要性等の指摘がされたところでございます。十四日付けの朝日新聞に、政府がこのノーリターンルールについて見直しをしていく、あるいはそういう動きがあるということが報道をされているところです。
申し上げましたように、私自身も廃炉をするにしても原子力人材の不足というのが大変重要な課題になっているという認識は持っておりますし、大変厳しい人材育成という現状の中で、その確保をどう図っていくのかということ、その課題と向き合うときにこのノーリターンルールというのは避けては通れない課題であろうというふうには捉えています。
ただ、原則的な物言いになるかもしれませんけれども、なぜこのルールが設けられたのかという原点に立ち返るときに、規制と推進をやっぱり明確に分離する必要があるんだという問題意識、この問題意識の大きさもまた認識をしておかなければならないのではないかというふうにも思っています。
四月の調査会においては、山中委員長の方からも、やっぱり規制庁としても積極的な議論が必要ではないかというような御答弁がなされたものというふうに理解をしているところでございますけれども、私自身は、人材育成、そして人材の確保という観点から様々な議論を行っていく、あらゆる手段を全て議論、実践をした上で、それでもなお有効な手だてが見付からないときの最後の最後の手段として議論の俎上に上げる、それがこのノーリターンルールではないかというふうにも捉えています。
決して安易な議論をなさるつもりはないというふうに思いますけれども、政府、規制委員会においても安易な議論につながることのないようなこと、そのことを是非お願いをしておきたいというふうに思います。
それでは、質問に入らさせていただきます。
三月の十一日、山中委員長が規制庁職員に行った訓示を拝見をいたしました。三月十一日を原子力規制組織に身を置く者として原点を確認する日とした上で、十五年前のあの日、私たちは、かつてこの国を覆っていた安全神話が音を立てて崩壊し、科学技術への過信がどのような惨禍を招くか、冷厳な事実を突き付けられました、私たちはあのとき何を誓ったのか、それを問い直すのがこの日ですというふうに語っておられます。続けて、中部電力の事案に触れて、不具合な真実を覆い隠そうとする沈黙は、組織を内部から腐らせ、やがては取り返しの付かない事故の火種になると、どっかのトップに聞かせてやりたいような言葉でございますけれども、そのようなこともおっしゃった。あの日の誓いを単なる儀式に終わらせてはなりません、私たちは、自らの内側にある病理を自らのメスで切り裂く覚悟を持たなければなりませんというふうに続けていらっしゃる。
本当は全部読み上げたいぐらい僕感動したんですけど、長くなるのでこれ以上は引用しませんけれども、僕は全文を通じて、規制委員会委員長としての覚悟なり決意、あるいは構えというものが十分に語られているというふうに感じましたし、職員の皆さんがどれだけ苦労をしているかというその苦労をねぎらいつつ、更に鼓舞をするというような中身の訓示ではなかったかというふうに思っています。
是非、訓示ですから、恐らく全ての職員の皆さんお聞きになっているというふうに思います。この十一日という特別な日に語られたことを、それぞれの規制庁の職員の皆さんがずっと肝に銘じながら職務に当たられることを祈念をいたしますし、是非、山中委員長にはそのトップを走っていただきたいというふうに思っています。
聞きたいのは、この訓示じゃなくて、この訓示の後に記者会見されているんですね。この記者会見の中で、事故から十五年たって、中部電力の大きな不正を含めて、事業者の安全あるいはセキュリティーに対する取組方というのが少し劣化をしているんではないかというような御認識を示されている。この委員長の問題意識について少し詳しくお聞かせをいただければと思います。
25山山中伸介原子力規制委員会委員長
お答えをいたしたいと思います。
私の三月十一日の訓示、引用していただきまして、どうもありがとうございます。職員に向けて、それぞれの職員が自律すること、それから、それぞれの職場で職員が情報や意見を共有すること、これは自律的な透明というふうに訓示の中ではお話をしたところでございます。
その日の会見の中で御指摘いただいたような発言を、私いたしました。東京電力福島第一原子力発電所の事故の教訓と反省を踏まえまして、原子力施設の安全の追求に妥協を許さないという思いで規制を行ってきたところでございます。原子力施設の安全確保に一義的な責任を持つ事業者というのは、当然…
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鬼木誠(立憲)
ありがとうございました。
委員長があえて劣化という強い言葉を使って現状の認識をお示しになった。先ほどの引用をもう一度繰り返すなら、突き付けられた冷厳な事実というのを最も重く受け止めて、常にそのことと向き合っていなければならないはずの原子力事業者が、事故から十五年たって、規制委員長から劣化をしているんじゃないかという指摘を受けるほど緩んでいるとしたら、やはりこれは大きな問題だというふうに私からも指摘をしたいというふうに思いますし、是非、劣化という言葉を使ってでも事業者の緩みを正そうとされた山中委員長の言葉について、事業者の皆さんには重く受け止めていただき…
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27宮宮崎貴哉経済産業省大臣官房原子力事故災害対処審議官
お答えを申し上げます。
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉作業につきまして御質問でございますけれども、今年に入りましても一定の進捗が見られております。
御紹介を申し上げますと、一号機につきましては、今年の一月に上部に大型のカバーの設置が完了いたしまして、今後、上部に存置されております瓦れきの撤去、これを進めていくべく準備を進められているところでございます。また、二号機につきましては、今御指摘がございました圧力容器内のカメラの調査に加えまして、使用済燃料の燃料取り出しも今年の六月から開始されているところでございます。また、三号機につきましては、こちらも…
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