そうしたら、もう一問、今のことに関連して加藤参考人にお聞きしたいんですけれども。
そうすると、この精錬過程では、レアアース泥の場合にはかなり今までのものに比べてもコストダウンということも当然起こってくるんではないかと想像されるんですけれども、そういう面が一つどうなのかということと、それから、この十一ページの一番最後にも、この設計、技術者の多くは定年を迎えていて、せっかくすばらしい今この話を聞いているんですが、ここにちょっと課題がありそうな気もするんですけど、この点についてももう少し詳しくお聞きできたらと思います。
47高高橋雅英公益財団法人中東調査会主任研究員
御質問いただき、ありがとうございます。
今、中東産ブランド、特に重質油というようなところに日本の製油所が設計されているというところですが、アメリカですと、やはりシェールオイルなどは軽質油というふうなブランドになりまして、そうしますと、日本の製油所で精製しようと思ったときには、やはり原油から取れるものが取れなくなるといったところも考えられます。例えば、重油といったところも、そこから軽質油ばかりだと取れなくなってしまうので、非常にこのブレンドの難しさというのは常に課題となっております。
そこに対して、今政府内での議論というのは私の知る限り行われていないと…
この発言のページ
48
竹内真二(公明)
ありがとうございました。
続いて、加藤参考人にお聞きしますけれども、私、やはり、今日、十一ページのところのこの精錬のところで、もう既にこうした形でラボレベルではできているんだということに大変感銘を受けております。
そして、ただ、ここでもう一度確認したいんですけれども、これ、これまでもこのレアアース泥ではないものの精錬というのが実際に行われてきて、なかなか、でも、中国にやられてきてしまっているという現状があると思うんですけれども。
ただ、今までの原料とこのレアアース泥では物が違うと思うんですね。それでもこの技術というのが生きていくものなのかということ…
この発言のページ
49加加藤泰浩東京大学大学院工学系研究科研究科長・工学部長/同研究科システム創成学専攻教授
御質問いただき、ありがとうございます。まさに重要なポイントです。
まず一つは、レアアース泥の本当に優位なところがウラン、トリウムを含まない。それに対して、今まで中国で精錬してきたのはウラン、トリウムまみれなわけですよね。それをやっぱり精錬すると、最後、非常にウラン、トリウム含んだ残渣物が出てしまう。それがレアアース泥の場合全く出ませんので、そこが本当に優位なところであると。
それと、技術的には、レアアースって十七元素の集まりで、その元素を一個一個分けていくという技術がやっぱり非常に、高メタル化とか、いろいろなメタル化技術というところで、元々日本はそう…
この発言のページ
- (上の発言)
50
竹内真二(公明)
そうしたら、もう一問、今のことに関連して加藤参考人にお聞きしたいんですけれども。
そうすると、この精錬過程では、レアアース泥の場合にはかなり今までのものに比べてもコストダウンということも当然起こってくるんではないかと想像されるんですけれども、そういう面が一つどうなのかということと、それから、この十一ページの一番最後にも、この設計、技術者の多くは定年を迎えていて、せっかくすばらしい今この話を聞いているんですが、ここにちょっと課題がありそうな気もするんですけど、この点についてももう少し詳しくお聞きできたらと思います。
51加加藤泰浩東京大学大学院工学系研究科研究科長・工学部長/同研究科システム創成学専攻教授
どうもありがとうございます。
まさにコスト、今までコストに掛かっている部分が、例えばアメリカとかでなかなかできないのはウラン、トリウムの処分の問題がどうしてもあるんですよ。だから、それがない分、コストダウンには当然つながります。
それともう一つは、今お話しいただいたように、今技術者の多くが定年を迎えつつあって、私たちはこうした人たちの技術はやっぱり継承すべきだというところを非常にある意味では心配しているし、そこをしっかりやってほしいなと、政府にはそこをやっていただきたいというふうに思っております。
以上です。
この発言のページ
52
竹内真二(公明)
ありがとうございました。
続いて、有馬参考人にお聞きします。
まず、私も実はさきのブラジルでのCOP30の方に院を代表して、実は一人でですけれども、行ってまいりました。政府交渉とは全く違うところで参加しているんでありますけれども、ちょっと有馬参考人から、COP30にも参加されたということで、このCOP30というものの今回の少し概略的な総括と、それから次のCOPに向けて何か見解がありましたらお聞きしたいと思います。
この発言のページ
53有有馬純独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構特命参与
ありがとうございます。
COP30で非常に争点になったのは、まず先進国側が中国、インドを含めた新興国、途上国に対して、野心レベルの引上げにつながるようなある種のプロセスをつくるべきだということを主張したのに対して、こういった途上国、新興国は、パリ協定というのは元々自主的な目標設定を旨とする枠組みなんだから、そんなお尻をひっぱたかれるようなものをつくるのはごめんだということを言ったのが一つの争点です。
それからもう一つは、逆に途上国の方が、先進国が資金を援助するのはこれはパリ協定上の義務なのであるから、その義務をどうやって履行するかという作業計画を作る…
この発言のページ